美容師が転職を考える理由は3選|人材が集まる美容サロンの事例もご紹介!

今、美容室は全国に25万件あると言われている中で、深刻な人手不足を抱えているサロンも少なくありません。美容室の店舗数は増加傾向にありますが、美容学生や現役美容師は減少傾向にあります。

美容師は、多くの人が専門学校を2~3年間通い、20歳前後で就職することが多い業界です。このご時世「手に職」という面で人気はありますが、一時期の美容師ブームが去り、少子化であると共に現役で美容師を続けている人は少なくなってきました。

ここでは、「人材不足」という課題に直面している美容室オーナーに向けて、美容師が転職する理由をピックアップし、人材の流出を防ぐ・または人材が集まってくるには、どのような経営戦略を行っている美容室があるのかを探ってみたいと思います。

目次

美容師が転職を考える理由は大きく3つある

美容師は国家資格ですので、一度試験に受かれば永年美容師をすることは可能ですが、美容師そのものをやめてしまう「離職率」の高い職業でもあります。

転職する時は、

① 美容師を辞めて、他の業界に転職する

② 他の美容室で働く

に分かれると思います。有資格者を大切にできる業界でなければ、資格・技術を持った美容師達は、他の業種へ転職してしまうかもしれませんよね。

現状への不満が「転職したい」という想いを駆り立てます。

どのような不満があるのでしょうか?

1. 給与・休日に対する不満

一般労働者の平均年収は307万円ですが、美容師が含まれる生活関連サービス業の平均年収は259万円。美容師・理容師の給与は全体平均より低い傾向にあります。

また、休みも週休2日制を導入しているサロンも増えてきましたが、年間休日でいうと労働基準法の最低ライン105日程度が平均といった所でしょう。一般業種よりもやや少ない印象です。

「休みが少なく、低賃金」では永く続けていくのは難しいと考えるのも無理はありません。

30代~40代ともなると、家庭を持ち子供を育てる世代には、経済面でも休日面でも、現実的ではないので離職してしまうケースも少なくないでしょう。

折角の一生の資格である美容師免許を持っていて技術を習得しても、プライベートを楽しめなかったり、犠牲にしてしまっては、仕事への影響もプラスには働きませんよね。

社会の「働き方改革」にならって、労働環境の改善は多くの美容師が望んでいるといってもいいと思います。

2. アシスタント期間が長く、求められるスキルが高い

多くのサロンでは、アシスタント期間・下積み期間が設けられていて、一人の担当者としてお客様に接することができるのは数年かかることが多いでしょう。

また、流行りすたりがある業界ですから、「常にトレンドを意識」したり、「新しい技術を吸収」していかねばなりません。

一度、体得した基礎技術は大切な基盤となりますが、薬剤や美容機器などは常に進化し、知識や技術は鮮度のいいものをお客様に提供できなければ、失客してしまうことに繋がるため、慢心することなく研鑽する必要があるのです。

技術の習得にはある程度の時間を要しますが、学ぶ環境も整えることで過度の疲労やストレスにならないようにできるといいですね。

3. 健康上、年齢と共に続けられるか不安

例えば怪我をしてしまったら?手が使えなくなってしまえば、美容の仕事はできないことばかりです。腱鞘炎などは職業病とも言われています。また、老眼や緑内障などの目が見えないなども細かい作業やカラーリング技術には致命的になってしまいます。

一番多いのは、「手荒れ」でしょう。薬を塗りながら続けている美容師たちも多いですが、過度に荒れてしまう人は、離職してしまうこともあるでしょう。

身体的な不安要因によって美容師を続けられなくなるのは、不本意であり無念ですよね。でも得た経験や知識を美容の世界で活かすことはできるはずです。

美容師としてのプレイヤー以外でもキャリアを積み重ねられるステージを示すことができれば、働く人にとって選択肢も広がり、独立・フランチャイズ化・幹部など将来への不安を払拭し、希望が持てれば業界の活性化へと繋がると思います。

美容師が集まるサロンの共通点は?美容師から人気美容室の事例を3つ紹介!

転職、離職、人材の流失の課題を多くのサロンが抱えている中で、その声に耳を傾け、労働環境の改善に取り組んでいる企業を紹介します。

1. 高収入・有給消化率100%のサロン|株式会社ハピネス

2002年に創業以来25店舗を経営しているサロンです。初任給はなんと20万という高水準。また、20代~40代の平均年収も380万円と一般労働者の平均年収よりも高い水準となっています。

https://www.instagram.com/p/CQdHSD8NoBn/?utm_source=ig_web_copy_link

有給消化率100%で、月に1度の公休日以外のお休みがとれる所も魅力的ですね。数字で見るだけでも、働いていく上での安心感や安定感が感じられます。

アイラッシュやアイブローなどトータルビューティーが学べる環境や、研修用のサロンがあるなど、教育環境も整っているようです。

https://www.instagram.com/p/CQfsPyVNp0x/?utm_source=ig_web_copy_link

働き生活していくのに、実績のある安心できる環境は、求職者にとって分かりやすい指標となり、人が集まってくる要素と言えるでしょう。

2. アカデミー制度で教育は効率的かつ有意義に|有限会社美容室クラフト

1997年創業の美容室クラフトは、海外を含む9店舗を経営しているサロンです。

特徴的なのは、教育においてアカデミー制度を取り入れている所です。入社後6ヶ月間は平日3日研修、土日は配属店舗での実践と効率的に、そして有意義に技術の習得が期待できます。

アシスタントは月2万円で社員寮を借りられるほか、アカデミー期間中は、社員寮も無料になるなど、サポート面も手厚いです。

https://www.total-beauty-craft.com/academy

また、キッズルームを併設・運営するなど、お客様やスタッフのお子様たちの一時預かりも行っているようです。その為の保育士や小学校教諭の免許を持ったスタッフを雇うなど、事業も広がりがありますね。

子供を育てているママ美容師やパパ美容師は、保育園に預けられなくても仕事を続けることができるのは、将来の安心感に繋がります。

アシスタント時代は学びやすい環境があり、スタイリストとして働き盛りのころ、家庭を持ってからも安心して働ける環境を整備していることは、美容師として永く働くことができる環境と言えるでしょう。

3. 美容師以外のスキルも磨く|株式会社and KAITO

2017年設立でコンサル&WEBマーティングの会社を経営している会社ですが、2023年に新しく美容室を開業するようです。ここは、スタイリストのみの募集のようですが、新しい美容師の在り方を掲げています。

https://www.instagram.com/biyoushi_consulting/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

それは、美容師プレイヤー以外で収入の柱を増やすこと。美容師は楽しくて素敵な仕事であるとしつつも、「美容師(1):お客様(1)」の形態では利益率が低く改善しにくいと考え、知識集約型の収入(複業)を勧めています。知識集約型とは、成果に対して収入が増えるため、1対多でのビジネスが成り立つとのこと。そのような形でハイブリットに働くことを経営の柱とし、求人を行っているようです。

https://www.instagram.com/and._recruit/

美容師とWEBマーケティングを合わせた働き方は、また新しいスタイルです。美容師を軸に、他方面に向けたスキルを習得できることは他にはない強みとなりそうです。

人が集まるサロンに!

美容師は、楽しくてやりがいもあり、華やかな仕事です。半面、労働環境の厳しさや技術の研鑽など、大変な部分があるのも事実です。

ですが、今では美容師を長く続けられる仕組みを作ろうと取り組んでいるサロンも増えてきました。業界全体での人材不足は、深刻な問題になってしまいますよね。

「美容師は楽しいけど大変」が当たり前だった時代から変わりつつあると思います。

問題点をひとつひとつ解消し、本当の「一生の仕事」として美容師を続けられれば、「美容師になりたい」という若者層も増えていくのではないでしょうか。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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この記事を書いた人

abie hair在籍。株式会社カプラスの採用担当として、企業説明会や学校訪問など採用活動の全般に携わってきた経験を活かして、美容室採用のノウハウを配信していきます。

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