美容室の人材不足の解決案!応募率をあげるには①助成金制度を活用し職場改善に取り組む

美容室もしくは理容室は、他の業種と比べて最も店舗数の多い業種です。全国に約25万件~27万件あると言われ、2位以下の「貸家業」や「歯科医院」などを10万件以上突き放してのダントツの差となります。そんな中、少子化であることも相まって、人材不足は深刻ですよね。本記事では、人材不足の原因を考え、その解決策を模索していきたいと思います。

目次

美容室で人材が不足する原因4つ

1. 求められるスキルが高い

美容師は、国家資格を有していないと「人の髪を切る」ことは出来ません。また、美容師の仕事はカット以外に、パーマ・カラー・シャンプー・マッサージなどそれぞれ一日一夜では習得できない技術ばかり・・・そして正確な薬剤知識や、最新の技術など、常に知識をアップデートする必要があります。

技術を体得するのも、知識を得るのも、多くのサロンでは2~5年はかかるといわれているので、その長期に渡るアシスタント期間に、心折れてしまう者も少なくありません。

2.労働環境が過酷

アシスタント時代は、朝練や夜練が毎日あったり、モデルなどの人頭での経験は夜の遅い時間まで練習している日もしばしば。また、忙しい日にはお昼休憩もとれない場合もあります。

毎日の多忙さにより、心身が疲弊して離職してしまうのかもしれません。

3.給与などの待遇面に不満がある

美容師の平均年収は259万円。一般労働者は307万円と言われていることから少々低い傾向にあります。また、休日の面では週休二日制としても、各月にある祝日などは換算されないことも多いので平均で労働基準の105日が平均といった所でしょう。土日祝日休みの一般企業から比べると、やや少ないと言えるでしょう。

30代、40代になるにしたがって、家庭や所帯を持つと掛かる生活費や子供の教育費など、また学校行事への参加などは土日が多いことから、よりよい職場環境・職種ヘの転職を希望する人も少なくありません。

4. 手荒れや腰痛など身体への負担

深刻な身体への負担としては、「手荒れ」に悩まされる美容師は多くいます。美容師になってから、薬剤などのアレルギーを発症する人も稀ではありませんが、美容師の仕事が好きという想いから皮膚科に通うなどして、続けている人も多いですよね。ですが、あまりに負担が大きいと、離職に繋がる要因にもなりえます。立ち仕事であるため、シャンプーなどの姿勢により、「腰痛」を抱える人も同じです。

応募率を上げるには、国の制度を理解する|美容室が活用できる助成金3選

まず職場環境を整えるという意味で、「助成金制度の活用」に目を向けてみるといいかもしれません。

目的に応じて助成金が支給されます。どのような活用方法があるか見ていきます。

1.非正規雇用スタッフの正社員雇用促進のための助成金『キャリアアップ助成金』

いわゆる非正規雇用の労働者のキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取り組みを実施した事業主に対して助成する助成金です。美容室で働く労働者の意欲、能力を向上させ、事業の生産性を高めて優秀な人材を確保するために役立つ助成金となります。

① 有期雇用 から正規雇用に→1人当たり57万円(生産性の向上が認められれば72万円)② 無期雇用 から 正規雇用に→1人当たり28万5,000円(生産性の向上が認められれば最大36万円)※①、②を合わせて、1年度1事業所当たりの支給申請上限人数は20人まで

2. 美容室スタッフのスキルアップを促進のための助成金『人材開発支援助成金』

人材開発支援助成金は、労働者に対して職務に関連した専門的知識や技能獲得のための訓練等を実施した場合や、育成に向けた制度導入を行った事業者に交付される助成金です。アシスタント教育を充実させるのに活用できそうですね。

3.家族を持つ美容室スタッフを支える経営者向けの助成金『両立支援等助成金』

両立支援等助成金は、職業生活と家庭生活が両立できる“職場環境づくり”を行う事業主を支援する制度です。美容室で働くスタッフが育児や介護などの事情で仕事を続けられないときに、育児休業や介護休業を取得した後でもスムーズに美容室の現場へ復帰できる支援を行うことで、優秀な人材の離職防止に繋がります。

働きやすい環境を作ることは、「人が集まる店」になる第一歩!

助成金が出ることで、産休育休などの制度を拡充したり、練習時間を営業時間内に組み込んで教える側・教わる側にもメリットが出るような仕組みを作り、環境改善に取り組んでみましょう。スキルアップや両立支援などは、アシスタント・女性美容師にとっては、ぜひとも活用したい制度ですよね。しっかりと理解して、安心して働ける環境作りは、良い人材確保の第一歩です。

美容師の採用戦略
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この記事を書いた人

abie hair在籍。株式会社カプラスの採用担当として、企業説明会や学校訪問など採用活動の全般に携わってきた経験を活かして、美容室採用のノウハウを配信していきます。

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