【ヘアメイク師®︎インタビュー】美容業界の働き方改革 #2飯田梨沙

ヘアメイク師とは、美容師とヘアメイクアーティスト、双方の働き方を両立した職業の総称です。

「働き手が不足している美容室」と、「環境や体制が整備されていないがためにヘアメイク関係の仕事に就けない求職者」を結びつける事業として発足され、全国のサロンでヘアメイク師という働き方が導入され始めています。会社の体制として、美容師としてもヘアメイクアーティストとしても働ける環境が整えられており、安定した集客と制度のもと働くことができるのが特徴でありメリットです。

今回は、ヘアメイク師という働き方に共感し、美容師とヘアメイクの二足の草鞋でキャリアアップを果たした飯田さんにインタビューしました。似て非なる2つの職業を両立する難しさや、ヘアメイク師の魅力について教えていただきます。

目次

<ヘアメイク師>飯田さんのプロフィールと経歴

美容専門学校卒業まで地元鹿児島県で暮らし、東京の美容室への就職を機に上京。新卒で入社したサロンにて美容師スタイリストとしてのデビューを果たし、充実したサロンワークの日々を過ごしていましたが、自身の成長や今後について見据え、新たなキャリアステップのためヘアメイクスクールに通い始めます。

一会社員ではなく、本当の意味で自分の実力が試されるヘアメイクアーティスト兼、美容師としてフリーランスでの活動を視野に動き出したとき、弊社のヘアメイク師の取り組みを知る機会が。ご縁があって、2022年9月から株式会社カプラスに所属するヘアメイク師として活動の幅を広げています。

Q1.美容師を目指したきっかけと、ヘアメイクの道にも挑戦した理由を教えてください。

A.小さい頃から、人の髪を結んだりするのが好きで、美容師を目指しました。美容学校を卒業する時には、ヘアメイクにも興味を持っていた事から、挑戦できるうちに美容師以外の仕事にも挑戦してみようと思いました。

Q2.インタビュー記事を拝見したところ、美容師スタイリストとしてのキャリアが確立していた中でのヘアメイクへの挑戦だったとありました。美容師とヘアメイクを両立して働くことの難しさを感じることもあったと思います。就職先の有無や環境、体制など含めて、どんなところで業界の課題を感じましたか?

A.ヘアメイクのみの仕事は、たくさんありましたが、美容師としての仕事も捨てきれなかった為両立できる場所を探した所、ほとんどありませんでした。もちろん、個人として両方をされているヘアメイク師もいらっしゃいますが、サロン予約の調整等難しい所も多いと思います。今abie hairがヘアメイク師の教育を行っているように、会社でヘアメイク師が増えていくと、働き方改革にもなっていくのでは無いかと思います。

Q3.美容師とヘアメイク、双方の働き方を両立するヘアメイク師という職業が新たに発足しました。今までの業界の課題も踏まえて、ヘアメイク師のどんな点が魅力や価値だと感じますか?

A.ヘアメイクさんが美容師免許必須の職業にもかかわらず、美容師の仕事ができない方がとても多く、免許がもったいないなと感じています。両方の仕事を経験することで、視野も広がり、今後の選択肢も増えていくことが魅力であり価値だと思います。

Q4.ヘアメイク師を含め、美容師×◯◯という働き方ができる環境が会社として整っていることで、今後どんな可能性があると思いますか?

A.生涯美容師の方も沢山いらっしゃると思いますが、美容師×ヘアメイクやカメラマン、Webライターなどしていくとこで、ライフスタイルに合わせた働き方が出来たり、手荒れなどで美容師を諦めざるを得なくなった人などにも、会社に所属したまま、いろいろな選択肢が増えていくと思います。

ヘアメイク師を全国に

第2回目のヘアメイク師インタビューは、美容師スタイリストとしてのキャリアを続けたまま、ヘアメイクアーティストとしての活動にも取り組み始めた飯田梨沙さんでした。美容師とヘアメイクの両立を実現するヘアメイク師の働き方は、全国のサロンに導入され始めています。ヘアメイク師についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのホームページをご覧ください。

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。最大手美容学校グループの国試対策の全国模試において、トップの過去実績あり。行動と同時に頭で考える思考派。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信。

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