【ヘアメイク師インタビュー】入社2年目にして第一線で活躍 #1 尾亦真渚海

ヘアメイク師とは、美容師とヘアメイクアーティスト、双方の働き方を両立した職業の総称です。

「働き手が不足している美容室」と、「環境や体制が整備されていないがためにヘアメイク関係の仕事に就けない求職者」を結びつける事業として発足され、全国のサロンでヘアメイク師という働き方が導入され始めています。会社の体制として、美容師としてもヘアメイクアーティストとしても働ける環境が整えられており、安定した集客と制度のもと働くことができるのが特徴でありメリットです。

今回は、ヘアメイク師の一期生として第一線で活躍する尾亦真渚海(おまたまなみ)さんにお話を伺いました。

目次

<ヘアメイク師>尾亦真渚海のプロフィール紹介

足利デザイン・ビューティー専門学校を卒業後、株式会社カプラスに入社。サロン事業部・ヘアメイク事業部・メディア事業部に所属し、美容師アシスタントをはじめ、ヘアメイクアーティスト、webライター、インフルエンサーなど幅広く活動中。

【活動実績】

  • 埼玉県川口市成人式ヘアメイク
  • ファミリーフェス ヘアメイクアシスタント
  • 東京電波女子 ヘアメイクアシスタント
  • TOKYO LOVE STORY (香港リメイク映画)ヘアメイク

Q1.簡単に自己紹介をお願いします。

株式会社カプラスの尾亦真渚海です。美容室「abie hair」では、美容師アシスタントとして働いていて、ヘアメイクの現場ではスタイリストとして出させて貰ってます!入社して2年目です。

Q2.カプラスに入社して2年目の現時点までで、どんなヘアメイクの現場がありましたか?また、その中でも一番印象に残っている撮影現場での出来事やヘアメイク内容を教えてください。

今まで参加したヘアメイク現場は、大きなものだと成人式や、音楽フェス、地上波テレビ、映画・ドラマの現場などがありました。入社してまだ2年目にもかかわらず、映画やドラマ、フェスなどの現場にスタイリストとして入り、画面で見ていた芸能人の方にヘアメイクをすることもあるので、一つ一つの現場が印象深く残っています。

その中でも特に印象に残っている撮影現場は、昨年の6月後半から8月前半にかけて参加した、香港の映画のヘアメイクです。約40日間の長期の撮影というだけでなく、それまでアシスタントとしてしか現場に入ったことがなかったため、スタイリストとして撮影に参加するということにもとても緊張しました。

衣装さん以外のスタッフは、みんな香港の方。細かいニュアンスを伝えることは日本語でさえ難しいのに、通訳された言葉の中から監督達が言わんとするヘアメイクのイメージを汲み取ることが、逃げたくなるくらい苦戦する壁でした。

しかし、撮影が進むにつれてお互い仲良くなり、コミュニケーションが円滑に取れるまでになって、撮影も無事に終えられました。ヘアメイクの技術はもちろんですが、他の現場では経験できない様々なことを学んだ撮影だったので、特に印象に残っています。

Q3.美容師アシスタントとして得た経験がヘアメイクの現場で活きたり、ヘアメイクの現場で得た経験が美容師アシスタントとして活きたりした出来事はありますか?また、それはどんな出来事でしたか?

アシスタントの経験が現場で活きたことは、気遣いです。サロン内では、美容師スタイリストさんが今何をして欲しいのか、なにを求めてるのか。お客様が困ってないかなど、色んな気遣いをする場面があります。この気遣いが、ヘアメイクの現場ではとても活きました。

例えば、俳優さんが初めての撮影現場で緊張しているのを察して、なるべく雰囲気を和らげるように話すようにしたこと。女優さんが気にしているところに気づいてメイクで補正してあげられるようにすること。これらの察して気遣うという行動は、普段サロンで働いているからこそ身についたと思います。

逆にヘアメイクの現場で得たことは、コミュニケーション能力です。撮影期間が長い現場だと、スタッフ同士のコミュニケーションが大事になります。そこで培ったコミュニケーション能力で、サロンでもお客様と自然と会話ができるようになりました。

Q4.サロンと撮影現場の両方を経験してから3年が経とうとしていますが、入社当時と比べて成長したと感じるところは、どんなところですか?

入社前は挑戦することが苦手でした。しかし、入社したばかりの1年目からいろんな現場に参加する機会をいただいて、今までしたことも無いような経験がたくさんできました。怖いもの知らずとまではいきませんが、入社当初と比べたらそのくらい挑戦することが怖くなくなり、むしろ今ではたくさんの事に挑戦したいと思っています!

Q5.ヘアメイク師(美容師×ヘアメイク)として、今年度挑戦したいことを教えてください。

企業説明などで知り合う学生さんや、専門学校の後輩などと話をしていると、美容師もヘアメイクも両方やりたいという私みたいな欲張りさんが結構いるので、まずは「ヘアメイク師」という名前を広めていきたいです。そして、去年よりも多くのヘアメイク現場に行って、業界の中でも特別なヘアメイクさんの存在を知ってもらいたいです。

ヘアメイク師を全国に

第1回目のヘアメイク師インタビューは、入社2年目にして幅広く活躍している尾亦真渚海さんでした。美容師とヘアメイクの両立を実現するヘアメイク師の働き方は、全国のサロンに導入され始めています。ヘアメイク師についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのホームページをご覧ください。

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。最大手美容学校グループの国試対策の全国模試において、トップの過去実績あり。行動と同時に頭で考える思考派。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信。

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