美容師とメイクアップアーティストの両立|最短でプロデビューできるヘアメイク師®︎とは

ヘアメイクに興味を持っている美容学生さんへ。本記事では、美容師とヘアメイクアップアーティストを両立した働き方、「ヘアメイク師」についてご紹介します。どちらの夢も諦めずに働けるヘアメイク師の魅力や働き方、必要な資格などなど詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

ヘアメイク師とは?美容師×メイクアップアーティスト

ヘアメイクアーティストになることを夢見て美容学校に進学後、いざ就職活動が始まってみると、就職先の選択肢が少ないことに驚いた方も多いのではないでしょうか。ヘアメイクさんになりたくてヘアメイクを学んだはずなのに、美容室に就職する選択しかないのか…とお悩みの方にご紹介したいのが、ヘアメイク師という働き方です。

ヘアメイク師とは、美容師とヘアメイクアーティスト、双方の働き方を両立した職業です。

「働き手が不足している美容室」と「環境や体制が整備されていないがためにヘアメイク関係の仕事に就けない求職者」を結びつける事業として発足され、全国のサロンでヘアメイク師という働き方が導入され始めています。会社の体制として、美容師としてもヘアメイクアーティストとしても働ける環境が整えられており、安定した集客と精度のもとに働くことができるのが特徴でありメリットです。

今までのヘアメイクアップアーティストのなり方

「ヘアメイク師」は、美容師国家資格の取得を目指しながら、メイクアップアーティストとして働く夢を持ったヘアメイク科の学生さんに、今一番オススメの働き方です。「美容師」でもなく「メイクアップアーティスト」でもなく、どうして「ヘアメイク師」をオススメするのか。まずは、今までのメイクアップアーティストになるために、どんなことが必要だったのかみていきましょう。

1. ヘアメイク事務所に就職するには◯◯が必要

ヘアメイク科に所属している美容学生さんは、テレビや映画、雑誌の撮影などに関わるメイクアップアーティストを目指している方が多いのではないでしょうか。そういったお仕事をするには、制作会社からのヘアメイク依頼を受ける事務所に就職するのが自然です。

しかし、美容学校卒業後、すぐにヘアメイク事務所に就職できるかというと、なかなかそうはいきません。ヘアメイク事務所や現役ヘアメイクアーティストのアシスタントとして働くためには、美容室で3年以上働いた経験を必要とするところがほとんどです。そのため、新卒でヘアメイク事務所に入社することはできず、まず美容室に就職して美容師経験を積むことからキャリアをスタートします。

2. 美容室に就職!目指せスタイリストデビュー

夢のメイクアップアーティストになるには、美容室での勤務経験が必要ということで、一旦美容師を目指すことになりました。では、サロンに就職して美容師になるには、どんなことをする必要があるのでしょうか。美容師免許を得てサロンに就職したら、まず、美容師アシスタントとして働くことになります。

アシスタントの役割は、美容師スタイリストの技術のお手伝いや掃除などの雑務をこなすことです。サロンによって異なりますが、約1年から3年をかけて、技術の練習や接客スキルを身につけたのち、ジュニアスタイリストの期間を経て、やっと一人前の美容師としてデビューすることができます。

3. デビュー前に美容師を辞める人が続出!?

ヘアメイク事務所に就職するには、美容師としての経験が必要…。ヘアメイク事務所への就職の条件をクリアするためにサロンに就職したはいいものの、美容室では美容師になるための技術しか教えてくれません。

好きなヘアメイクの仕事はなく、日々デビューのための練習に追われるため、外部のヘアメイクスクールに通う余裕すらありません。そして結局、美容師とヘアメイク、やりたいことの不一致によって、仕事を辞めてしまう人がたくさん増えているのです。

4. なんとか美容師デビューしたけどヘアメイクの仕事ができない…

中には美容師として諦めずに頑張って、無事スタイリストデビューを果たす人もたくさんいます。しかし、スタイリストデビューを果たしたからといって、そうそうにヘアメイク事務所に転職できるかと言ったら、そんなこともありません。

美容師として一人前に働けるようになる頃には、自分を指名してくれているお客様もいますし、また一からヘアメイクの技術を学び始めてプロを目指すにも時間がかかります。なかなか転職できずに、そのまま美容師として働いているというスタイリストさんが、たくさんいらっしゃるのが現実です。

ヘアメイク師の働き方!美容師にもメイクアップアーティストにもなれる!

今までのメイクアップアーティストを目指す道のりについてご紹介しましたが、どう感じましたか?時間も気力も必要で、最終的にはヘアメイクの道を諦めて、美容師一本の働き方をしている人もいるということでした。そんな従来の常識を覆す働き方が、ヘアメイク師です。ヘアメイク師とはどんな働き方をするのか、ご紹介します。

1. まずは美容室に就職

ヘアメイク科卒業後にまず、ヘアメイク師の育成活動に参加している美容室に就職をします。ヘアメイク師の育成活動に参加している美容室は、美容師スタイリストを目指すカリキュラムと、ヘアメイクアーティストを目指すカリキュラムの両方が整っています。

2. 美容師アシスタント期間を使ってヘアメイク技術も習得

スタイリストデビューするために修行を積む美容師アシスタント期間中に、ヘアメイクアーティストの技術を同時進行で習得します。従来のメイクアップアーティストのなり方では、一人前の美容師スタイリストになるまでに約5年、ヘアメイク技術を習得するために約1〜2年と、合計7年ほどかかっていました。しかし、ヘアメイク師育成のカリキュラムは、アシスタント時代に2つのカリキュラムを並走させるため、最短でのプロデビューを目指せます。

3. 夢のヘアメイク師デビュー!広がる仕事の選択肢

ヘアメイク師としてデビューを果たせたら、美容師としてもヘアメイクアーティストとしても働けるようになります。自分がどちらの働き方に重きをおきたいかによって、予約の調整や依頼の受け入れの比重を変えることも可能で、好きなことを目一杯楽しめるのがヘアメイク師の魅力でしょう。

ヘアメイク師の活躍の舞台

ヘアメイク師の活躍の舞台は、美容室でのアシスタントとしての活躍と、ヘアメイクアーティストとしての現場での活躍があります。

美容室では、アシスタントとしてシャンプーやドライ、カラーのヘルプなどの技術的なアシストや、掃除や洗濯などの雑務があります。また、技術の習得具合によって、お客様からフルメイクやポイントメイク、ヘアセットなどのヘアメイクの指名を受けることもあるでしょう。

ヘアメイクアーティストとしては、ドラマや映画の撮影に参加したり、YouTubeなど動画配信に出演・施術したりする現場があります。他にも依頼があれば様々な撮影現場に参加することになるでしょう。

ヘアメイク師に関するよくある質問

ヘアメイク師についてよくある質問にお答えします。

ヘアメイク師とは?

美容師とヘアメイクアーティスト、どちらも兼務する働き方です。

ヘアメイク師になるには?

美容師国家試験に合格し、ヘアメイク師育成カリキュラムがあるサロンに就職しましょう。

ヘアメイク師の仕事内容は?

普段は美容室のアシスタントとして働きます。ヘアメイク依頼がある場合には、ヘアメイクアーティストとして現場に赴きます。

ヘアメイク師の給料・年収は?

基本は、就職したサロンが定めているお給料が手元に入ります。ヘアメイク現場があり残業代が発生する場合もあります。美容師アシスタントの月収の相場は15万〜20万円です。

ヘアメイク師に必要な資格は?

美容師免許が必須です。

ヘアメイクアーティストを目指すなら、ヘアメイク師がおすすめ!

ヘアメイク師についてご紹介しました。従来のヘアメイクアップアーティストの長く厳しい道のりから、ヘアメイク師という若い世代から輝ける仕組みへと変化してきました。ヘアメイク師さんは、美容室に就職している正社員のため、福利厚生などの待遇や保障がしっかりしているのもポイントです。ぜひ、将来の参考にしてみてください。

ヘアメイク師の活動について、もっと詳しく知りたい方は、株式会社プアラまたは株式会社カプラスまでお問い合わせください。

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。最大手美容学校グループの国試対策の全国模試において、トップの過去実績あり。行動と同時に頭で考える思考派。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信。

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