【美容師×ヘアメイク】現役のヘアメイク師®︎がみんなの質問に答えてみた

美容師やヘアメイクアーティストについて詳しく知りたい方へ。本記事では、現役で活躍するヘアメイク師(美容師×ヘアメイク)のLinnaさんが、美容師やヘアメイクアーティストに関して寄せられた質問に回答した内容をまとめています。将来、美容師やヘアメイクアーティストになりたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

【ヘアメイク師】Linnaのプロフィール

トリプルスクールを経て18歳で美容師免許取得。美容師とヘアメイクアーティストの両立を図りながら、全国の美容学校やサロンを巡り、同世代の視点から新たなヘアメイクアーティストのあり方を啓蒙中。約5,000人のフォロワーに向けて、YouTubeやInstagramを通じて美容情報を発信するインフルエンサーとしても活動しています。

【Q&A】教えてLinnaさん!

ヘアメイク師として全国を周り、多くの美容関係者さんや美容学生さんと繋がりを持つLinnaさんのInstagramのストーリーにて、美容師やヘアメイクアーティストに関する質問を募集しました。LinnaさんがYouTube動画で回答した内容をまとめていますので、気になる情報をピックアップして参考にしてください。

美容師になろうと思った理由は?

私が美容師になろうと思った理由は2つくらいあって、まず1つ目の理由が、身内に美容師が多かったからです。父と祖母と叔父が美容師をやっていて、祖母に関しては着付け師の資格も持っていました。一般の家庭で「サラリーマン」が普通の感覚であるように、小さい頃から「美容師」という職業が身近にあって、自然と美容業界の道へと導かれたと思います。

そして2つ目の理由が、ずっと大好きなアーティストがいて、ヘアメイクさんだったらお近づきになれるのではないかというミーハーな理由です(笑) あとは、中学3年のころに初めてメイクをして、楽しさに気づいたことも理由として挙げられます。周りの友達はまだあまりメイクをしていなかったので、「メイクすごい!」と言ってもらえることが嬉しかったです。

ヘアメイクさんに必要な資格は?また、持っていたら活きる資格はありますか?

美容師免許は絶対にあったほうがいいと思います。やはり髪の毛も触る仕事なので。製作者さんも、モデルさんも、美容師免許を持っているヘアメイクさんと持っていないヘアメイクさんだったら、美容師免許を持っているヘアメイクさんの方に依頼すると思うんです。資格を有しているということは、信頼や安心にもつながることなので、持っていることに越したことはないと思います。

【りんなが持ってる資格】

  • 化粧品検定
  • パーソナルカラー検定
  • サービス接遇検定
  • 眉毛検定

メイクアップアーティストは、ヘアもできないとダメ?

できたほうがいいと思います。メイクしかできないとなると、制作側はヘアをできる人ももう1人依頼しないといけなくなるので、ヘアとメイク両方できる人に依頼したいですよね。撮影現場によっては「ヘアのみ」「メイクのみ」という片方だけのオーダーもありますが、両方できた上で対応すればいいことだと思うので、両方の技術を身につけておきましょう!

りんなさんがヘアメイクにかける時間は?

自分のメイクの時は、朝あまり時間がないので、20〜30分くらいです。

モデルさんへのヘアメイクは、例えば成人式などはスケジュールがタイトなので、ヘアとメイク両方合わせて30分くらいです。

他のヘアメイクの現場は基本的に1時間くらいの時間をもらえます。大体ヘアとメイクそれぞれ30分くらいずつかけますが、ヘアセットが簡単なオーダーだった時はメイクの方に時間をかけたり、モデルさんの状態に応じてスキンケアに時間をかけたりなど、もらった時間のなかでも調整をしながら作業します。

ヘアメイクをしていて楽しいと思う時はいつですか?

モデルさんご本人からメイクを褒めていただくことももちろん嬉しいですが、私が特にヘアメイクをしていて楽しいと思うときは、メイクを施術したモデルさんが、周りの人から褒められたと喜んでいる姿を見た時です。自分がメイクをしたモデルさんが、周りから見ても可愛いと言ってもらえるのはすごくやりがいを感じます。

好きなアーティストのビジュアルを見て、かっこいい・可愛いと感じることがあるように、自分がヘアメイクに携わったモデルさんが、自分のヘアメイクによって誰かにかっこいい・可愛いと思ってもらえるのって凄く幸せなことだなと思います。

芸能人のヘアメイクをするのに、芸能人のヘアメイク事務所がありますか?

あります!

ヘアメイク一本でお仕事をするのは難しいですか?

ヘアメイクのお仕事ってキラキラして見えますが、実際は体育会系みたいな感じで大変な面も多いんですよね…。仕事依頼の量に関しても時期によってすごく波があって、安定しないのが現実です。ヘアメイク師という美容師とヘアメイクアーティストの両立であれば、ヘアメイクの現場がなくても美容師としてお仕事ができるので、お給料面の不安定さが軽減されます。

また、常に手を動かせるので訛ることがないですね。少しの間メイクの現場を離れても、美容師として手を動かせる環境があることで、現場に復帰した時の安心感がありますね。

ヘアメイク師のポイントまとめ

Linnaさんの回答の中にもあったヘアメイク師について、ポイントをまとめました。

ポイント1. 美容師とヘアメイクアーティストの両立ができる

フリーランスで美容師とヘアメイクアーティストを両立している人もいますが、仕事の受注や給料を安定させるのはかなり難しいことです。会社組織に所属しながら両立を図ることによって、美容師としての集客とヘアメイク依頼を安定させられるのは、大きなメリットと言えます。

ポイント2. 入社1年目から現場の経験ができる

まず前提として、ヘアメイク事務所に就職するためには美容師経験が求められます。「ヘアメイク事務所に入るために美容師経験を作る3年間」や「美容師スタイリストデビューしてからヘアメイクに移行するまでの年数」を短縮して、最短でプロになれるのがヘアメイク師の強みです。

ポイント3. 将来の選択肢が増える

ヘアメイク師3年目は、美容師としてスタイリストデビューができ、ヘアメイクとして様々な現場経験や技術習得ができている頃。一人前のヘアメイク師となれれば、ヘアメイクに専念するもよし、美容師に専念してもよし、自由な働き方の選択ができるようになります。

美容師とヘアメイクの両立を目指すなら

美容師やヘアメイクアーティストに関するQ&Aをご紹介しました。ヘアメイクアーティストを目指している方は、憧れを抱く反面、現実的なところに不安を感じている方も少なくないかと思います。ヘアメイク師は、全国のサロンで導入され始めている新しい働き方で、ヘアメイクの道に進みたいという学生さんの力に少しでもなれるよう日々進化しています。

ヘアメイク師についてもっと詳しく知りたい方は、Linnaが代表を務めている株式会社プアラまで、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。最大手美容学校グループの国試対策の全国模試において、トップの過去実績あり。行動と同時に頭で考える思考派。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信。

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