美容師とヘアメイクを両立する職業”ヘアメイク師”って?みんなの質問に答えてみた第2弾

美容師とヘアメイクアーティストを両立できる職業『ヘアメイク師』について、詳しく知りたい方へ。本記事では、サロンや撮影現場で活躍しているヘアメイク師が、美容学生さんから寄せられた質問に回答した内容をまとめています。将来ヘアメイク師になりたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください◎

目次

質問に答えてくれるのは【ヘアメイク師】Chika

新潟県出身。美容師国家資格を取得し、大宮ビューティー&ブライダル専門学校ヘアメイク科卒業。一期一会を大切に、美容師としてもメイクアップアーティストとしても活動しています!人とお話する事が好きで、フットワークも軽めです☆旅行と美味しいご飯が好きなので、担当させて頂いた際はぜひ楽しくお話しましょう!

ヘアメイク師について【Q&A】教えてChikaさん!

美容師アシスタント3年目、ヘアメイク現場ではスタイリストとしても活躍しているChikaさんに、ヘアメイク師について寄せられた質問に回答してもらいました!

ここでの回答は、ヘアメイク師所属サロン abie hair の働き方を基準にしています。ヘアメイク師所属サロンによって、1日のルーティンや休みの日などが異なりますのでご了承ください。

Q1.ヘアメイク師の資格は取れるの?

結論から言うと、『ヘアメイク師』という資格はありません!

ヘアメイク師の働き方は、”美容師×ヘアメイク”なので、まず第一に美容師の国家資格さえ持っていれば、大丈夫。ヘアメイク師育成に取り組んでいるサロンに就職することで、ヘアメイク師になることができます!

Q2.休みの日は月に何日ある?

基本的に完全週休二日制になっているので、一週間のうちに休みが二日間あります。店舗ごとに休みのシステムは変わりますが、私の働いている店舗はまず火曜日がお店の定休日で、そのほかの平日でもう1日休みの日が設定されている感じです。

2年目までは教育カリキュラムを履修するため、お店の定休日である火曜日に講習が組まれていることもありますが、その日の分は他の平日に代休を取ることができるシステムになっています。

また、休みの日に撮影現場の依頼が入って出勤した場合も、その日の分の代休を取ることができます。たまに一週間のうちに休日が2日ないこともありますが、別の週に休みを取ることで、1ヶ月の中ではしっかり休みの日数分、休日を取得できます。

Q3.主な1日のルーティンは?

サロンに出勤している日、メディア発信をする日、撮影現場に出勤している日、それぞれで1日のルーティンは異なりますが、撮影現場に出勤している日のルーティンは現場によって変わるので、今回は割愛します。

まずサロンに出勤している日のルーティンは、朝9時40分がアシスタントの集合時間なので、それまでに出勤します。20分で掃除などの開店準備をして、10時から営業を開始。営業中は、アシスタントとしてカラー・縮毛矯正・パーマ・シャンプー・トリートメント・ヘッドスパの施術をヘルプします。スタイリストさんのみで営業ができる日は、営業時間中でも練習に入れさせていただけるので、ウィッグを使ってカット練習などに取り組みます。

営業時間は20時までですが、平日は19時から練習を開始。土日祝日は20時まで働いて、営業終了後に練習に入ります。大体21時から22時くらいまで練習して、帰宅です。

メディア発信をする日は、青山にあるサロンに出勤し、主に、記事の作成、動画の撮影、ショート動画・リール動画の作成に取り組みます。私は記事の作成から始めて、動画で紹介するアイテムの詳細や特徴などをまとめてから動画を撮影しています。そして、そのアイテムの魅力をぎゅっとまとめたショート動画を作成して、1日は終了です。メディア発信の仕事が終わったら、自分の所属している店舗に戻って練習します。帰るのは大体21時くらいです◎

Q4.Linnaさんのアシスタントになれる?

りんなさんに憧れて、サロン見学に来てくれたり入社してくれたりする学生さんがたくさんいますね!私も憧れている先輩の1人です。結論、りんなさんのアシスタントにはなれます!

撮影内容によってアシスタントが必要な現場もあれば、スタイリストだけで大丈夫な現場もあるので、一概にずっとりんなさんのアシスタントとして現場に参加できるとは言えないのですが、大人数の方のヘアメイクが必要な現場であったり、スケジュールがタイトな現場であったりした場合はアシスタントとして付くこともあるので、一緒の現場に入ることがあります。

皆さんもヘアメイク師を目指すときは、りんなさんのアシスタントとして行こう!という気持ちを持っておくと、モチベーションが上がりますよ◎

Q5.現場に出られるようになるまでどのくらいかかる?

これに関しては、人にによりけりなのと、タイミングもあるかなと個人的に思っています。

現場に出ても大丈夫と判断してもらう基準の一つとしては、周りを見る力やお客様に対する接客態度、技術力など、普段のサロンワークで美容師アシスタントしての仕事がこなせているかどうかが重要かと思います。普段から先輩方は個人個人の働きぶりをしっかりみてくださっているので、もし撮影の案件が来たときに、”この子なら現場に出しても大丈夫だな”と思ってもらえる人になれば、現場に行くことはできます。

そのタイミングや期間は人によるので、一概にどれくらい経ったらスタイリストとして撮影現場に行ける、というのはありません。ですので、現場に出たいという気持ちを持って日々のサロンワークを頑張って、周りに認めてもらえるような人になれば、より早く現場に出られるのではないかと思います。

実際にヘアメイク師として現場に出てみて、美容師アシスタントの仕事をこなす力は本当に役に立つと実感しました。日々のサロンワークはヘアメイク師の基礎になるので、まずは美容師アシスタントとして実力を磨きましょう!

ヘアメイク師のポイントまとめ

ヘアメイク師について、ポイントをまとめました。

ポイント1. 美容師とヘアメイクアーティストの両立ができる

フリーランスで美容師とヘアメイクアーティストを両立している人もいますが、仕事の受注や給料を安定させるのはかなり難しいことです。会社組織に所属しながら両立を図ることによって、美容師としての集客とヘアメイク依頼を安定させられるのは、大きなメリットと言えます。

ポイント2. 入社1年目から現場の経験ができる

まず前提として、ヘアメイク事務所に就職するためには美容師経験が求められます。「ヘアメイク事務所に入るために美容師経験を作る3年間」や「美容師スタイリストデビューしてからヘアメイクに移行するまでの年数」を短縮して、最短でプロになれるのがヘアメイク師の強みです。

ポイント3. 将来の選択肢が増える

ヘアメイク師3年目は、美容師としてスタイリストデビューができ、ヘアメイクとして様々な現場経験や技術習得ができている頃。一人前のヘアメイク師となれれば、ヘアメイクに専念するもよし、美容師に専念してもよし、自由な働き方の選択ができるようになります。

美容師とヘアメイクの両立を目指すなら

ヘアメイク師に関する5つの質問に答えてみました。気になることは、実際にヘアメイク師として働いている人に聞くのが一番わかりやすく、一番的確だと思います。私の今までの経験談から、ヘアメイク師に興味を持ってくださった皆さんのモヤモヤが少しでも解消できてればいいなという思いです。

私もまだヘアメイク師2年目で、これから色々経験していく中でもっと伝えたいことが出てくると思うので、またこうして動画や記事に残して発信していきますね◎

ヘアメイク師についてもっと詳しく知りたい方は、株式会社プアラまで、お気軽にお問い合わせください♪

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。最大手美容学校グループの国試対策の全国模試において、トップの過去実績あり。行動と同時に頭で考える思考派。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信。

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