実際に初めてヘアメイク現場に行くアシスタントの皆さんへ。最初は何を用意しておいたらいいのだろう?どんな事をするのだろう?不安なことばかりですよね。この記事では、ヘアメイクアシスタントの仕事内容や、求められているスキル、持っていたらヘアメイクアーティストさんや現場のスタッフさんに喜んでもらえるアイテムなど、詳しくご紹介しています。初めての現場で不安な気持ちを抱えている皆さんに参考にして頂きたいです!
まずはヘアメイクアシスタントの仕事内容を知ろう!
ヘアメイクアシスタントとしての仕事内容は、”主となるヘアメイクさんの仕事の補佐”、”ヘアメイクさんが仕事をしやすくするためのアシスト”、また、”演者さんやモデルさんへの細かな心配り”が第一に挙げられます。
大まかな演者さんのヘアメイクは、主となるヘアメイクさんが施術することが多いため、アシスタントはヘアメイクさんに支持された補佐やヘアセット、メイクを行います。
また、主となるヘアメイクさんが忙しくしている時などに、現場全体を把握し演者さんに寄り添って心配りができるのは、私たちアシスタントです!暑そうにしていたり寒そうにしていたり、欲しいものがありそうな時などに気づいてあげられたらすごくいいと思います。なので、アシスタントとして現場に行った際には、主となるヘアメイクさんと、演者さんの両方をよく見て行動してみてください。
また、衣装さんがいない現場やスタッフの人数が足りていない現場の場合は、ヘアメイクアシスタントが他のスタッフのお手伝いをすることもあります。基本的には主となるヘアメイクさんのアシストがメインですが、予期せぬ仕事もお願いされる”なんでも屋さん”のような立場だと思っておきましょう◎
アシスタントが持っているといい物リスト
基本的に、メイク道具はお直しができる道具があれば十分かと思います。ですが、現場によって必要なものが変わってくる場合があるので、事前に当日ご一緒するヘアメイクさんにしっかり相談して、コミュニケーションをとっておいてください。
【”現場によって必要なものが変わってくる”ってどういうこと…?】
メイクのお直しができる道具があればいいだけの現場もあれば、ヘアセット前のベース作りからお願いされる現場もあるよ!あとは、撮影する場所が屋外なのか屋内なのか、暑いのか寒いのか、濡れるのか濡れないのかなど、撮影の内容や環境によっても持ち物が変わってくるよ!
いつでもどこでもすぐに使えるポシェットの中身
最初に腰や肩から下げられるコンパクトなポシェットに入れておくと便利なものを紹介します。動画内では、どんな使い方ができるか、どんな場面で活躍するかについても詳しく説明しているので、チェックしてみてください◎
<主な必要なヘアメイク道具>
- 保湿系リップクリーム
- コンシーラー
- お直し用パウダー
- お直しに使うブラシ等
- 当日使ったリップやチーク、アイライナーなど
- 使い捨てのリップブラシ
- 小さめのヘアスプレーやマトメージュ、アホ毛ステック
- コーム
- ダッカール、羽ピン、前髪クリップ
- ヘアピン、チビゴム(小さいジッパーにまとめていくと良い)
<その他あった方がいい物>
- 綿棒、コットン(小さいジッパーにまとめておくと良い)
- ビニール袋
- マッキー、ボールペン
- ポケットティッシュ
- アルコールティッシュやアルコールスプレー
- ハンドクリーム
- 小さい鏡
- 目薬
- 絆創膏
- 安全ピン
- タブレット(ミンティアなど)
これらの物をすぐに取り出せるところに身につけておくとすごく便利です!コンシーラーやパウダー、リップは必需品!マッキーなどは演者さんの飲み物に名前を書く時や、ちょっとした何かの記入に使えます。
予期せぬ事態にも対応できる!あると安心の基本的な持ち物
次に大きめのロケバックに入ってると便利なものを紹介します。動画内では、どんな使い方ができるか、どんな場面で活躍するかについても詳しく説明しているので、チェックしてみてください◎
<ヘアメイク道具>
- シャドウやチーク、リップなどが一つにまとまっているパレット
- ブラシ
- ピンケース(ピンやゴムなど一式入っているもの)
- ヘアスプレー
- ヘアブラシ
- パフ、コットン、綿棒
- メイク落としシート
- 手鏡
<その他あるといい物>
- ティッシュ
- ウエットティッシュ
- ビニール袋
- 個包装マスク
- タオル
- ハンディファン(小型扇風機)
- 小型ライト
- 割り箸、ストロー
- 延長コード
- 日焼け止め(スプレータイプだと便利)
- 汗拭きシート
- ホッカイロ
- 小さいコロコロ
- 晴雨兼用傘
- モバイルバッテリー
- スプレイヤー
- テープやマスキングテープ
- 安全ピンや小さい裁縫道具
- 絆創膏、常備薬
- 乾電池
- 生理用品
このあたりのものが持っていて活躍したアイテムたちです。主となるヘアメイクさんが準備してくださっていることも多いですが、自分でも用意しておくとどんな時にでも対応できて安心です。
現場によっては、アシスタントにヘアをお願いしたいと依頼される場合もあるので、その際にはコテやアイロン、スタイリング剤などを準備してください!撮影現場ごとに必要なものを臨機応変に判断できるといいですね◎
ヘアメイクさんが使う専用のロケバックがない場合、これらの荷物は大きめのリュックにまとめましょう。両手が自由に使えてアシスタントの仕事に影響しませんし、ご一緒するヘアメイクさんの分の荷物を運んだり、お手伝いもしやすくなります。
準備万全の状態で現場に挑もう!
今回は、ヘアメイクアシスタントとして必要な持ち物をご紹介しました。これから皆さんが実際に撮影現場を体験していくと、必要だなと思うアイテムが新たに出てくるかもしれません。
ヘアメイクアシスタントは、ヘアメイクさんの補佐をすることだけがお仕事ではありません。周りの状況をよく見て、ヘアメイクさんがより仕事がしやすいように、演者さんが気持ちよく撮影に挑めるように、他のスタッフの皆さんとコミュニケーションをとっていかなければいけない仕事です。
大変なことも多いですが、その分細かい心配りに「ありがとう!」と言われる仕事です。初めての現場は戸惑うことも多いと思いますが、たくさん経験を積んで信頼されるヘアメイクアップアーティストを目指してください!