「ヘアメイクの仕事では、どんな道具を持っていけばいい?」
「美容学生だけど、現場用の道具を少しずつ揃えたい」
「撮影現場で忘れ物をしないために、持ち物を一覧で確認したい」
ヘアメイクの現場では、メイク用品だけでなく、ヘアセットに使う道具や衛生用品、衣装のトラブルに対応するアイテムなど、さまざまなものを準備します。
ただし、すべてを最初から揃える必要はありません。まずはどの現場でも使いやすい基本の道具を揃え、必要に応じて+αのアイテムを追加していくのがおすすめです。
この記事では、プロのヘアメイクが現場に持っていく道具を、メイク・ヘア・ボディ・ネイル・トラブル対応などのカテゴリー別に紹介します。
最後には出発前に確認できるチェックリストも掲載しているので、現場準備にも活用してください。
【10秒でわかる】
- ヘアメイクの現場では、メイク道具+ヘアセット道具+衛生用品が基本です。
- 撮影内容によっては、衣装のほこりを取る粘着ローラーや安全ピン、養生テープなどの「トラブル対応グッズ」も役立ちます。
- 最初から全部揃えるのではなく、担当する現場に合わせて少しずつ道具を増やすのがポイントです。
ヘアメイクの現場では何を持っていく?
ヘアメイクの現場で使う道具は、大きく分けると次のようなカテゴリーがあります。
- メイク道具
- ヘアセット道具
- スキンケア・ボディケア用品
- ネイル用品
- 衛生用品・消耗品
- 衣装や撮影のトラブル対応グッズ
- モデル・出演者のケア用品
- 道具を整理するための収納用品
現場によって必要なものは変わりますが、まずはこの基本カテゴリーを押さえておくと準備しやすくなります。
【基本】ヘアメイク道具一式のリスト
まずは、撮影内容に関係なく使用する機会が多い基本の道具から確認していきましょう。
メイク道具

メイク道具は、ベースメイクからポイントメイクまで一通り対応できるように準備します。
ベースメイク
- スキンケア用品
- 化粧下地
- ファンデーション
- コンシーラー
- フェイスパウダー
ファンデーションなどは、さまざまな肌色に対応できるよう複数の色を用意することがあります。
ただし、最初から大量に買い揃える必要はありません。担当するモデルや撮影内容に合わせて、少しずつ使える色を増やしていくとよいでしょう。
ポイントメイク
- アイシャドウ
- アイライナー
- マスカラ
- アイブロウ用品
- チーク
- ハイライト
- リップ
リップは、色だけでなくツヤ・マットなど質感の違うものがあると、撮影内容に合わせて選びやすくなります。
メイクツール
- メイクブラシ
- スポンジ
- パフ
- ビューラー
- アイブロウ用ツール
- チップ
- 手鏡
ブラシ類は使用する部位や製品によって使い分けるため、メイク道具の中でも収納スペースを取りやすいアイテムです。
ヘアセット道具

ヘアメイクの現場では、メイクだけでなくヘアセットに使う道具も必要です。
電化製品
- ドライヤー
- ストレートアイロン
- カールアイロン
- ヘアアイロン用の耐熱マットなど
カールアイロンは、担当するスタイルによって太さを使い分けます。
すべてのサイズを持ち歩くのではなく、撮影内容や事前の打ち合わせに合わせて必要なものを選ぶと、荷物を減らせます。
ブラシ・コーム
- ロールブラシ
- デンマンブラシ
- リングコーム
- ジャンボコーム
- その他スタイリングに必要なコーム類
スタイリング剤
- 水スプレー
- ヘアオイル
- ワックス
- ヘアスプレー
- その他必要なスタイリング剤
仕上がりだけでなく、撮影時間や髪質なども考えて持っていくものを選びます。
ピン・ゴム類
- アメリカピン
- Uピン
- オニピン
- シリコンゴム
- ダッカール
- ヘアゴム
ヘアピンやゴムは消耗しやすく、途中で足りなくなると困るため、余裕を持って準備しておきたいアイテムです。
スキンケア・ボディ・ネイル用品もあると便利
撮影では顔だけでなく、腕や手など肌が見えることもあります。
そのため、必要に応じてボディケア用品も準備します。
スキンケア・ボディケア
- 化粧水
- 乳液・クリーム
- ボディクリーム
- ハンドクリーム
- 日焼け止め
香りの強いものは撮影現場では使いにくいこともあるため、使用する場合は無香料タイプなども選択肢になります。
ネイル用品

手元が映る撮影では、ネイルの状態も仕上がりに影響します。
必要に応じて、
- トップコート
- 除光液
- 綿棒
- ネイルケア用品
などを準備しておくと安心です。
忘れたくない「衛生用品・消耗品」
ヘアメイク道具を揃えるとき、メイク用品やアイロンなどに目が向きがちですが、現場では消耗品も重要です。
衛生・消耗品リスト

- ティッシュ
- コットン
- 綿棒
- メイク落とし
- ウェットティッシュ
- ゴミ袋
- ペーパータオル
- 消毒・衛生管理に必要な用品
特に綿棒やコットンなどは使用量が多くなりやすいため、必要数より少し余裕を持って準備しておくと安心です。
【+α】あると便利な現場対応アイテム
ヘアメイクの仕事では、ヘアやメイク以外の部分で急に対応が必要になることもあります。
そこで役立つのが、いわゆる「+α」のアイテムです。
衣装のトラブル対策
- 粘着ローラー
- 毛玉取り
- 安全ピン
- 両面テープ
- 養生テープ
- 小さめのハサミ
衣装にほこりがついていたり、撮影直前にちょっとした調整が必要になったりしたときに使えます。
季節に合わせたアイテム
夏なら、
- ミニ扇風機
- 冷感シート
- 汗を拭くためのタオル
冬なら、
- カイロ
- 防寒用アイテム
など、撮影環境に合わせて準備します。
屋外撮影の場合は特に、季節や天候を考えて持ち物を調整することが大切です。
モデル・出演者のケア用品
- ストロー
- 個包装のマスク
- モバイルバッテリー
- 飲み物
- タオルなど
たとえばリップを崩したくないときにストローを使うなど、仕上がりをできるだけキープするためのアイテムもあります。
ただし、現場によっては飲食や充電場所などのルールが決まっていることもあるため、周囲の状況を確認しながら使用しましょう。
撮影現場によってヘアメイク道具は変わる

「ヘアメイク道具一式」といっても、すべての現場に同じものを持っていくわけではありません。
撮影内容によって、必要な道具や優先順位は変わります。
アーティスト・モデル撮影
プロフィール写真や広告撮影などでは、本人の魅力を引き出しながら、撮影のテーマに合わせて仕上げることが重要です。
事前に衣装や撮影イメージを確認し、それに合わせてメイクやヘアの道具を選びます。
ファッション・製品撮影
衣装や商品が主役になる撮影では、ヘアメイクだけでなく衣装の状態にも気を配ります。
粘着ローラーや安全ピン、テープ類など、衣装の微調整に使えるアイテムが役立つことがあります。
スチール撮影
写真撮影では、モニターで仕上がりを確認しながら細かな修正を行うことがあります。
肌の状態や髪の乱れなど、撮影中にすぐ直せるよう、ベースメイクやヘアセット用品を取り出しやすくしておくと便利です。
ムービー撮影
映像撮影では、撮影時間が長くなることもあります。
そのため、汗や皮脂、髪の乱れなどに対応できる道具を準備しておくことが大切です。
撮影内容によっては、さまざまな角度から見られることを想定してヘアを整える必要もあります。
プロの現場バッグは「全部入れる」より「取り出しやすさ」が重要
ヘアメイクの道具は数が多いため、バッグにただ詰め込むだけでは必要なものをすぐ取り出せません。
現場では、使う頻度やカテゴリーごとに収納を分けておくとスムーズです。
よく使うものはすぐ手が届く場所へ
コームやダッカール、ヘアピン、綿棒など、撮影中に何度も使うものは、メインバッグの奥にしまい込まないようにします。
ウエストポーチや小さめのポーチなどにまとめておくと、必要なときにすぐ取り出せます。
メイク用品はカテゴリー別に分ける
たとえば、
- ベースメイク
- アイメイク
- リップ
- ブラシ
- スキンケア
など、カテゴリーごとにポーチを分けます。
中身が見えるクリアポーチを使うと、何がどこに入っているか確認しやすくなります。
パレットは立てて収納する
アイシャドウやフェイスカラーなどのパレット類は、重ねて入れると下にあるものが取り出しにくくなります。
使用頻度が高いものを中心に、立てて収納する方法もおすすめです。
現場に持っていくヘアメイク道具チェックリスト
出発前は、次のリストを使って確認してみましょう。
ヘア
□ ドライヤー
□ ストレートアイロン
□ カールアイロン
□ コーム・ブラシ
□ ダッカール
□ ヘアピン各種
□ ヘアゴム
□ スタイリング剤
□ アイロンの通電確認
メイク
□ スキンケア用品
□ 下地
□ ファンデーション
□ コンシーラー
□ パウダー
□ アイシャドウ
□ アイライナー
□ マスカラ
□ アイブロウ用品
□ チーク
□ リップ
□ メイクブラシ
□ スポンジ・パフ
□ ビューラー
□ 鏡
衛生・消耗品
□ コットン
□ 綿棒
□ ティッシュ
□ ウェットティッシュ
□ メイク落とし
□ ゴミ袋
トラブル対応
□ 粘着ローラー
□ 安全ピン
□ 両面テープ
□ 養生テープ
□ 小さめのハサミ
□ モバイルバッテリー
現場・身だしなみ
□ 黒など撮影の邪魔になりにくい服装
□ マスク
□ 筆記用具
□ 名刺・連絡先
□ 必要な資料や撮影情報
ヘアメイク道具は「担当する現場」に合わせて揃えよう
ヘアメイクの現場では、メイク道具だけでなく、ヘアセット用品や衛生用品、衣装のトラブル対応グッズなど、さまざまなものを準備します。
とはいえ、最初からすべてを揃えて大量の荷物を持ち歩く必要はありません。
まずは、
メイクの基本用品+ヘアセットの基本用品+衛生・消耗品
を揃え、経験する現場が増えてきたら、必要なアイテムを追加していくのがおすすめです。
そして、道具を揃えることと同じくらい大切なのが、「現場で必要になりそうなものを事前に想像すること」。
撮影内容や衣装、場所、撮影時間、出演者の人数などを確認しておけば、持っていく道具も絞りやすくなります。
ヘアメイクの現場バッグは、ただ道具を詰め込んだバッグではありません。
必要なものを必要なタイミングで取り出せるように準備しておくことが、スムーズな現場進行にもつながります。

