美容学生の就活における不安や疑問とは?美容学生の声 第2弾 #美容室の採用戦略

美容学生たちの就活においての不安や疑問とは?

本記事では、学生たちが答えてくれたアンケートを元に、生の声をまとめていきます。

入社後のミスマッチを無くすために、どのように考えている学生が多いのか、採用対象者たちを理解しようとすることで、方針を鑑みてみましょう。

目次

就職後の美容人生を送るうえでの不安とは?

美容師になる者にとって就職は、18~21歳前後で入社する場合が多いでしょう。4年制大学卒業と比べると2年~4年、早い時期での就職ですから、社会人になることもイメージしずらいようです。

1. 給与面の不安

美容師の平均年収は約325万円。 日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。 月給で換算すると27万円、初任給は21万円程度が相場のようです。

上京し親元を離れ、一人暮らしを考えている人も多くいるでしょう。また、美容学校は学費も高額な所が多いので、奨学金制度を利用している人もいます。就職後に、返済などの不安がのしかかるのではないかと不安に思う学生は少なくないようです。

また、家庭を持った時に養っていけるかなどの長期的な不安も聞こえてきました。

2. 人間関係の不安

美容師は技術職であり、接客業です。とくにコミュニケーションはお客様だけでなく、スタッフ同士でも必要不可欠です。先輩から学ぶ技術も多く、コミュニケーションがしっかりとれると、技術力は一段と早く伸びていきます。

そんな中で、どのような人と一緒に働くのかは気になるところのようです。どのような雰囲気がいいのかは人それぞれになりますので、一概には言えませんが、アクティブでクリエイティブ・刺激的な雰囲気が好きな人もいれば、じっくりと穏やかな雰囲気が好きな人もいます。自社の方向性を分かりやすく伝えて、同じ趣向をもった人達が集まれば、自ずと雰囲気は明るくなり、生み出すパワーも増大するでしょう。

3. スタイリストになるまでのイメージが沸かない

美容師のアシスタント時期は、早いところで1年〜5年程かかるところもあり、それぞれの会社によって異なりますが、決して短くないアシスタント期間です。技術が巧くならないのではないか、挫折やスランプなどがあるのではないかと不安に感じる学生もいるようです。

教育カリキュラムなどをしっかり提示し、基準を明確に示すことや、SNSで教育風景などを配信したりして、アシスタント期間の教育のイメージが、学生たちに伝わるような工夫が必要ですね。

4. ずっと続けられる仕事なのか

美容師は、離職率が決して低い職業とは言えません。

前出に書いた収入による不安の他に、健康面で骨折をしたり腱鞘炎になったら、どうなってしまうのかと考え、永く続けられるのか不安に思う学生もいるようです。

美容師は素晴らしい仕事です。美容師としての技術やキャリアは、美容師をしていく上では卓越した誰にでも簡単に得られるものではありません。ですが、健康的に出来なくなってしまった時など、どのような道があるのか、会社としての方針があると安心しますね。

今後は、美容師としてのスペシャリストの育成だけでなく、マルチスキルを持った美容師を育てることも視野にいれていけると、多方面での活躍が期待できるかもしれません。

美容師の先輩に聞きたい美容学生たちの疑問

学生たちが、美容師の先輩に聞いてみたいことをまとめました。オンライン説明会や、ガイダンス動画を作成する際など参考にしてみてください。

1. 就職先探しのポイントや決め手

やはり、就職先を探すのは最大の悩みの一つのようです。美容室それぞれの特色が分かりにくく、キャッチコピーなどが似たり寄ったりでは、探す方も大変ですし、サロン側も応募を集めづらいです。

求職者たちに響くような他社との差別化を展開できると大きな強みになりますね。

2. サロンワークでのモチベーションについて

モチベーションをどのように保っているのか?なども素朴な疑問として抱いてるようです。

単調なサロンワークだけでなく、社内イベントや各々のプライベートの充実など、働いてることでモチベーションが上がるような労働環境だと、楽しくお仕事できそうですね。

実際の練習時間と、プライベートの時間

美容師は、就業前または終業後に練習するところが多くあります。プライベートの時間が削られるのではないか?とイメージする人も少なくないようです。

たしかに、練習することは美容師にとって必要不可欠です。ですが、趣味や休息の時間も大切ですよね。

時代に合わせたバランスのとれた働き方の中で、着実に技術を身につけられる時間の使い方が重要になってくるかもしれません。

4. 美容師という仕事のやりがいとは?

仕事の価値・やりがいというのも、まだ職についていない時は大きな疑問なのかもしれません。実際に、お客様に触れて技術を提供してこそ得られる喜びが、価値を感じ、やりがいとして根付く想いになると思います。そんなひとつひとつの体験談を、美容師の卵たちに共有し発信していければ、一人でも多くの素敵な美容師さんが生まれてくるかもしれませんね。

美容学生のニーズは何かを理解する→新卒採用成功への1歩

採用につなげていくためには、自社の掲げる想いだけが独りよがりになってしまっても、うまくいきません。新卒採用であれば、美容学生たちの思考やニーズを知り、その上で自社の方針に合う人材とマッチングできるといいですよね。

採用に悩んでいたり、人材が中々定着しないなどがあれば、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

abie hair在籍。株式会社カプラスの採用担当として、企業説明会や学校訪問など採用活動の全般に携わってきた経験を活かして、美容室採用のノウハウを配信していきます。

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