これから美容師になりたいと思っている美容学生の方へ。就活はいつから始めるのがいいのか、また、何から始めるのかなど手引きをまとめていきたいと思います。
就活を意識するのは早ければ早いほど良い
専門学校に入社したばかりの1年生は、「まだ就職なんて…」と思う人も多いかと思いますが、専門学校2年間は思ったよりも一瞬で過ぎていきます。また、2年生は国家試験に向けてのギアをチェンジしていきますので、就活は早めに終わらせたいものです。ですので、1年生の早い時期から、就活を意識した情報収集をするのが吉と言えるでしょう。
では、具体的にどのようなことから始めていけばいいのでしょうか。
1.自分がなりたい美容師像を描く。
まずは、自分がどのような美容師になりたいのかを考えてみましょう。
SNSで活躍する美容師さん?カラーが得意なカラーリスト?お客様の層は?
美容師としてどのようなスタイルを作りたいのか。どのようなお客様を担当したいのか。
それらによって、働く場所は変わってくると思います。
場所によっても、同じ東京としても、原宿と銀座では客層は異なりますし、技術にも違いが出てくるでしょう。
地元密着型美容室では、親子3世代でのご来店もありますし、幅広い年代の方が多いと言えるでしょう。反対に、都市部は「特化型」サロンもいくつかありますので、そうしたところは、得意な技術(ハイトーン・髪質改善・ショートスタイルなど)をブランドとして、お客様を呼び込んでいるサロンもあります。
「なりたい美容師像」を固めてから、美容室探しに入る方が良いですね。
2. 希望に沿った美容室をリサーチ
どのような美容師になりたいのかが明確になったら、美容室を探しましょう。
探し方は以下の通りです。
・ネットで検索する ・SNSで検索する ・学校の求人票で探す ・求人情報誌でさがす |
まず手始めにできるのが上記の4つです。ですが、約25万件ある美容室の中から、自分の希望に合ったところがすぐに見つかるとは限りませんし、非常に難しいものであることは、心得ておきましょう。
検索する場合において、検索ワードは大切です。自分の譲れない部分などをワードにいれて探してみましょう。
例えば、「東京 美容師 ヘアメイク」や、「美容師 名古屋 ハイトーン得意」などです。
その際、色々な美容師さんたちの記事や特集などにも目を通してみると、視野が広がっていくかもしれません。
求人票や求人情報誌は、各美容室の特徴が分かりにくく、「給与や条件」で比べてしまいがちです。
「美容師になりたい」という想いが、技術を成長させるうえで、とても大切なことになります。ぜひ、就活も「なりたい美容師」に近づくような就職先を選べるといいですね。
3. サロンへ赴く
サロンを見に行く方法は、「お客様として行く」か「サロン見学を申し込む」かのどちらかが多いでしょう。
1年生のうちから、サロンを探したりしていると、見学だけではなく、お客様やモデルとしてサロンの内側を見ることができるかもしれません。機会があればカットモデルなどで、アシスタントや若手スタイリストとコミュニケーションを取ることもできますので、サロン見学より、実践的なイメージが沸く機会になりますね。
また、通常通り「サロン見学」の申し込みでもOKです。見学時に質問などをしっかり要してサロンの特色を掴みましょう。

4. 行きたいサロンが決まったら面接の準備
志望するサロンが決まったら、面接への準備です。期日や選考方法などをしっかり確認を取りましょう。
履歴書の書き方や、模擬面接などを行い、入念に準備をすることで、本番の緊張を和らげることができると思います。

早期に行動すると視野も広がる!
早い時期から行動することで、お客様としてサロンへ足を運ぶ他、カットモデルやアルバイトなどでサロンと接点を持つことが出来れば、就職にはとても有利に働く場合も多いでしょう。
また、早くから始めると沢山の情報の中から選ぶことができますし、「行きたいサロンがあったけど、すでに募集を閉め切っていた」などならない為にも、行動するなら美容学校の入学後まもなくしてから、就活を意識すると良いと思います!
最後まで読んでくれてありがとうございました!