ベースメイク 知識編 #2【ヘアメイク師®︎】教育マニュアルを紹介

メイクのベースの知識を知りたい方へ。本記事では、ベースメイクで使用するメイク道具から、その種類まで大公開!ベースメイクの重要性も含めて紹介していますので、気になった方はぜひ活用してみてください!

この記事を読んでほしい人

  • ヘアメイクを目指している人
  • ベースメイクの種類を知りたい人
  • ベースメイク用コスメを知りたい人
  • ベースメイクの用途が分からない人
目次

ベースメイクの重要性

今回は、ベースメイクの重要性をご紹介します。ベースの重要性とは何があるでしょうか?

1. メイクの7割はベースで決まる!?

メイクの完成度を上げるために、一番重要な事はベースメイクを綺麗に仕上げる事です。例えば、アイメイクはとっても完成度が高く綺麗な目元になっているのに、小鼻の毛穴や赤味があればそちらに目が行ってしまいませんか?

逆に言えば、ベースメイクが綺麗であればそのメイク全体が美しく見えます。綺麗で手早くベースメイクが完成できるようになりましょう♪

2. ベースの質感でイメージが変わる!

例えば、パウダリーな質感であれば、ふんわりとしたかわいらしいイメージがしませんか?
あえてギャップを出すなら、ハードでクールなイメージもあるかもしれませんが、きっとマットな方がいいでしょう。

流行りのメイクで、ツヤ感のあるメイクが流行っている時ならば、そのツヤの出し方を変えたりするといいですね♪

3. トラブルをカバーすることができる

肌トラブルの種類は様々ですよね。毛穴、くま、ニキビ、しみ、色味など気になることはたくさんあります。そのトラブルをカバーできるのはベースメイクです。コンシーラーなどを使いこなし、丁寧にカバーしましょう。

4. 骨格を作ることができる

ベースメイクに様々なカラーを入れて陰影を出すことで、立体的な骨格を作ることができます。日本人などの東洋人は、お顔が大きく見えやすいため、しっかりと陰影をつけたベースメイクをすることで奥行きが生まれて顔が小さく見えます。骨格作りは必須な項目ですね♪

ベースメイクに使用するメイク用品

ベースメイクの重要性は理解できましたか?次に、ベースメイクに使用するメイク用品の種類を解説していきます。

1. 下地

下地には様々な役割があります。基本的には、下地をつけた方がファンデーションなどベースの持ちが良くなります。ファンデーションとの接着剤のような役割をします。その役割にプラスで含まれるのがどういった役割なのかで、系統が分かれます。

1. 日焼け止め

SPFや、PAと書かれているものが日焼け止め効果のある下地です。特にカバーが必要ない方や、日焼けを気にされている方に使用します。

2. コントロールカラー

カラーのコントロールができる下地です。黄色、紫、黄緑、オレンジやピンクなどの色があります。基本的には、補色の考え方で使うようにします。お肌が赤い方には黄緑。血色感がない青みが目立つ方にはオレンジやピンク。白く陶器肌のようにしたい方は、紫を使用します。その時のお客様の状態で塗り分けたり、メイクのイメージで使い分けましょう。

3. 保湿系

乾燥している方や、潤い、ツヤのある仕上がりにしたい方向けの下地です。ファンデーションを重ねていくときの邪魔にならないように、厚くなりすぎないようにしましょう。

4. プライマー系

光の反射で毛穴を見えにくくしてくれるものや、粒子が細かく毛穴や凹凸を隠してくれる下地です。メイク持ちが良くなったり、ファンデーションのノリも良くなります。鼻周りが気になる方や、男性のメイクにも使いやすいです。しっかりと叩き込んで使用するので、丁寧にクレンジングで落とすようにしましょう。

2. ファンデーション

ファンデーションにも様々な種類があり、色もたくさんあります。ファンデーションを使い分けることによって、さまざまなシーンや肌質に合わせることができます。

1. パウダーファンデーション

一般的に使用されることが多いファンデーションではないでしょうか。コンパクトで、ささっと塗りなおすこともできます。パウダリーに仕上がる物が多く、ふんわりとした優しい雰囲気のメイクと相性が良いです。

2. リキッドファンデーション

液体状になっているファンデーションで、フィット感があり艶のある肌にしてくれます。薄く重ねる事で、カバー力も期待できます。操作性が良いので、様々な場面で使用できます。

3. クリームファンデーション

リキッドよりも水分が少ない液状のファンデーションです。よりしっかりとカバーしたいときに使用します。また、保湿力が高いので、より艶感をしっかりと出したいときに向いています。つけすぎてしまうと寄れてしまったり、割れてしまうので、しっかりと叩き込むように使用します。

4. ケーキファンデーション

フェースケーキ、2WAYファンデーションとも言われます。パウダーファンデーションのようにそのままでも使用できますが、水をつけたスポンジで取って使用したり、水に溶かして使用したり、リキッドファンデーションの上にさらにのせて使用することもできます。

普段から持ち歩く必要はありませんが、白塗りをするメイクの時や、舞台には使用頻度が高いファンデーションです。皮脂や汗に強く、崩れにくい事が特徴です。

5. スティックファンデーション

肌に直接つけて、スポンジや手で馴染ませて使用できます。持ち運びが便利だったり、色を組み合わせて骨格に合わせて使うことで、立体的な顔が作りやすいファンデーションです。カバー力もありますが、油分も多いので固まらないようにしっかりと叩き込むことが必要です。

6. クッションファンデーション

リキッドファンデーションのような質感で、カバー力も高いクリームファンデーションの要素も兼ね備えたファンデーションです。ポンポンなじませることで肌にフィットし、気になるところをカバーしてくれます。

つける量の調整をしたりすれば扱いやすいですが、乾燥して割れないように先に保湿をしっかりしておくことをおすすめします。

3. コンシーラー

コンシーラーは、お肌のトラブルをカバーする効果や、ハイライト効果を出すこともできます。コンシーラーも形状が様々あります。

1. スティックコンシーラー

スティックタイプのコンシーラーは、ポイント使いがしやすいです。陰影をつけたり、カバーしたいところに使用したりします。少し硬いので、体温で溶かしながらしようすると使いやすいです。乗せすぎると固まってしまいます。

2. リキッドコンシーラー

リキッドタイプは塗りやすく薄く伸ばすことができます。皮膚の薄いところにも使用しやすいですし、お顔の動きのあるところにつけてもよれにくいのでおすすめです。

3. クリームコンシーラー

リキッドタイプよりも油分が多く、カバー力があります。多くつけすぎてしまうと割れてしまったり、浮いてしまうので、薄く重ねるようにしましょう。スポンジや指でしっかりと叩き込み、なじませて使用しましょう。

パレットタイプで、色がいくつか入っていると混ぜても使用できるので重宝します。

4. ペンシルタイプ

なじみがよく使用しやすいです。涙袋を作る時や、唇の輪郭をはっきりさせるために使用することが多いタイプです。タッチが強すぎると、ファンデーションなどがはがれてしまうこともあるので、気をつけましょう。

4. フェイスパウダー

ベースメイクの最後に行う工程です。フェイスパウダーの種類によって、マットやツヤなど質感の違いを出すことができます。メイクのイメージで使い分けましょう。

1. ルーセントタイプ

ルーセントタイプ、ルースタイプと呼ばれます。肌に密着して、自然な艶感を出してくれます。さらっとしているタイプもあり、脂性肌の方や、ふんわりとしたイメージのメイクに相性がいいです。パフやブラシで付けます。

2.プレストタイプ

化粧直しや、メイクの仕上げに使用できます。コンパクトなので持ち運びにも便利です。

マットに仕上がるので、クールでスタイリッシュなメイクに相性がいいです。ブランドによって質感は色々あるので、使いやすいタイプを選ぶと良いかと思います。 

ベースメイクの知識を技術に活かそう!

今回は、ベースメイクの知識編ということでした。ベースメイクの重要性や、使用するコスメの種類をご紹介しましたが、いかがでしたか?

全てを持ち歩く事は稀ですが、どのコスメがどんな役割があるのかを知っていると、どんな現場にも困らずメイク道具として持っていくことができますよね。実際に手に取って使用し、質感を確かめることもとても大切です。

次回は技術編になります。今回の知識編を踏まえて見てみてくださいね。

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この記事を書いた人

abie hair 在籍。現在西大島店ディレクターを務めながら、美容師ヘアメイクとしても活動中。お客様一人一人に寄り添った接客から、必要な情報を分かりやすく発信します。

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