就職活動中の美容学生さんへ。本記事では、美容室の面接時によく聞かれる質問をピックアップしてご紹介しています。
また、サロン面接に挑むにあたって、何を準備すべきか、服装・髪型はどのようなものが好ましいのかなど、これから就活を迎える美容学生の皆さんが心得ておくべきこともまとめました。
サロン面接の準備や練習にお役立てください。
サロン面接でよく聞かれる質問30項目
サロン面接において、同じサロンの仲間として採用するにふさわしい人材であるかどうかを判断するために、よく聞く質問をピックアップしました。それぞれの質問に対して、自分だったらどのように返答するか考えながらチェックしてみてください。
- どんな美容師になりたいですか?
- このサロンを志望した理由はなんですか?
- 美容学校では何を学びましたか?
- 3年後、あなたはどうなっていたいですか?(5年後/10年後)
- 得意な技術はありますか?
- 他のサロンを見に行っていますか?
- 今後はどのような美容室が流行ると思いますか?
- 自分の長所と短所はどんなところですか?
- あなたが入社したら、当社にはどのようなメリットがありますか?
- 趣味はありますか?
- 小学校から今まで打ち込んできたことはありますか?
- 仕事で大切だと思うことはなんですか?
- アルバイトはしてきましたか?
- 将来、独立したい、または、地元で起業したいなどの想いはありますか?
- 好きな言葉はありますか?
- 仕事のやりがいとは何だと思いますか?
- 美容師の仕事は好きですか?
- 最近、興味のあることはありますか?
- あなたの特技はなんですか?
- キャリアプランはどのように考えていますか?
- 自己PRとそのエピソードを教えて下さい。
- 美容に携わる中で、印象に残っていることはありますか?
- 学生時代に頑張ったことは何ですか?
- 苦手なタイプはどのような人ですか?
- どんな時にストレスを感じますか?
- 尊敬している人はいますか?
- 仕事をしていてどのように成長していきたいですか?
- ファッションにこだわりはありますか?
- SNSはやっていますか?
- ストレス解消法はありますか?
サロン面接が決まったら、事前に準備しておくこと
面接時は、きっと誰もが緊張してしまうと思います。その緊張を少しでも和らげるために、事前に準備できることはやっておきましょう。
1. 面接時の質問の回答を想定しておく
先程ピックアップしたよく聞かれる質問30項目は、一般的にどのサロンでも聞かれるであろう質問ですので、全てスムーズに回答できるように整理しておきましょう。
また、サロンによって独自の採用基準を持っていますので、予想できないような質問をされることも珍しくありません。どのような質問をされるのか、サロン見学の際などに先輩方がどのような質問を受けたか聞いてあらかじめリサーチし、自分の考えをまとめておきましょう。
当日の会話の中で、「頭が真っ白に」なんてことにならない為にも、自分の意見や考え方を整理しておくと、当日落ち着いて対応できると思います。
2. 面接の練習をしておく
先生や友人と実践練習を繰り返し、面接時のイメージを固めておくことが大切です。
声に出してみることで、相手にどのように伝わっているかなどを確認できますし、声のトーンや速さなど、他者からの意見を聞いておくことも、面接時に活かせると思います。質問内容をあらかじめ決めておいてランダムに出してもらったり、思いつきの質問を急に出してもらってもいいでしょう。
いかにも”暗記しています”という話し方にならないよう意識しながら、ナチュラルに受け答えができるといいですね。
3. 当日の服装を決めて、髪型を整えておく
服装や髪型は、見た目の印象を左右します。サロン面接を受ける際の、服装・髪型のポイントをおさえましょう。
サロン面接時の服装
面接時の服装は、美容室によって規定があるところもありますが、自由な服装でという所の方が多いです。
「美容師」という職業柄、ファッショナブルであることは求められていると思いますので、自分の好きなスタイルで挑む方がいいと思います。そのファッションセンスなども含めて、審査の対象となるでしょう。
何より大切なことは、「清潔感」です。ヨレヨレのTシャツや、過度な肌の露出は、面接官に与える印象だけでなく、美容師としてお客様を担当する場合にも不適切とみなされる場合が多いでしょう。
自分の働きたい美容室の客層や先輩たちの服装の雰囲気などが、一つの判断材料です。サロン見学に行ったり美容室のSNSを見たりして、事前に調べておくといいですね。
サロン面接時の髪型
髪型に関しても同じです。カラーが褪色した髪の毛や傷んでバサバサの髪の毛では、意識の低さを体現しているようなもの。
美容師らしく、綺麗に整えておくことが大切です。
面接時は、必ず1本結びという訳ではないですが、前髪で目が見えないと会話がしづらくなります。人と話す際に目線が合うことは、意志の疎通を図るうえで重要なポイントです。顔周りに垂れる髪の毛に関しては、目にかからない程度に、しっかりとスタイリングしておきましょう。
サロン面接当日の心構え
サロン面接当日、以下のようなことを試してみてください。
1. 深呼吸
せっかくの入社のチャンスを緊張で逃してしまうのはとてももったいないことです。まずは、深く息を吸い、ゆっくりと吐きましょう。呼吸を整えることは全身に血が巡り、心を落ち着かせます。緊張を感じているときこそ、落ち着いて大きく深呼吸をしてください。
2.メンタルコントロール
緊張を受け入れて、メンタルをコントロールできるといいですね。「緊張しないように」と念じていると、反対にどんどん硬くなってくるものです。「自分は今緊張している」と客観視してみると、意外に落ち着いてきます。程よい緊張感と仲良くできるくらいだと、ちょうどいいですね。
3.ゆっくり話すことを意識する
緊張していると普段よりも倍速で話してしまいます。ゆっくりと、面接官の目を見ながら、穏やかにクリアに話せると好印象に繋がります。自分ではゆっくり過ぎるかな?と思うくらいがちょうどいいです。
4.笑顔の練習
美容師という接客業の基本は「挨拶と笑顔」です。面接時には、その印象こそがお客様への印象に繋がりますので、大切なポイントです。
「口角を上げ、穏やかな目線で」顔の表情筋を緩ませましょう。ナチュラルな笑顔をいつでも作れるようになるといいですね。
いざ本番!頑張ってくださいね!
面接は、目上の人と話をする機会が少ない学生にとっては、とても緊張する場面だと思います。ですが、自分の意志や考え方を事前にまとめ、相手に熱意を持って伝えようとすれば想いは届くはずです。面接官もロボットではなく、一人の人間です。対話・会話のできる人間ですので、落ち着いて相手の目を見ながら、穏やかに話ができるといいですね。
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