美容室経営で役立つオンラインサロンを活用した組織作り#3 メリットとデメリット

昨今、芸能人に限らず、個人やビジネスとしても多く活用されている「オンラインサロン」について知りたい方へ。この記事では、美容室経営をしている方向けに特化した、組織運営においてのオンラインサロンを活用した仕組み作りについて、連載形式でお届けしていきます。

美容室を経営していく上での組織における問題を、オンラインサロンという仕組みを使ってどう解決していくかについて、実際の事例をもとにご紹介していますので、気になる方は是非チェックしてください。

前回は「美容室経営でオンラインサロンを活用していく2つの軸」というテーマでお伝えさせて頂きました。

2つの軸とは?
「外部」=ブランド構築と「内部」=組織文化の構築

今回は、この2つの軸についてのメリットとデメリットについてお伝えしていきます。

【この記事を読んでほしい方】

  • 美容室経営をしている組織に関する問題を抱えている方
  • 新たに組織の文化を一新しようと考えている方
  • 複数の店舗展開をしている/もしくはこれからしようと考えている方
  • 新規事業に踏み込もうとしている方
目次

「外部=ブランド構築」と「内部=組織文化の構築」のメリットとデメリット

美容室経営でオンラインサロンを活用していく2つの軸、それぞれのメリットとデメリットについて、「実効性」と「実行性」の観点から見ていきます。

  • 実効性…実際に効果(結果)が出るのか
  • 実行性…実際に行えるのかどうか

オンラインサロンを活用したブランド構築のメリットとデメリット

まず、ブランド構築のためにオンラインサロンを活用し、顧客や市場など外部にアプローチするメリットとデメリットを解説します。

(1)メリットは実効性が高いということです。

継続して続けていくことで、まわりから認知や興味を持ってもらえる可能性が高くなります。新規顧客の獲得や、また既存顧客をフォローしていくということも同時にできるのも魅力的です。また、採用の窓口として自社を知ってもらうこともできるということも大きなメリットで、認知や興味を持ってもらうということが幅広い効果を期待することができます。

※逆に言うと、間違ったブランディングをしてしまったり、実際にオンライン上とオフラインでの乖離があった場合信用の損失となるので注意しましょう。

(2)デメリットは実行性が低いということ

理由は上記のメリットを実現していくには、継続的な価値を提供し続けることが重要となります。情報や知識はネットで検索すればほとんど手に入れることができます。また、技術や知識での差別化が困難な時代なので、その美容室ならでは価値を継続的に提供し続けるにはポテンシャルと仕組みを構築することが必須となります。

オンラインサロンを活用した組織文化の構築のメリットとデメリット

次に、組織文化の構築のためにオンラインサロンを活用し、自社の組織内にアプローチするメリットとデメリットについて見ていきます。

(1)メリットは実行性が高いということです。

理由は、気軽に開始できること、大きな投資を必要としない点です。組織内でのコミュニケーションを円滑にすること、部門間での情報共有や連携をとる仕組みとして活用しやすいというところは大きなメリットとなります。

(2)デメリットは実効性が低いということ

「外部」=ブランド構築のような直接的な売上や利益のような定量的な数値を測るのが困難なので「効果」を実感するのが感覚値によるのもが大きいです。しかし、個ではなく組織力を高めることで、新しい取り組みへのチームワークや参画意識を高めることもできます。

「外部=ブランド構築」と「内部=組織文化の構築」のメリットとデメリットについてまとめ

  • オンラインサロンによる「ブランド構築」のメリットは「実効性」が高いこと、デメリットは「実行性」が低いこと
  • オンラインサロンによる「組織文化の構築」メリットは「実行性」が高いこと、デメリットは「実効性」が低いこと

今回は、オンラインサロン活用方法の2つの軸、それぞれのメリットやデメリットについて解説しました。どんなメリットを得たいのかによって、実効性と実行性の観点から活用の軸を選択してみてください。

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この記事を書いた人

株式会社カプラス
オンラインサロン運営担当(2020年8月から参画)
・組織文化構築やコミュニケーション活性化
・様々な知見を共有できるコミュニティ構築
・美容師の働き方、活躍の場 
など、美容業界への貢献に取り組む。

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