美容室のコロナ(ウィルス)感染予防対策って万全?安心して通える美容室の感染予防対策を徹底解説!

ウイルス感染が不安でも、髪の毛は伸びるし、カラーもしたい。美容室に少しでも安心して行けるよう、感染症対策を徹底しているお店を選ぶことをお勧めします。ここでは、感染予防対策をしっかりしているサロンって、どんなことをしているのか?を徹底解説します。

目次

美容業界における感染予防ガイドライン

美容業の指針を示す全日本美容業生活衛生同業組合連合会(全美連)は、美容室でお客様にサービスを提供するために、ガイドラインを作成しています。多くの美容室では、新型コロナウイルスの感染についての知識と、サービスの提供に際して細心の注意が求められるため、店舗の新型コロナウイルス感染拡大予防対策の参考にしています。

https://www.seiei.or.jp/chuoukai/images/guide_biyo_bcp.pdf

全日本美容業生活衛生同業組合連合会(All Japan Beauty Shop Owner’s Association)提供

美容室ができる感染予防対策

美容室は、保健所の営業許可を取得しなければ営業できない業種であるため、従来の伝染病感染予防対策は施策されています。しかし、コロナウイルスが出現する前から、インフルエンザウィルスや手足口病の伝染病に関して、毎年流行する時期に感染拡大を引き起こしていたことは事実です。理由としては、日本のサービス業はマスクを着用しての接客が失礼だという考え方があったため、マスク無しで長時間接客する美容室での感染拡大は、なかなか防ぐことができませんでした。

ところが、コロナウイルスの出現により、接客サービス業の概念が180度変化しました。美容師がマスクを着用して接客をすることが失礼だという考え方が完全に消失したのです。今までウイルス感染拡大をなかなか防げなった美容室にとって、感染拡大予防対策に大きな一歩を踏み出すことができました。

感染予防対策① 手指消毒

店内に入ってくる前に手で触れたものから付着しているかもしれないウイルスを除去のため、手指消毒液を使用します。

感染予防対策② 店内用マスク配布

店内用の不織布マスクをお渡しすることにより、店内でマスクを外している時間をほぼゼロにする。店内用のマスクに交換していただくことにより、お客様のマスクは汚さずに帰宅できます。

感染予防対策③ 飲料サービス廃止

店内用マスクの配布目的が、マスクを外している時間ほぼゼロなので、コロナ前では当たり前だった飲み物の提供を廃止しています。

感染予防対策④ 紙面雑誌の提供廃止

紙面雑誌の除菌方法が徹底できないため、コロナ前には当たり前だった雑誌の提供を廃止しています。その代わりに、除菌をしっかりしたiPadでのデジタル雑誌の提供をしています。

感染予防対策⑤ 店内換気機能強化

店内の空気の入れ替え時間を決めて行ったり、店内に空気清浄機を設置する店舗も多くあります。ただ、もともと美容室の換気設備は、他業種の換気設備よりも強いものが使われていることが多いそうで、空気の入れ替えは不要説もあります。

感染予防対策⑥ お見送りと退店後の除菌の徹底

お客様が店舗を出る際、出口ドアに触れないようにスタッフがドアを開けてお見送りをすることを徹底しています。ウイルスの感染拡大防止の観点から、この最後の心遣いは大切です。また退店後には、前のお客様が触れた部分の拭き取ります。

ウイルス感染拡大防止サロンに必要な設備6選

前述した感染予防対策は、スタッフ一人一人が感染予防の意識を高く持つことにより、一般的な美容室の内装設備でも実現可能な予防策です。しかし、どんなに意識を高く持っても、店舗内装が感染予防対策仕様になっていないことで、徹底できないことがいくつかあります。ここでは、その歯がゆい部分を紹介していきます。

必要設備① 自動ドアの設置

出入り口ドアの非接触入店は、ウイルス感染拡大防止の観点から、かなり優先度の高い設備です。入店時の接触は、すぐ手指消毒をすることにより、予防は可能です。しかしながら、退店の際には、ドアノブにウイルスが付着していた場合は、感染拡大を引き起こします。このため、美容室では、ドアノブの拭き取りの徹底や、退店時にお見送りすることにより、スタッフがお客様の代わりにドアを開け、お客様はドアノブに触らないようにしています。店舗のドアを自動ドアにすることにより、お客様にはもちろん、スタッフにも安心・安全な店舗となります。

自動ドアへの変更は、100万円程度コストはかかりますが、自治体の感染予防対策補助金を使えば、半額か3分の2を負担してもらうことができます。細心な心遣いでスタッフが疲弊しないよう、店舗出入り口を自動ドアに変えることをお勧めします。

必要設備② 個人クロークの設置

美容室の多くは、お客様のお荷物や上着をお預かりし、すべてのお客様のお荷物や上着を同じクロークに収納し、管理します。ウイルスが付着しているお荷物や上着があった場合、感染拡大を引き起こします。貴重品をお預かりする個人ロッカーがある店舗はありますが、個人クロークまでは、コストというよりは、スペースの問題で常設できないのが現実です。

必要設備③施術ごとに手洗いをする手洗い場の設置

全美連の感染予防ガイドラインの⑧-(3)に記述。

⑧-(3)従業員の感染予防のための管理

・ 従業員は常に爪を短く切り、客1人ごとの作業前及び作業後や会計後

等のこまめな手指消毒又は石鹸と流水による手洗いの徹底を図る。

上記ガイドラインにもあるように、お客様を守るために美容師はこまめな手指消毒や手洗いを徹底します。これを守るには、1日に20回以上の手指消毒が必要となります。手荒れが付きものの美容師さんにとっては、消毒液よりも手洗いがお勧めです。美容師がこまめに流水で手洗いができるための、手洗い場の増設が必要です。これもコストの問題というよりもスペースの問題で増設ができないのが現実です。

必要設備④ 可動式シャンプー台設備の個室完備

コロナが発生し、隣の席との距離を2m離す、席と席の間にパーテーションをするなど、隣の席の会話による飛沫防止措置は、それぞれの美容室が対応しました。席と席の間隔を取るために席を間引く必要があり、席数の減少が売り上げの減少に繋がります。ビニールのパーテーションを天井から下げて半個室を作ったが、それを清潔に保つことに大きな課題が残ります。そこでコロナ後を見据えて、可動式シャンプー台完備の個室サロンの開業が増えています。この形式の店舗では、入店から会計・退店までワンストップ(個室内)で完結するため、安心安全はもちろん、スタッフの感染予防対策も徹底しやすい内装設備のひとつです。しかし、設備投資は一般の美容室設備に比べ、2倍から3倍かかるため、体力のある企業が運営する美容室でしかここまでの設備投資をできないのが事実です。

安心して通える設備のあるサロンの理想的な動線

いかがでしたでしょうか?内装設備ごと感染拡大防止を徹底したサロンとは、以下に書くような動線で入店から退店までできるサロンだと考えます。

①非接触型自動ドアをくぐり店内へ
②店頭にある手洗い場で手洗い
③店員の案内で個室へ
④個室にある個人用クロークに上着と荷物を収納
⑤可動式のシャンプー設備により、シャンプーブースへの移動不要で施術終了

会計※まで個室で済ませ、自分で個人クロークから荷物や上着を取って自動ドアをくぐり退店

キャッシュレスが理想的です。

その他、トイレは全自動。美容師が次の施術の部屋に行くときに手洗いをする手洗い場の設置も必要です。

このような感染予防対策を徹底した内装設備のある美容室が少しずつでも増えることにより、美容室は安心安全な場所というイメージが付き、これからどんなウイルスが入ってきても瞬時に対応できる美容室業界になるでしょう。

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この記事を書いた人

株式会社カプラス代表取締役として、美容室事業・ヘアメイク事業・メディア事業を展開。新しい仕組みを考え、業界の現状と理想を配信。『できるを増やして、やりたいを実現する』をモットーに『美容師の社会的価値の向上』を目指します。

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