【美容師の仕事の魅力】を徹底解説|美容師さんはやりがいのある仕事

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美容師になるのを決めるのはいつ?

一般的に「美容師さん」と呼ばれている人のほとんどは、中学生や高校生のときに美容師になることを決め、国家資格を取得するために美容学校に進学し、2年(通信の場合は3年)という年月をかけ、試験の合格を目指します。資格取得後、美容室に就職し、3年から5年の修業(アシスタント)期間を耐え抜き、一人前の美容師となります。

皆さんの髪の毛を切っている「美容師さん」は、美容師になることを決めて美容学校に進学してから5年から8年の時間を美容師になるためにささげてきた人たちだということです。ここで言いたいのは、誰もが明日から美容師になろうと決めてすぐなれるものではなく、長い年月をかけて美容師になれるのです。

美容師の魅力|どんなメリットがあるの?

5年から8年もの年月をかけて一人前の美容師さんになった人には、いったいどんなメリットがあるのか?ここでは、美容師さんの仕事の魅力について徹底解説します。

魅力1. 人手不足なので職を失うリスクが低い

『美容師の仕事って、安月給で重労働』とういうような良くないイメージを持つ人もいると思います。同年代よりも収入が低かったり、毎晩遅くまでお店に残って練習をしている姿を見ると、誰もがそう思うかもしれません。実際に、修行(アシスタント)時期を超えられない若者が多いのも事実です。そんな安月給で重労働な修行時期を超えた一人前の「美容師さん」は、美容業界で職を失うリスクのほとんどないポジションを獲得します。

美容室は全国の信号機の数(19万機)よりも多い25万店舗あると言われています。美容室業界はここ数年、全国的に慢性的な人手不足(売り手市場)のため、美容師は全国どこの美容室で働くか、選び放題なのです。手に職を持つ美容師は、職を失うリスクが極端に低いと言えるでしょう。

魅力2. オンラインの時代になっても、需要は減らない

2020年コロナをきっかけに、社会全体は「オンライン」にシフトしました。これによってアナログ産業の一部は大幅な需要減となりました。しかし、アナログ産業の代表ともいえる美容室は比較的早いペースで客足が戻りました。この理由は非常に簡単で「髪は伸びる」ということです。在宅ワークが普及しても「髪が伸びれば、美容室に行ってスッキリさせたい」「白髪がのびれば染めたい」という欲求は消えることはないと証明されたのです。そのため、美容師という職業が必要なくなるというリスクは限りなく低く、常に一定の需要があると言えます。

魅力3. SNS活用すれば多方面で収入を得られる

最近では、SNSの普及に伴い、美容師はサロンで髪を切るだけではなく、自分たちの作品やセンスの良さを生かし、Instagramで多数のフォロワーを獲得したり、学んできた美容の知識や技術をYouTube動画や記事にして発信したりと、収入を得る仕組みを多数に手に入れる美容師が増えてきています。

一度手に入れた美容の技術と知識、誰もがすぐにはマネできないそれらを生かす方法が増えてきていること、それをしっかり生かす美容師の将来性はより明るく楽しいものになるでしょう。

魅力4.『生きがい』となる仕事

なんといっても美容師の仕事は「ありがとう」と感謝をされてお金を頂く仕事です。特に指名のお客様を多く持つ美容師さんは、毎日自分に会いにきてくれるお客様と楽しくお話しをして、そのお客様を綺麗にしてあげて感謝されてお金を頂く。そんな美容師さんの多くは、美容師という仕事は、何年やっても飽きないやりがいのある仕事(生きがい)だと言います。単純作業の繰り返しではなく、お客様に感謝をされる仕事は、生涯『生きがい』となる数少ない職種だと言えるでしょう。

魅力5.他業界、他業種でも活躍できる

美容師の技術や知識、コミュニケーション力は、他業種からも必要とされます。

・介護業界での介護美容
・ブライダル業界でのブライダルヘアメイク
・エンタメ業界での現場ヘアメイク
・美容師国家資格を必要とするアイリスト
・葬儀業界の『死に化粧』
・専門学校やスクールの先生

などなど。美容師の技術を身に付けることにより、美容室で美容師として働く以外にも、これらの業界や業種で必要とされているのです。

美容師のキャリアプラン

美容師には40歳定年説があります。これは40歳を過ぎるとお客様がどんどん失客して稼げなくなるという話です。ですがそもそも、お客様も一緒に年を重ねていくので、長く美容師を続けることは十分に可能です。現にお客様の「死に化粧まで」と、生涯の髪の毛のお世話を任される美容師も少なくはありません。

また前文でも書きましたが、美容室業界は慢性的な人手不足により、サロンも40代になった従業員をどのように雇用していくか考えなければ、経営が成り立たなくなっているのも事実です。ここでは、美容師のキャリアプランについて紹介します。

1.美容師が会社内で描くキャリアプラン

・教育の事業部を設立し若手の育成を行う
・エリアマネージャーとしてサロン運営を統括
・自社製品を開発し、販売を強化する
・PR/マーケティング事業部を設立し、サロン収益以外の収益モデルを創る
・採用担当者
・FCオーナーとして経営者になる などなど、キャリアステップは現場に立つ以外でも可能です。ただし、上記キャリアプランの実現には、店舗の大きさにも左右されますが、店舗数が10店舗以上が目安ではないかと思います。

2.美容師が会社組織外で描くキャリアプラン

・ヘアメイク事務所に所属してTVや雑誌のヘアメイクさんになる
・個人事業主になり、タレント専属のヘアメイクさんになる
・結婚式場に就職し、ブライダルのヘアメイクさんになる
・専門学校やスクールに就職し、学校の先生になる
・自分でお金を貯めて美容室を開店する
・介護美容に登録し、介護施設に訪問美容を行う。

 などなど、会社組織の外であっても、美容師の持つ技術とコミュニケーション能力があれば、多岐にわたって活躍の場を手にすることができるのです。また最近では、ヘアメイク事務所で美容室を運営している会社があるので、その場合は、上記3つに当たる現場ヘアメイクの仕事は、会社内でのキャリアプランでも実現可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか?美容師の仕事は、安月給で重労働というイメージをお持ちの方も少なくはないと思います。美容室の業界課題は、オーバーストア化(全国25万店舗)による慢性的な人手不足です。その業界課題を解決すべく、美容業界の今は、働きやすく夢のある環境へと大きく変わりました。美容はどの時代にも常に求められています。美容業界に興味のある方は、まずは一人前の美容師になることをおすすめします。そうすれば、美容業界だけでなく他業界からも常に求められる人材になり、生きがいとなる仕事を手に入れられるでしょう。

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この記事を書いた人

株式会社カプラス代表取締役として、美容室事業・ヘアメイク事業・メディア事業を展開。新しい仕組みを考え、業界の現状と理想を配信。『できるを増やして、やりたいを実現する』をモットーに『美容師の社会的価値の向上』を目指します。

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