【薄毛予防対策】頭皮と髪に悪影響を及ぼす生活習慣12選

頭皮と髪に悪影響を及ぼす生活習慣を知りたい方へ。本記事では頭皮と髪に悪いことから、改善策まで大公開!忙しくても取り入れられる頭皮ケアも紹介していますので、気になる方はぜひ活用してみてください!

目次

ライフスタイルとケアの仕方が頭皮と髪に悪い影響を与える

woman holding a cup of coffee at right hand and reading book on her lap while holding it open with her left hand in a well-lit room

抜け毛が多い人と少ない人。個人差はもちろんありますが、「ライフスタイル」と「ヘアケアの仕方」次第で大きな差が出て来ることをご存じでしょうか?

偏った食事や運動不足が健康に悪いのと同じく、頭皮や髪へ悪影響を及ぼす習慣が毎日の暮らしに多く潜んでいます。この記事では『悪い生活習慣』4つ、『悪い食習慣』 4つ 、『悪いヘアケア習慣』 4つ 、頭皮と髪に悪い12のことをご紹介していきます。抜け毛や髪の悩みがある方は、ぜひ参考にご覧ください。

健康な髪=健康な頭皮

サロンではよく『健康な髪は健康な頭皮から生まれる』とお話しする機会があります。頭皮と髪の毛にはとても密接した関係があるので髪を健康にしたい方も頭皮の健康を考えることが大切です。
毛母細胞が細胞分裂を盛んにする為には毛根につながっている毛細血管からの栄養が必要不可欠となります。髪は頭皮内部の毛根にある毛母細胞という場所で作られます。毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、髪毛が成長していく仕組みです。

ヘアサイクル

髪は数年伸び続けた後にしばらく成長を止めます。やがてそれが抜け毛となり次の髪が伸び始めます。この一連の流れを「ヘアサイクル」と呼びます。血流によって多くの栄養が毛根に運ばれることが、髪の成長と正しいヘアサイクルを維持するために必要不可欠です。血行が悪く、頭皮に栄養が不足するようでは細く抜けやすい毛になってしまうことにつながります。

ヘアサイクルについて、血行を良くする方法について詳しく解説している記事です↓

このように髪の成長に影響を与える要因は内的にも外的にも存在します。
髪の毛の悩みを改善したい場合には「頭皮に悪影響となるものが何か」という視点でも考えていくことが重要になります。

頭皮と髪に悪い生活習慣4つ

three clear drinking glasses on brown wooden table

毎日の生活の中で知らずにしている頭皮と髪に悪い習慣を見直しましょう。日頃から感じる身体的・精神的不調が実は頭皮や髪にも悪影響を与えている可能性があります。生活の中での悪い習慣を以下にまとめます。

悪い生活習慣1. ストレスを溜めすぎる

ストレス解消ができず溜め込んでしまう人は要注意です。ストレスのせいで体に不調が出るように頭皮の調子も悪くなる恐れがあります。仕事などで無意識のうちに毎日何かしらのストレスを受けていることは多いかと思います。
ストレスを完全に無くすことは困難ですので自分なりの解消方法を持つことはとても大切です。眠ること、好きなことに没頭すること、仲の良い友人と話すことなど、色々な解消方法を試してストレスをなるべく溜めないようにしましょう。

悪い生活習慣 2. 煙草の吸いすぎ

煙草の吸いすぎは頭皮と髪の毛に悪い習慣になります。頭皮まで栄養を届ける為には、毛細血管まで血行を良くしていくことが大切です。ですが、煙草に含まれるニコチンが体内で血管を収縮させ、身体全体を血行不良にしてしまうといわれています。
また煙草は活性酸素を増加させるので頭皮だけでなく、体の老化も促す作用があります。もちろん頭皮や髪の毛に対する悪影響の観点からもおすすめできません。これを機会に喫煙の習慣を減らしていくことをおすすめします。

悪い生活習慣 3. お酒の飲み過ぎ

アルコールの飲みすぎにも注意が必要です。
髪の成長に不可欠なものにアミノ酸やビタミンがあります。ですがアルコールを分解するためにはそれらが多く使われてしまいます。お酒を飲みすぎることによって髪をつくる栄養が足りなくなることがあります。

悪い生活習慣 4. 睡眠不足

睡眠不足が続くことにより体が十分に休まらず、さまざまな疲労が溜まっていきます。そのような状態ではもちろん体の代謝も低下していきます。
そして頭皮と髪の毛は生きていくための器官としてエネルギー供給の優先順位が低いため、髪に必要な栄養は運ばれにくい状態になってしまいます。夜更かしは避け、しっかりとした睡眠時間を確保し、毎朝、同じ時間帯に起きるリズムはとても大切です。髪の毛だけではなく、体のためにも睡眠不足に陥らないように気をつけましょう。

頭皮と髪に悪い「食習慣」 4つ

white and blue ceramic bowl with rice

不規則な食生活が続くと発毛に必要な栄養素が不足します。
髪に悩みがあって、食生活が不規則な人は、普段の食事に原因があるかもしれません。そこでどのような栄養素が不足すると頭皮や髪の毛に影響があるのかを以下にまとめました。

悪い食習慣1. タンパク質の不足

タンパク質は人間の体にとって重要な構成成分のひとつです。髪の主成分のアミノ酸もタンパク質が分解されたものです。
現代の食生活ではタンパク質が不足しがちな人が増えているそうです。魚、肉や卵、大豆などの良質なタンパク質やアミノ酸を含む食べ物を意識して摂取することがとても大切です。
食品以外ではトレーニング用のプロテインでもタンパク質を摂ることができます。

悪い食習慣 2. 亜鉛と鉄分の不足

亜鉛と鉄分は髪の成長に必要不可欠な栄養素です。
どちらも不足するとヘアサイクルが乱れてしまい抜け毛や白髪の発生につながります。亜鉛は毛母細胞の細胞分裂を促進し、鉄分は毛母細胞へ栄養を運ぶ血液中のヘモグロビンを作ります。亜鉛と鉄分は納豆、イワシ、牡蠣、レバーなどに多く含まれますが、普段の食事では不足しがちな栄養素です。亜鉛と鉄分が含まれる食材は積極的に取り入れてみましょう。 

悪い食習慣 3. 脂質の摂りすぎ

揚げ物など脂質の多い食べ物に偏った食生活にも注意が必要です。
脂質を摂りすぎは肥満だけでなく、皮脂の過剰な分泌を促す恐れがあります。過剰分泌された皮脂が頭皮に残留すると毛根が弱ったり毛穴が塞がるので髪の成長に影響を及ぼす要因となります。
外食時も脂質だけでなく野菜などを意識的に摂るように心がけて栄養のバランスに注意しましょう。

悪い食習慣 4. ビタミンAの不足

最後にビタミンAも不足しがちな栄養素になります。新陳謝代謝に関係し、頭皮の乾燥、フケ、かゆみを防ぐと言われています。
このように頭皮環境を整える役割があるので、にんじんやかぼちゃといった緑黄色野菜からの摂取がおすすめです。
ですが、サプリなどで多量に摂りすぎると中毒症状が出る恐れもあります。頭痛や食欲不振など不調の要因となるので、過剰摂取にはくれぐれも注意しましょう。普段の食事だけではビタミンAの過剰摂取にはならないとされています。

頭皮と髪に悪い「ヘアケア習慣」4つ

low-angle photography of palm tree during daytime

毎日のシャンプーやドライヤーなど普段何気なく行っているヘアケアにも実は頭皮や髪にダメージを与えるような悪い習慣が潜んでいる場合があります。

それでは注意すべき点を確認してみましょう。

悪いヘアケア習慣1.ドライヤーのかけ過ぎ

濡れているシャンプー後の髪はキューティクルが開き摩擦で傷つきやすい状態です。そのためドライヤーで乾かす際も注意が必要です。ドライヤーは使い方によって美髪にも役立つ一方、髪にダメージを与える可能性もあります。使い方のポイントを押さえることでそれを防ぐことができます。

ドライヤーの使い方のポイント4つ

  1. ドライヤー前にタオルドライを行いましょう。
  2. 内側の髪の根本から乾かしていき、表面の髪は後から乾かすようにしましょう。
  3. ドライヤーの吹き出し口を髪から20cmほど離して同じ場所が高温になり過ぎないように注意しましょう。
  4. ドライヤーを使う前に髪を保護するアウトバストリートメント(ヘアオイルやスタイリングローション)をつけると熱やダメージが抑えられます。つけすぎると髪のべたつき乾きにくくなることもあるので、使用量には注意しましょう。

悪いヘアケア習慣 2.紫外線対策をしない

紫外線を浴びることは肌が老化する原因の一つですが、髪と頭皮においても同じことが言えます。
紫外線は夏に多いと思われがちですが、実際は年間を通じて降り注いでいます。頭皮と髪を守れる簡単な対策としては帽子や日傘をつかったり、髪や頭皮に使えるスプレータイプの日焼け止めなども併用するのがおすすめです。

悪いヘアケア習慣 3. 髪をきつく縛りすぎている

普段から縛ることが多い方は意外と注意が必要です。
きつく縛りすぎたまま長時間過ごしていると、強く引っ張られた髪には負担がかかり頭皮は血行不良になります。2〜3時間おきには髪をほどいて頭皮をほぐしたり、一日の終わりにはマッサージで頭皮をほぐしてあげる習慣を取り入れることで切れ毛や抜け毛、薄毛を防ぐことが出来ます。

簡単かつ効果的に頭皮マッサージが出来るブラシについて詳しく解説している記事です↓

悪いヘアケア習慣 4.正しいシャンプーが出来ていない

髪に合っていないシャンプーを使ったり、頭皮をうまく洗えていなかったり、毎日の習慣であるシャンプーを正しくすることは良い頭皮と髪の毛を育むことに繫がります。シャンプー前にお湯で髪をよくすすぎ、シャンプーはよく泡立ててマッサージをしながらしっかりと洗うようにすると効果的です。汚れやスタイリング剤が多くついている場合には泡立ちが悪いことがありますが、そんな時は一旦シャンプーを流してからの二度洗いがおすすめです。

洗浄成分を含むシャンプー剤は頭皮に残らないよう十分にすすぎましょう。
コンディショナーやトリートメントも同様です。ダメージケア、頭皮ケアなど、髪や頭皮のタイプ別に選べるものも増えているので自分に合ったシャンプーを選ぶことができます。毎日するシャンプーは頭皮や髪にとってとても大切です。ご自身に合ったシャンプーで、正しく頭皮と髪の毛をケアしましょう。

あらゆる悩みに対応/優しく美髪を育むシャンプー、トリートメントを詳しく解説した記事です↓

季節によるパサつきやダメージやタイプ別のお悩みに合わせたシャンプー、トリートメント選びについて詳しく解説している記事です↓

正しいシャンプーについてより詳しく解説している記事です↓

身体に良くないことは髪と頭皮にも悪い

woman in water pool

頭皮と髪に悪い生活習慣をご紹介しました。
頭皮も毛髪も身体の一部です。肌や身体に悪いことは髪にも頭皮にも当然悪影響を及ぼします。「身体に良いことは髪にも良い」そのことを忘れずにいるだけで薄毛や抜け毛などの改善も大いに期待できます。

肌に良い生活習慣について詳しく解説している記事です↓

食生活、適度な運動、ストレス解消、十分な休息。暴飲暴食、タバコの吸いすぎには注意して規則正しい生活を心がけることが大切です。ぜひ今日から頭皮と髪に悪影響となる生活習慣を減らし、良いケア習慣を増やしていきましょう!

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この記事を書いた人

Sekiguchi Sekiguchi 市川店 ディレクター

abie hair 在籍。現役トップスタイリスト。日々のサロンワークで培われた経験を活かして、プロの視点から美髪を手に入れるためのリアルで役立つ情報を発信していきます。

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