【美容室で働く】教育カリキュラムを紹介『#ポニーテール#28』

セットの基礎が詰まっていると言われるポニーテール。本記事では、基本的な手の扱い方やゴムの結び方などについて紹介きていきます。

目次

【基礎編】ポニーテールを作るためのポイント

ポニーテールの基本は、たるまずにきっちり結んでいること。最近では、軽く崩したようなヘアアレンジも人気ですが、基本のポニーテールができてこそのおしゃれアレンジです。

では、綺麗なポニーテールの作り方を見ていきましょう。

ポニーテールのポイント1. 一束にまとめる

根元からしっかりコーミングをして、全ての髪を一箇所に集めます。表面だけでは、仕上がりがボコボコしてしまう為、痛くない程度に頭皮かくようにコーミングすることがポイントです。

あごを上げて上を向いた状態で結ぶと、襟足がたるまずに結べるのでお客様に協力していただくといいと思います。

あご先から耳の一直線上に集めると、黄金バランスの綺麗なポニーテールになります。

ポニーテールのポイント2. 丸ゴムで結ぶ

丸ゴムを使うことによって髪の量や長さ、質に関係なくいろんな髪を結ぶことが出来るので覚えておきましょう。

①先を5センチほど残して親指で押さえ、押さえているゴムの上を通って握っている根元にゴムを時計回りに3回ほど巻き付けます。この時しっかりゴムを伸ばしながら巻き付けるとしっかり結べます。

②ゴムの両端をしっかりと上に向かって引き、2〜3回通して結び左右に引っ張ります。

③左右を入れ替えてもう一度左右にしっかり引きます。こうしておくと外す時も外しやすくなります。
緩みが心配な場合は、固結びしておくと安心です。長すぎる余計なゴムは、ハサミで切ってしまいましょう。

ポニーテールのポイント3. 結び位置によって変わる印象

ポニーテールは、結ぶ高さや向きによって印象が変わってきます。例えば、

高い位置→若い、元気な印象
低い位置→大人、落ち着いている印象

このように、お客様の理想的なイメージや、シチュエーションに合わせて使い分けると、より良いスタイリングができます。

【応用編】毛量が多い人向けポニーテールの作り方

毛量が多いと一回で一つにまとめるのが困難な場合があります。そんな時は、2段階に分けて作ると崩れづらく、綺麗なポニーテールが作れます。

①イヤートゥーイヤーで前後に分けます。

② しっかり根元からブラシをいれて、表面も整えながらG・P(ゴールデンポイント)に向かって集めます。

③ 軽くねじり、焦点を絞りコームをいれて、左手を毛束の下におき、コーミングしながら左手でしっかりと毛束を握るとより締まります。

④しっかりと握ったまま一度結びます。

⑤フロントの毛を結んだところまで、表面をブラシで整えます。

※下の結んだ毛流れに合わせてブラッシングします。

⑥軽くねじり、焦点を絞りコームをいれます。

⑦左手をポニーテールの下に置き、右手の人差し指と中指を使って面をおさえながら、下のポニーテールと合流させます。

⑧もう一度、ゴムで結んだら完成です。

【補足】簡単なゴム隠しのやり方

飾りがない場合、丸ゴムが剥き出しなのは格好が悪いですよね。簡単な方法でゴムを隠すことによってよりおしゃれなポニーテールを作ることができます。

①ポニーテールの下の方から、少し毛束を取り軽く内側に逆毛を入れます。

②表面に出る面を軽く梳かしたら、ゴムが隠れるように根元に巻き付けます。

③毛先まで巻き付けたら、スモールピンでとめます。この時、ピンが開きすぎるととまりにくいので開きすぎないように注意しましょう。

④しっかりとまれば完成です。

ヘアセットの基本【ポニーテール】をマスターしよう

ポニーテールは、すべてのヘアセットの基本になります。丁寧なコーミングが出来ているか、緩み・たるみはないか、ゴムが外れたり崩れてこないか。中心や左右のバランスが取れているか。全てチェックしながら、綺麗なポニーテールを作れるようになりましょう。

もちろん、痛みがないか等も含めお客様を気遣いながら施術することが最も重要となります。技術だけに集中せず、お客様との会話を大切に施術を行なっていきましょう。

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この記事を書いた人

美容師として働きながら、ヘアセットとメイクを勉強し直し、ヘアメイク師として活動するために転職。美容師ならではのヘアメイクから着付けまでトータルでの対応可能も強みの1つ。ひとりひとり、個性を生かしつつ魅力を引き出すヘアメイクが特徴。それぞれの悩みに寄り添った情報を発信します。

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