「せっかくパーマをかけたのに、すぐにカールがゆるくなってしまった……」とお悩みではありませんか?
パーマの持ちは、髪質やパーマの種類だけでなく、普段の洗い方や乾かし方、スタイリング方法によっても変わります。
この記事では、パーマが取れやすくなる原因から、シャンプーの選び方、お風呂上がりの乾かし方、スタイリングのコツまで、美容師の視点から分かりやすく解説します。
パーマはなぜ取れてしまうの?

パーマは、薬剤を使って髪の内部にある結合に働きかけ、ロッドなどで形をつくることでカールやウェーブをつけます。
そのため、施術後の髪はパーマをかける前よりもデリケートな状態です。
ただし、「パーマをかけた後に髪を洗ったら、すぐにパーマが取れる」というほど単純なものではありません。
パーマの持ちには、もともとの髪質やダメージ、パーマの種類、デザイン、使用した薬剤など、さまざまな要素が関係しています。
だからこそ、自宅では「パーマを無理に落とさない」というより、髪をできるだけ傷ませず、カールが出やすい状態を保つことが大切です。
パーマが取れやすくなる原因

原因1.髪を強くこすりながら洗っている
シャンプーをするときに、髪の毛をゴシゴシこするのは避けましょう。
髪が濡れているときは摩擦による負担が大きくなりやすいため、髪同士を強くこすり合わせるような洗い方は、ダメージの原因になります。
シャンプーは頭皮を中心に洗い、髪の毛は泡を通すようにやさしく洗うのがおすすめです。
また、洗浄力だけで「このシャンプーならパーマが長持ちする」と決めることはできません。髪質や頭皮の状態に合ったものを選ぶことが大切です。
原因2.濡れた髪をそのままにしている
パーマをかけた髪は、濡れた状態で長時間放置するのも避けたいところです。
お風呂上がりに自然乾燥させるのではなく、タオルで水分をやさしく取り、できるだけ早めにドライヤーで乾かしましょう。
ただし、乾かすときに髪をまっすぐ引っ張ってしまうと、パーマのカールが伸びた状態で乾いてしまいます。
パーマを長持ちさせたいなら、「髪を傷ませない」だけでなく「カールを残す乾かし方」も重要です。
原因3.高温のアイロンやコテを頻繁に使っている
パーマをかけた後でも、アイロンやコテを使ってスタイリングすることはできます。
ただし、毎日のように高温で熱を加えたり、同じ部分に何度もアイロンを当てたりすると、髪への負担が大きくなります。
パーマのカールを生かせるスタイリングを取り入れれば、アイロンやコテに頼らなくてもヘアスタイルをつくりやすくなります。
原因4.髪のダメージが大きい
パーマの持ちは、髪のコンディションにも左右されます。
カラーやブリーチ、縮毛矯正、日常的なアイロンなどによって髪への負担が積み重なっている場合、パーマのかかり方や持ちにも影響することがあります。
「パーマがすぐ取れるから、もっと強くかけてもらおう」と考えるのはおすすめできません。
髪の状態によっては、強い薬剤や高い負荷をかけることで、かえって髪のダメージが大きくなる可能性があります。
パーマを繰り返している方は、次の施術をする前に美容師へ髪の状態を見てもらいましょう。
原因5.髪質やパーマの種類が合っていない
そもそも、髪質や希望するスタイルによって、パーマのかかりやすさや持ちは異なります。
細く柔らかい髪、直毛、ダメージのある髪などは、希望するカールによってはパーマが出にくい場合があります。
また、コールドパーマとデジタルパーマでは、カールの出方や得意なスタイルも異なります。
「パーマが取れやすい=ホームケアが悪い」とは限りません。
何度かけてもすぐに取れてしまう場合は、そもそものパーマの種類やデザインが自分の髪質に合っているかを美容師に相談してみましょう。
パーマを長持ちさせるためのケア方法
ここからは、今日から取り入れやすいパーマ後のケア方法をご紹介します。
シャンプーは髪をこすらずやさしく洗う
パーマ後のシャンプーは、髪をゴシゴシこすらないことがポイントです。
まずはぬるめのお湯で髪と頭皮をしっかり予洗いし、シャンプーをよく泡立ててから頭皮を中心に洗います。
髪の毛は泡が通る程度でも十分に汚れを落とせます。
「パーマを長持ちさせるために、絶対にこの種類のシャンプーを使わなければいけない」というものはありませんが、洗った後に髪がきしみやすい場合は、洗浄力や仕上がりが自分の髪に合っているか見直してみるとよいでしょう。
パーマをかけた当日のシャンプーは美容師の指示を優先
「パーマをかけたら48時間シャンプーしてはいけない」といわれることがありますが、現在は施術に使用する薬剤やパーマの種類もさまざまです。
そのため、一律に「48時間洗ってはいけない」と考えるよりも、施術を担当した美容師から案内された時間やホームケア方法を優先するのがおすすめです。
当日のシャンプーについて気になる場合は、施術が終わったときに確認しておきましょう。
トリートメントやアウトバストリートメントで乾燥を防ぐ
パーマ後は髪の状態に合わせて、トリートメントでコンディションを整えることも大切です。
特に毛先が乾燥しやすい場合は、洗い流すトリートメントに加えて、ドライヤー前に使うアウトバストリートメントを取り入れるのもおすすめです。
ミルクやオイルなど種類によって仕上がりが異なるため、髪が細くてペタッとしやすい人は軽めのもの、乾燥や広がりが気になる人はしっとりタイプなど、自分の髪質に合わせて選びましょう。
トリートメントを使えばパーマそのものが復活するわけではありませんが、髪のコンディションを整えることで、パーマスタイルを扱いやすくすることにつながります。

パーマを長持ちさせる乾かし方

パーマ後のケアで特に意識したいのが、ドライヤーの使い方です。
1.タオルで水分をやさしく取る
お風呂から上がったら、まずタオルで髪の水分を取ります。
このとき、タオルで髪をゴシゴシこするのではなく、髪をタオルで包んでやさしく押さえるように水分を取りましょう。
2.ドライヤーは根元から
ドライヤーは根元を中心に乾かしていきます。
毛先は乾燥しやすいため、最初から長時間熱風を当て続けないようにしましょう。
3.毛先はカールをつぶさないように乾かす
パーマの種類にもよりますが、毛先を手のひらで軽く持ち上げたり、指でカールを整えたりしながら乾かすと、パーマの形を生かしやすくなります。
反対に、髪を下方向へ強く引っ張りながら乾かすと、カールが伸びた状態になりやすいため注意しましょう。
「まっすぐ伸ばして乾かす」のではなく、「パーマの形を残したまま乾かす」のがポイントです。

朝のスタイリングもパーマを長持ちさせるポイント
パーマの種類によって、スタイリング方法は変わります。
コールドパーマの場合
コールドパーマは、濡れているときにカールが出やすいのが特徴です。
朝にカールが弱く感じる場合は、毛先を軽く濡らしてからムースやワックスなどを使い、カールを揉み込むようにスタイリングすると、パーマを生かしたヘアスタイルをつくりやすくなります。
デジタルパーマの場合
デジタルパーマは、乾いたときにカールが出やすいのが特徴です。
毛束を指に巻き付けるようにして乾かしたり、カールを持ち上げながら乾かしたりすることで、パーマの形を生かしやすくなります。
ただし、実際のスタイリング方法はパーマのかけ方やデザインによって異なります。
美容室で「自宅ではどう乾かせばいいですか?」と聞いておくと、自分のパーマに合った方法を教えてもらえるので安心です。

紫外線対策も忘れずに

髪も紫外線による影響を受けるため、屋外で長時間過ごすときは帽子や日傘などを活用して髪を紫外線から守ることも大切です。
髪の表面は日光に当たりやすく、特に夏場は紫外線を浴びる機会が増えます。
髪用のUVケアアイテムを使う場合は、製品の使用方法を確認しながら取り入れてみましょう。
紫外線対策では、帽子や日傘などを組み合わせる方法もあります。
パーマがすぐ取れるなら、美容師に相談してみよう
パーマを長持ちさせるためには、毎日のヘアケアも大切です。
しかし、どれだけ丁寧にケアしていても、髪質やダメージ、パーマの種類、デザインによってはパーマが取れやすいことがあります。
何度パーマをかけてもすぐに取れてしまう場合は、
- パーマの種類が髪質に合っているか
- 希望するカールに対して薬剤やロッドの設定が合っているか
- 現在の髪のダメージでパーマをかけられる状態か
- 自宅での乾かし方やスタイリング方法に問題がないか
などを美容師に相談してみましょう。
特に、カラーやブリーチ、縮毛矯正などの履歴がある場合は、施術前に必ず伝えることが大切です。
パーマを長持ちさせて、好きなスタイルを楽しもう
パーマを長持ちさせるために大切なのは、髪を必要以上に傷ませないことと、パーマの形を生かした乾かし方・スタイリングをすることです。
シャンプーで髪を強くこすらない、濡れたまま放置しない、ドライヤーで髪を引っ張りすぎないなど、毎日のちょっとした習慣から見直してみましょう。
また、パーマがすぐに取れてしまう場合は、ホームケアだけが原因とは限りません。
「自分の髪質にはどんなパーマが合うのか」「どう乾かせば一番きれいにカールが出るのか」まで美容師に相談することで、自分に合ったパーマスタイルをより長く楽しみやすくなります。
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