美容専門学校の選び方|取れる資格や学費、よくある疑問まで徹底解説!

美容専門学校に進学して目指せる職業やかかる費用について知りたい方へ。本記事では、受験方法や奨学金、学費免除についてなど、気になるあれこれを徹底解説します。美容専門学校への進学を考えている方、迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

美容学生とは?美容専門学校の生徒

これから説明していくなかで出てくる美容学生とは、美容師やヘアメイクアーティストなどを目指す人が通う美容専門学校の生徒のことを指します。それぞれの学校の入学基準を満たし美容専門学校に通う学生は、年齢や性別に制限はありません。

美容専門学校は何を学ぶの?目指せる職業は?

美容専門学校は、学校によって学科やコースがあり、それぞれ学べることや取得できる資格、目指せる職業が異なります。自分が目指す職業のために何を学び、どの資格を取る必要があるのかで学科を決め、その学科やコースがある専門学校を選びましょう。

また、美容専門学校の校風や立地で選ぶ場合は、どんな学科やコースがあるのかをしっかりチェックし、目指せる職業は何があるのか把握しましょう。

学べる内容|免許取得と資格取得

美容専門学校で学べる内容は、主に以下の内容です。

  • 美容師or理容師免許
  • ヘアメイク
  • ネイル
  • エステ
  • 着付け etc

目指せる職業

美容専門学校で学ぶことによって目指せる職業は、主に以下の通りです。

  • 美容師
  • ヘアメイクアップアーティスト
  • 美容部員
  • ネイリスト
  • アイリスト
  • エステティシャン etc

専門学校によって、学科やコース、目指せる職業は様々です。上記に挙げたのはほんの一部の基本的な例で、働きながら通える学科や夜間のコースがある専門学校もたくさんあります。どの美容専門学校に行くべきか迷っている人は、近場だけではなく全国単位で探してみることをオススメします。

どんな受験方法があるの?難易度や倍率

専門学校のため偏差値の設定はありませんが、大学のような入試試験がある訳ではなく、難易度は高くありません。しかし、受験方法や学校によっては面接があるところもありますので、練習が必要です。

倍率は、ほとんどの専門学校が公開していませんが、募集定員には限りがありますので、早めの出願や準備を進めておきましょう。美容専門学校の主な受験方法は以下の通りです。

  • 一般入試
  • AO入試
  • 推薦入試

受験方法についても専門学校によって様々なので、学校の公式ホームページなどを参考にして情報収集しましょう。

費用はどれくらいかかる?学費や寮費、生活費など

専門学校というだけで、学費が高いイメージはありませんか?また、一人暮らしをする場合は食費や水道光熱費などの生活費もかかります。学費は専門学校によって異なりますし、ひとつの学校の中でも学科やコースによって変わりますのでよく注意して調べましょう。

ここでは、学費や家賃・寮費、生活費の平均的な額をご紹介します。

美容専門学校の学費の相場

美容専門学校は昼間、夜間、通信の3つの学び方があります。それぞれかかる学費も変わってきます。

・美容専門学校の昼間の学費
2年間の学費の平均は200万円〜270万円と、学校による差が大きいです。また、学費の他に教材費がありますが、教材費込みの学費を公表している学校と、教材費を含まない学費を公表している学校があるので注意が必要です。入学後は消耗品は各自で揃えなければならないので、定期的な出費があることを念頭に置いておいてください。

・美容専門学校の夜間の学費
夜間のコースに関しても、消耗品や教材費の問題は変わらずありますが、学費だけを見ると昼間のコースに比べて約100万円ほど安くなります。日中は働いている社会人や大学生が多く、学費を稼ぎながら学べるメリットがあります。

・美容専門学校の通信の学費
遠方から通学するのが難しいという人や、サロンに就職してから国家資格の取得を目指す人は、通信過程を選択します。通信は他の学び方よりもはるかに安い学費で済みます。教材費などは別途でかかりますので注意してください。

専門学生の家賃・寮費の相場

東京都内に住むとなると、家賃の相場は6万円〜10万円です。全国のワンルームの平均賃料は5万円で、東京都から離れるにつれ家賃の相場が下がる傾向にあります。もし家賃の面で問題がある場合は、地方の専門学校を探すのも一つの選択肢です。

もう一つの選択肢として学生寮があります。いい条件の学生寮を選ぶと、アパートを借りるよりもお金がかかることがありますが、大体の相場は6万円〜7万円ほどです。アパートを借りるのと差がないように感じますが、最初から家具がある程度揃っていたり、1000円前後で2食分の食事ができたり、防犯などの安全面や同じ学生が集まっている安心感もあります。

専門学生の生活費の内訳と相場

生活費は主に水道代・ガス代・電気代の他に食費や日用品などの生活必需品の出費もあります。それぞれの内訳は、おおよそ以下の通りです。

・水道代…1500〜2000円
・ガス代…2500〜3000円
・電気代…3000〜4000円
・食費…20000〜30000円
・日用品等…15000〜20000円
・娯楽・嗜好品費…10000〜20000円


以上はあくまでも相場なので、契約するライフラインの会社や種類、季節、生活環境を含めて、個人によって様々です。目安として参考にしてください。

奨学金の利用や免除・減免制度|働きながら通える学校も

美容専門学校は確かにたくさんの出費が伴います。しかし、学費の問題で夢を諦めるのはもったいないことです。お金の面で困ることがあれば、奨学金に頼るという選択肢があります。また、専門学校によっては学校独自の学費免除・減免制度があったり、働きながら通えるコースがあったりするのでご紹介します。

奨学金について

奨学金は様々な種類や機構があり手続きに時間がかかりますが、上手に利用することで個人の負担がかなり減ります。奨学金を利用するにあたって、主な種類は以下の通りです。

・国
日本学生支援機構には貸与型の第一種と第二種があります。第一種と第二種の大きな違いは利子の有無で、第一種は無利子で借りることができます。どちらも卒業後の返還義務は学生本人にあり、高校3年生時に予約申し込みをします。様々な書類提出などの審査があり大変ですが、無理のない上手な借り方をするためにも手順に従って丁寧に契約しましょう。

・自治体
場所によって異なりますが、住んでいる地域の自治体が奨学金制度を取り入れているところもあります。自治体によって条件や内容は様々なので、自分の住む地域の自治体について情報収集してみましょう。

・学校
学校独自の奨学金制度を設けている専門学校もあります。成績や資格取得など、条件は学校によって異なります。学校独自の奨学金制度の有無も含めて、進学時の情報収集をしてみてください。

学校ごとによる制度

美容専門学校には“奨学金”と名のついていない独自の制度を取り入れているところが多くあります。

・免除・減免
入学時の面接での結果やテスト成績によって選ばれたり、入学後の技術の成績などで選ばれたりと様々ですが、入学金や授業料の全額、または一部を免除してくれる学校もあります。


・働きながら 
サロンにアシスタントとして就職してから通信で学んだり、昼は社会人として働いて夜間の山門学校に通うという選択肢もあります。しかしこれらは体力的にきついのが否定できません。学校によっては学費を稼ぎながら技術習得ができるところもあります。ハリウッドワールド美容専門学校が一つの例です。参考にチェックしてみてください。

美容専門学校に関するQ&A

ここでは、美容専門学校についてのよくある疑問に答えていきます。

専門学校と短大の違いは?

短大は、専門分野について深く研究し、仕事や生活に必要な能力を育成することが目的の教育機関です。専門学校は、特定の仕事の実務に必要な知識や技能を身につけられる、実践的な教育機関です。学費に関しては短大の方が安く、就職率はほぼ変わりません。

美容師と理容師の違いは?

美容師と理容師は法律的に違います。美容師の仕事は、パーマや化粧などで“容姿を美しくすること”で、理容師の仕事は、頭髪の刈込や顔剃り等で“容姿を整える”ことです。美容師と理容師の免許は異なるので、注意してください。

放課後の時間は?バイトはできる?

放課後はバイトに時間を使っている人が多いです。居酒屋やスーパー、アパレルなど人によって自由です。テスト期間や国家試験への追い込み期間などは放課後に練習や勉強をしなければならないこともあるので、シフトにある程度融通がきくバイト先がおすすめです。

美容業界の将来性は?仕事は無くならない?

美容業界は幅広い職種があり、かなり広い世界です。美容業界といっても、全員が技術者というわけではありません。女性も男性も関係なく働けて、もし一つのことができなくなっても別の仕事につながるというような関連性が強いのが美容業界の特徴です。また、技術や接客に関してはAIには務まらない仕事です。美容の仕事がなくなることはありません。

美容専門学校に入らないと美容の仕事はできないの?

美容師の場合、通信などのコースで免許取得もできるため、美容専門学校に入らず先にサロンに就職する人もいます。国家資格のいらない美容の仕事、例えばメイクアップアーティストや美容部員などは専門学校に通わなくても就くことができます。

興味があったらオープンキャンパスへGO!

美容専門学校について詳しくお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。高校卒業後の進路や、社会人になってからの進学は、人生を左右するといっても過言ではありません。もし美容専門学校に行くと決めたなら、今度は学校探しです。ATELIER CARINOでは、全国の美容専門学校の強みや口コミなども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。最大手美容学校グループの国試対策の全国模試において、トップの過去実績あり。行動と同時に頭で考える思考派。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信。

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