【美容室で働く】教育カリキュラムを紹介|『コーミング#04』6つのポイント

コーミングとは、美容師がコーム(くし)を使ってお客様の髪をとかし整えることです。美容室で働くうえで、お客様の髪をとかす技術はたくさんあります。この記事では、コーミングとはどんな技術なのかを解説していきます。ただ髪をとかすという技術ですが、美容師はコーミングの6つのポイントを意識して行っています。

目次

コーミング技術を使うときはどんな時?

美容室でコーミングを行う場面は、主に6つあります。

  1. シャンプー前:縺れた髪をとかす。
  2. シャンプー後:縺れた髪をとかす。
  3. トリートメント中:トリートメントを馴染ませるようにとかす。
  4. カラー中:カラー剤を馴染ませるようにとかす。
  5. パーマ中:パーマ剤を馴染ませるようにとかす。
  6. カット中:髪流れを整える。

ここでは、お客様の縺れた髪を痛くないようにとかして、次の技術にスムーズに進めるようにするためのコーミングの基本をお伝えします。

コーミングの基本

美容室では、様々な技術で髪をとかす作業が入ってきます。コームでとかすことで毛流れを整えられるメリットがあります。
しかし、下手なコーミングは髪の毛にダメージをあたえるので注意が必要です。

ポイント①痛くしない、引っ張らない、無理に梳かさない

濡れている髪の毛は特にデリケートな状態になっています。コーミングは特に慎重に行います。

ポイント②コーミングをして綺麗な状態にする

シャンプー後、お席に戻りコーミングをして綺麗な状態でお客さまにお待ちいただきます。
お客様に分け目と前髪を下ろすかを伺います。

『分け目はどちらですか?』
『失礼致します』一言添えて分け目をつけて梳かします。
『前髪はどうされますか』

ここで注意!
・下ろす場合はおでこにかかるように梳かしておきます。
・前髪や分け目は跡がついて変な癖がつきやすいので必ず確認しましょう。

ポイント③襟足からとかす

分け目を確認したら上にかかってくる髪を避けて襟足から梳かします。ロングやダメージ毛の場合はダッカールを使う事もあります。毛先→中間→根元の順に梳かしていきます。引っかかる場合は、コームで梳かす髪の毛が引っ張られないように、梳かす部分より少し上を手で押さえてから梳かしましょう

『痛くないですか?』などの声かけもしましょう。

ポイント④水が滴る場合は髪をタオルで拭く

全部梳かし終えて水が滴る場合は、床やクロスが水浸しになってしまうので、髪をタオルで水気を拭きましょう。

ポイント⑤お客様にお声がけと担当者に伝達

お客様に何も言わずにその場を去ってしまうと、必要のない不安感を与えてしまうことがあります。
『担当の者が参りますので少々お待ち下さい』と必ずお伝えしてから、その場を去りましょう。

次の施術準備が整ったことを担当者に伝達します。

ポイント⑥強引なコーミングはご法度!

強引なコーミングは、最初に書いた通り、濡れているデリケートな髪を痛めてしまいます。強引なコーミングになってしまっているかの基準は、コーミング中にお客様の頭が少しでも揺れたらそれは引っ張っている証拠。強引なコーミングは髪のダメージに繋がる上に乱暴に扱われたと感じるお客様もいらっしゃいます。
ひとつひとつ丁寧な仕事を心がけましょう。

丁寧なコーミングでお客様からの信頼を得よう

いかがでしたか??美容師の仕事の中でなくてはならないのがコーミングです!これができないと次に進めません。丁寧な仕事はお客様からの信頼を得ることができます。お客様から丁寧な仕事をする信頼できるアシスタントだなと思っていただけるように練習しましょう。

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この記事を書いた人

CARINO編集部です。美容師さんやヘアメイクアーティストさんに役立つコンテンツを発信します。

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