【老け顔メイク】を知って【若見えメイク】にするメイク術!

若返りメイク、老けメイクを知りたい方へ。
本記事では、なぜ老けて見えるのか、どうやって老けメイクを作り出しているのかというメイク法から、美人メイクに置き換えるメイク術まで大公開!

スキンケアなども紹介していますので、気になった方はぜひ活用してみてください!

目次

役柄に合わせて変化する女優さん・俳優さんのメイクの秘密

ドラマで活躍する女優さんや俳優さんは、その時の役柄によって役作りを必ずしますが、自分自身を老化はさせませんよね?立ち姿勢、歩き方、髪型、顔などの変化によってそれを表現するかと思います。その際により役柄に寄せるために、ヘアメイクさんは実年齢よりも老けさせるためのメイクを施します。

そのメイクの方法は、老けたことを想像しメイクをしていきますが、必ず抑えるポイントがあります。逆にその方法を知れば、若返り美人メイクができるんです!実際に女優さん、俳優さんの役をみて比べてみてみましょう!

1. 鈴木保奈美さん

ドラマ『35歳の少女』で見せた疲れ切った白髪の母親役の姿と、現在の姿を比べてみましょう!

比べてみると、白髪なのもありますが、かなり疲れ切って老けている姿になっていますね。若々しい印象はやはり下の写真のほうがありますね。

2. 俳優 鈴木亮平さん

テセウスの船で佐野文吾役を演じた鈴木亮平さん。

メイクでしわやしみを足していることで、かなり老けたおじいさんのようなお顔になってますね。やはり現在の姿(下の写真)のほうが若々しい印象を受けます。

写真を比較① 全体的なイメージの違いは?

顔色や髪の毛の色、ハリがないような下がった皮膚の印象を受けます。苦労が見られるようなお顔ですよね。

写真を比較② 下がってるところは?

目じり、頬がさがっており、目の下のクマのラインが目頭側から斜め下へ向かって伸びていますね。骨が見えているような気もします。

写真を比較③ 肌の様子は?

色むらがありますね。全体的に血色感がなかったり、茶色みがありくすんで見えます

写真を比較④ パーツでみてみると・・・

パーツポイント
髪の毛 白髪やパサつきがあります。
横じわがあり、皮膚が下がっているように見えます。
長さがあり手入れされていなかったり、眉尻がすこし下がったりしてます。
目のまわりにはくすみやくぼみがあり、目じりにしわなどが見られます。
ほうれい線がしっかりと見られ、下に下がっています。シミ、しわがいたるところに見られ、肌艶もないように見えます。
口周りのくすみ、しわが見られます。

なぜ老けて見えるのか?

髪の毛でいえば、
黒髪で毛量が多い=若々しい 
白髪・薄毛=疲れてる、老けている

など、一般的なイメージが影響するところもあります。

老化していくと皮膚が垂れ下がり、おばあさんの絵などは頬がかなり垂れ下がっているように描かれるように、様々な年代の方を日常的に見ている中で自然と感じていることがほとんどかと思います。

実際に老け顔を作る|老けるメイクのポイント6つ!

老け顔に見えるポイントがわかってきた所で、実際に現場でメイクさんが行う老けメイクのポイントを解説します!

ポイント1.顔色

くすみ感を出すように1トーン〜2トーン下げる。ムラにする。

ポイント2.目元

目尻に向かって垂れ下がる感じと、まぶたが重たくなり、たるんでいる骨格を作る

ポイント3. 口元

口角が下がってる感じ。人中(鼻と口を結ぶ線)がくっきり深くなる

ポイント4. 額

皮膚が垂れ下がって出来た横じわをペンシルで作る。眉間もよってる場合があるので、その場合は、眉間に縦ラインを入れる。パウダーでなぞって深みを出す。

ポイント5. しみ

実際に肌にあるシミや、シミ予備軍の周りにブラウン、グレーなどの色を使いシミっぽくかく。ほくろではない、うっすらしたいびつな形を作る

ポイント6. 白髪まじり

髪の毛、眉毛、まつ毛を白くすることで老けて見えますね。おばあさん、おじいさんを作り上げる時は部分的に白色で染めることもします。

美人顔になる方法|若返りメイクのポイント5つ!

老けメイクのやり方がなんとなくわかりましたね。
老けメイクをせず、カバーするようなメイクをすれば、美人顔、若返りメイクになります!赤ちゃんのような素肌や、二十歳のツヤツヤしたハリ肌、ぱっちりした目元を作り出せば若返りができるんです!

ぜひチャレンジしてみましょう♪

若返りメイクポイント1.美肌は無敵!一番見られているのは肌!

若見えに不可欠なのは美肌です!つやっぽく、ぷるんとハリのある肌は思わず見てしまいますよね・・・。
お肌のトーンにかかわらず、しっかりと段階を踏むことで、きれいなお肌に仕上げることができるかと思います♪

美肌ポイント①たっぷり潤わせてからスタート!でも油分は控えめに・・・

まずは化粧水をたっぷりと入れ込むことが大切です。コットンでも、手でも大丈夫ですが、ムラにならないようにするならコットンがおすすめです。
スチーマーをお持ちの方、美顔器をお持ちの方はこのタイミングで。

油分は化粧崩れの原因となりますので、乾燥肌の方は軽めになじませる程度でいいかと思います。お肌が少し冷たくなったと思ったら、浸透したサインです♪

美肌ポイント②血色が良くなるようなベース(下地)をチョイス!色ムラを無くそう!

ベース(下地)といっても、とてもたくさんの種類がありますよね。日焼け止め効果、色むら補正、艶、テカリ防止、潤い、明るさ・・・。
今回は若見えメイクがテーマなので、血色感がよく見えるようなトーンアップベース、カラーベースがベストです!カラー下地のイエロー、ピンクなど明るさをプラスするような下地を選ぶといいかと思います。パープル系は透明感は出ますが、白くなりすぎるので単品使いはしないのが吉です。ベースはお顔全体的に伸ばし、ムラなくなじませます。

美肌ポイント③ファンデーションは薄づきを層に!バンカーも確実に!

厚塗りは厳禁です!より老けて見えます。
一番明るく見せたいところをまず先に塗り、余りを外側へ伸ばすというくらいでいいかと思います。
目の下、額、鼻、顎にはしっかりと。リキッド、クリーム系はスポンジでなじませて、なじませたスポンジで顔の外側を塗るくらい。クマはコンシーラーでカバーします。

そして、大切なのは【バンカー】です!目の下の目尻側。くすみがちですが、ここが明るくなるとハイライト効果で顔が引きあがって見えるので、必ずバンカーもカバーしましょう

全体にパウダーをつけます。細かいパール感のあるものだと、自然と艶感が出やすいので、パウダーもしっかりと選ぶことが大切です。

美肌ポイント④ 自然な血色とツヤで頑張りすぎない

下地、ファンデーション、コンシーラーで色むらを補正したので、自然な血色感と艶を足して行きます。
チークカラーで血色感を出すようにふわっとカラーを乗せます。ハイライトを鼻筋、頬骨に乗せます。艶玉を意識して。

若返りメイクポイント2.ぱっちりした目元はマスカラが命!

目元の印象はとても大切です。
特に目尻側は垂れてくることが多いので、ビューラーでしっかりとまつ毛を上げることが重要になります。マスカラも、毛の上面と下面にしっかりとつけてキープさせましょう♪

ぱっちり目元ポイント①まつ毛とまつ毛の間を埋めて引き締めと目元に深みを!

アイブロウペンシルでまつ毛とまつ毛の間を埋めていきます。これだけでぱっちりとした印象になります。
目元が前に出ている方は、リキッドよりもペンシルの方が艶で強調されるのを防止できるのでおすすめです。色はブラウンかブラックで♪

この時に、目を大きく見せたければ少し目幅よりも拡張して描いてぼかすのもありです!!

ぱっちり目元ポイント②腫れぼったく重たく見えないコツはアイシャドウの範囲にあり!

まぶたをすっきりと、でもくすんで見せないようにすることが大切です。アイシャドウパレットをうまく使用しましょう!

似合うカラーが分からない方は、王道のブラウン系、オレンジ系がはずれが少ないかと思います。グレーが入っていない方が使いやすいかもしれません。

一番トーンが明るいカラーをアイホールに。くすみを飛ばします。ミディアムカラーを下瞼の涙袋の位置に入れ、上瞼は二重幅に乗せて、徐々にぼかすように伸ばします。自然なグラデーションを作ります。ダークカラー(一番濃いカラー)を目尻、目頭の際に入れて上げます。
さりげなく、がポイントです。このダークカラーをアイラインにすることもできるので、その場合は目尻側にチップで固めて乗せるといいです♪最後にラメを指で軽く乗せましょう!ポンポンとまぶたに軽く乗せるようにしましょう。

ギラギラさせすぎないように注意・・・!

ぱっちり目元ポイント③アイラインで錯覚!

アイラインをどう引くかでかなり変わってきます!
ナチュラルなお顔に仕上げたい方は、ペンシルか、ブラン系のアイライナーで描きましょう。すっきりしたお顔、クール系に仕上げたい方はリキッドかブラック系のアイライナーで描きましょう。
目頭、目尻に拡張をすれば目力もでて、錯覚メイクになりますよ♪

ぱっちり目元ポイント④ビューラーとマスカラには命をかける

やってきました。最も大切なビューラー&マスカラ!マツパーしてる方、マツエクの方はあまり関係がないかもしれませんが、ぜひ覚えておいてください!
まずはビューラーでまつ毛の根元からしっかりと起こします。そこから3回くらいに分けて、毛先の方へ徐々にずらしてカールさせていきます。このカールを持たせるのがマスカラ。マスカラは、下面と上面どちらもつけるとカールが落ちず持ちが良くなります!

まぶたに付いてしまっても、すぐに落とせるので怖がらずに根元からしっかりとつけましょう♪ 付いてしまったら、乾いた後に綿棒でススっと取りましょうね。

若返りメイクポイント3.アイブロウはふんわり、きりっと!

アイブロウカットは丁寧に行いましょう。特に目尻側の毛が長いと特に垂れて見えてきてしまうので、しっかりと整えましょう。
自分でカットする自信がなければ、美容室でアイブロウカットをお願いするのもおすすめします♪
アイブロウは、眉頭はふわっと、眉尻はきりっと描くとすっきりします。角度はお好みでいいかと思います。

眉頭を頑張って描きすぎると麿のようになり違和感があるので、優しいタッチで描くか、アイブロウパウダーの明るいカラーでふわっと描くといいです。
眉がないところは、アイブロウペンシルで1本ずつ書き足しましょう。優しいタッチで描くことが大切です。

若返りメイクポイント④ 潤いリップ

乾燥は厳禁!!!潤いを大切に、唇には毎晩潤い補給のために仕込みます。グロスはぷるぷるになりすぎて逆に不自然なので無くてもいいかと思います。

潤いリップポイント①リップライン

リップラインは描かない方が多いのかもしれません。リップラインを描くことによって、形の修正や、滲みを防止、深みを出したり、輪郭をはっきりさせる効果があります。
唇の形にコンプレックスがある方は、ぜひリップラインにも挑戦しましょう♪

潤いリップポイント②縦皺なしのツヤぷるリップ

マットタイプもかっこよくて素敵なので、しっかりと保湿をしてから塗りましょう

リップスティック、ティント、ペンシルと、種類がありますので、自分が使いやすいと思うものでいいかと思います。リップスティックならささっと塗れて発色もいいのでおすすめです。
マスクで落ちないように、1度ティッシュオフしてから二度塗りすると持ちがよくなります♪

潤いリップポイント③+α日頃のケア

リップバーム、スクラブなど様々なケア用品があるので、定期的にケアをしたり、毎晩潤わせてから眠ることをおすすめします。マスクをしていると、余計に口元は乾燥しやすくなっているので、ぜひケアも心がけてくださいね!

若返りメイクポイント⑤チークはふんわり引き上げる!

骨格を意識して入れるのもいいですが、引き上げて頬が上がった印象にさせるような入れ方にすると錯覚メイクになります!

ふんわりチークポイント①大切なのは位置!にこーっと笑って♪

にこーっと笑った一番高い位置においたら、ふわふわっとなじませてそこからこめかみの方へ向かいます。頬骨から目尻の外側に入れるイメージです。そのラインをチークでふわっと持ち上がった印象にしていきます。

ふんわりチークポイント②パウダー?練り?質感の違いで合うものを

練りチークを仕込ませておくと持ちが良くなります。化粧直しができなそうな日には仕込んでおくと吉。
パウダーはふわっと入るので、軽めの印象になります。あまり固めてカラーを発色させすぎると、やりすぎて濃いメイクになっていまうので、ふわっと入れましょう♪

ふんわりチークポイント③全体の血色も良く見せるひと手間!

パウダーでチークを入れた場合、ブラシには少しだけチークが残っています。それをお顔のアイメイク、アイブロウ、フェイスラインになじませると、血色感が良くなり、メイクの統一感もアップします!

ひと手間加えてみてください♪

大切なのはやりすぎないこと!!

いかがですか?メイクのやり方はたくさんありますが、その中でもやりすぎない若見えメイクをご紹介しました。

ベースの段階から、薄く伸ばして層にしていくことを行うと、崩れにくく肌になじみ綺麗にメイクすることができます。頑張ってファンデーションやカラーを乗せすぎたりすると、頑張りすぎている圧が出てしまうので、少し気を抜いて、ポイントを抑えたメイクをすることが大切かなと思います。

年を重ねると悩みは日に日に出てきますが、うまく付き合うのも一つの手です。ただ、お肌はいつまでも必ず見られるので、日々のケアを大切にして行きましょうね♪

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この記事を書いた人

abie hair 在籍。現在西大島店ディレクターを務めながら、美容師ヘアメイクとしても活動中。お客様一人一人に寄り添った接客から、必要な情報を分かりやすく発信します。

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