美容師の働き方とは?正社員・業務委託・フリーランスなど多様な働き方を解説

美容師といえば、美容室に就職してアシスタントを経験し、スタイリストとして働くという道をイメージする方も多いのではないでしょうか。

もちろん、今でもこの働き方は美容師の代表的なキャリアです。

一方で現在は、正社員として美容室に勤務するだけでなく、業務委託やフリーランス、訪問美容、ヘアメイク、美容師免許を活かした別職種など、美容師としての経験を活かせる働き方が増えています。

「美容師になったら、ずっと美容室で働かなければならない」というわけではありません。

この記事では、美容師の代表的な働き方と、それぞれの特徴についてご紹介します。

目次

美容師の働き方は多様化している

以前は、美容室に正社員として就職し、アシスタントとして経験を積んでスタイリストを目指すことが、美容師の一般的なキャリアでした。

しかし、現在は働き方に対する考え方も変化しています。

「できるだけ安定した環境で働きたい」という人もいれば、「働く時間を自分で調整したい」「美容師以外の仕事にも挑戦したい」という人もいます。

そのため、現在は自分のライフスタイルや将来の目標に合わせて働き方を選ぶことが重要になっています。

代表的な働き方を見ていきましょう。

美容師の代表的な働き方

1. 正社員として美容室で働く

最も一般的なのが、美容室に正社員として勤務する働き方です。

アシスタントとして入社した場合は、シャンプーやカラー、パーマ、ブローなどの技術を身につけながら、スタイリストデビューを目指します。

スタイリストになった後も、お客様への施術だけでなく、後輩の教育や店舗運営など、さまざまな仕事を経験することがあります。

正社員の大きな特徴は、収入や福利厚生などの安定性と、組織の中でキャリアを積みやすいことです。

教育カリキュラムが用意されている美容室であれば、技術を段階的に学べる場合もあります。

また、店長やマネージャーなどの役職を目指したり、教育担当や店舗運営に携わったりと、組織の中でキャリアを広げることもできます。

こんな人に向いています

  • 基礎から技術を身につけたい
  • 安定した環境で働きたい
  • 美容師として長期的にキャリアを築きたい
  • 店長や教育担当などの役職にも興味がある

2. パート・アルバイトとして働く

美容師には、パートやアルバイトという働き方もあります。

勤務日数や時間を調整しやすいため、家庭や育児などと美容師を両立したい人にも選ばれている働き方です。

また、結婚や出産などをきっかけに一度美容師を離れた人が、再び美容師として働き始める際の選択肢にもなります。

ただし、勤務条件や任される業務は美容室によって異なるため、求人を見る際には勤務時間だけでなく、仕事内容や教育制度なども確認しておくと安心です。

こんな人に向いています

  • 働く時間を調整したい
  • 家庭や他の仕事と両立したい
  • ブランクから美容師に復帰したい
  • まずは無理のないペースで働きたい

3. 業務委託美容師として働く

業務委託とは、美容室のスタッフとして雇用されるのではなく、店舗と業務委託契約を結んで働くスタイルです。

一般的な正社員とは報酬の仕組みや働き方が異なり、施術した売上に応じて報酬が決まる歩合制が採用されているケースもあります。

勤務日数や時間などの自由度が高い一方で、契約内容によって条件は大きく異なります。

また、集客を店舗側が行うのか、自分自身で行う必要があるのかなども確認しておきたいポイントです。

「自由に働ける=必ず収入が増える」というわけではありません。

自分の顧客数や集客力、働く時間などを考えたうえで、自分に合っているか判断することが大切です。

こんな人に向いています

  • 働く時間や日数を調整したい
  • 自分の売上を収入につなげたい
  • ある程度美容師としての経験がある
  • 自分に合った働き方を選びたい

4. フリーランス美容師として働く

美容師として経験を積んだ後、フリーランスになる人もいます。

フリーランス美容師の場合、特定の美容室に雇用されるのではなく、自分で仕事を受けながら活動します。

シェアサロンや面貸しなどを利用して施術する方法もあれば、訪問美容など、自分のサービスを提供する方法もあります。

働く場所や時間を自分で決めやすいことが大きなメリットですが、その分、集客や売上管理、確定申告など、自分で管理しなければならないことも増えます。

「自由に働ける」という魅力だけではなく、仕事を自分でつくっていく力も必要になる働き方です。

こんな人に向いています

  • 自分で働き方を決めたい
  • 美容師としてある程度の経験がある
  • 自分の顧客を持っている
  • 集客や経理なども含めて自分で管理したい

5. 訪問美容師として働く

美容室に行くことが難しい方のもとへ訪問し、ヘアカットなどの美容サービスを提供するのが訪問美容です。

高齢者や障がいのある方、療養中の方など、美容室への移動が難しい人にとって、美容サービスを受けるための大切な選択肢となっています。

訪問美容では、技術だけでなく、お客様の身体状況や生活環境に配慮した対応も求められます。

美容師としての技術を、「美容室に来てもらう」のではなく「こちらから届ける」という発想に変えられる働き方です。

6. ヘアメイクとして働く

美容師免許を取得した後、ヘアメイクの道へ進むこともできます。

広告や雑誌、テレビ、舞台、ウェディング、撮影など、活躍できる現場はさまざまです。

ヘアメイク事務所などに所属する人もいれば、フリーランスとして活動する人もいます。

また、近年では美容師としてサロンワークを続けながら、ヘアメイクの仕事にも携わるという働き方もあります。

「美容師かヘアメイクか」の二択ではなく、両方の経験を積むことで、自分の可能性を広げることもできます。

7. 「美容師×○○」で働く

美容師として身につけた技術や経験を、別の仕事と組み合わせる働き方もあります。

例えば、

  • 美容師×ヘアメイク
  • 美容師×アイリスト
  • 美容師×ネイリスト
  • 美容師×カメラマン
  • 美容師×講師
  • 美容師×SNS・コンテンツ制作

などです。

美容師としての技術だけを仕事にするのではなく、これまで身につけてきた経験を別のスキルと掛け合わせることで、新しい仕事につながる可能性があります。

特に、自分の得意分野や好きなことが明確になってくると、「美容師をしながら別の仕事をする」という選択肢も見えてきます。

美容師の働き方は「正解」を選ぶものではない

ここまでさまざまな働き方をご紹介しましたが、どの働き方が一番優れているというわけではありません。

例えば、技術をしっかり身につけたい時期には教育制度の整った美容室で正社員として働き、経験を積んでから業務委託やフリーランスに移行する方法もあります。

反対に、家庭との両立を優先してパートで働きながら、将来的に勤務時間を増やしていくこともできます。

また、サロンワークを続けながらヘアメイクや講師など別の仕事に挑戦することも可能です。

大切なのは、「美容師になったらこの道を進まなければならない」と考えすぎないこと。

ライフステージや興味の変化に合わせて、働き方を変えていくことも美容師のキャリアの一つです。

これからの美容師に必要なのは「技術+α」

美容師にとって技術力が重要であることは、これからも変わりません。

一方で、働き方の選択肢が増えたことで、技術以外の能力が仕事につながる場面も増えています。

例えば、自分の技術や考えをSNSやWebで発信する「発信力」。

お客様や他の美容師、企業などと関係を築く「コミュニケーション力」。

そして、自分の経験をヘアメイクや撮影、教育など別の分野と組み合わせる「掛け合わせる力」です。

これらは、すぐに身につくものではありません。

だからこそ、美容師として働き始めた段階から、「将来どんな美容師になりたいのか」「技術以外に何を身につけたいのか」を少しずつ考えておくと、キャリアの選択肢を広げやすくなります。

自分らしい美容師の働き方を考えてみよう

美容師の働き方は、かつてよりも確実に多様になっています。

正社員として組織の中でキャリアを積む。
業務委託やフリーランスとして自由度を高める。
訪問美容やヘアメイクなど、活躍する場所を変える。
美容師の経験に別のスキルを掛け合わせる。

どれも美容師としての経験を活かせる選択肢です。

「どんな働き方ができるか」だけではなく、「自分はどんな生活をしたいのか」「美容師として何を続けたいのか」から逆算して考えてみることも大切です。

美容師という仕事を長く続けるためにも、自分に合った働き方を探してみてはいかがでしょうか。

本サイトは、現場を経験してきた美容師の視点からキャリア情報を発信しています。
転職や働き方を検討している方に向けて、選択肢が広がる内容を心がけています。
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この記事を書いた人

CARINO編集部です。美容師さんやヘアメイクアーティストさんに役立つコンテンツを発信します。

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