ヘアドネーションとは?できる長さや条件、美容室での基本的な流れをご紹介

ヘアドネーションをご検討の方へ。本記事では、寄付できる髪の毛の長さや条件などのヘアドネーションに関する情報と、寄付するまでの流れについてご紹介します。

目次

ヘアドネーションとは

ヘアドネーションとは、病気や事故等で髪の毛を失った子供に無償でウィッグを提供する活動です。このウィッグは、寄付された髪の毛をもとに作成されます。発足当初は知名度が低く髪の毛の寄付が足りない状況でしたが、水野美紀さんや柴咲コウさんなど有名人がヘアドネーション活動に参加したことで多くの人に認知され、髪の毛の寄付数も賛同する美容室も増加しました。

寄付できる髪の毛の長さは?染めてても大丈夫?よくある質問

ヘアドネーションをしようと髪の毛を伸ばして美容室へ行ったのに、寄付できる髪の毛の基準を満たしていなかったら悲しいですよね。ここでは、ヘアドネーションできる髪の毛の基準や条件について、よくある質問に答える形でご紹介します。美容室でヘアドネーションをお願いする前に、自身の髪の毛が条件をクリアしているか確認しましょう。

Q.ヘアドネーションできる髪の長さは?31センチ以上じゃないとできない?

A.寄付できるのは「31センチ以上」の髪の毛です。頭部全体を覆う全頭用ウィッグ「フルウィッグ」を制作するには、31センチ以上の髪の毛が必要になります。ウィッグの作成方法として、寄付された髪の毛を半分に折り返してウィッグの地肌となる生地に植え付けます。31センチの髪の毛でウィッグを作成した場合、約15センチの長さのウィッグが完成します。約15センチの長さのウィッグは、多くは男の子用のウィッグとなり、女の子が多く希望するウィッグを作成するには40センチ以上の長さの髪の毛が必要になります。

寄付する髪の毛の長さと、その長さでできるウィッグ
・31センチ→ショートウィッグ
・40センチ→ボブウィッグ
・50センチ→ロングウィッグ
・60センチ→スーパーロングウィッグ

長さの測り方

寄付する分の髪を切った後の仕上がりをイメージして、残しておきたい髪の毛の毛先となるラインから、メジャーなどで測りましょう。この時、実際に切った時の誤差も考慮して、希望の長さに加えて3センチほど余裕を持って計測することをオススメします。

Q.髪の毛を染めたり、パーマをかけたりしていても大丈夫?

A.どちらも問題なく寄付できます。髪の毛はひとりひとり色や髪質が違うので、ウィッグとしてできあがった時自然に見えるよう「トリートメント処理」をされます。「トリートメント処理」の工程の中には、日本国内外・老若男女の髪色と髪質が均一になるための薬品処理があります。ですから、どんなにカラフルでパーマがかかっていても問題ありません。

Q.ブリーチや縮毛矯正をして傷んでいるけど大丈夫?

A.軽く引っ張っただけで切れてしまうようなダメージでなければ問題ありません。少しの力でちぎれてしまう程のダメージ毛は、髪色と髪質を均一にする「トリートメント処理」に耐えられない可能性があります。ブリーチや縮毛矯正の1〜2回程度のダメージでしたらほとんど問題ありません。

Q.髪の毛の長さが揃っていないけど大丈夫?

A.髪の毛の切り口から一番長い毛先までで31センチ以上あれば大丈夫です。髪の毛は生えている間に切れてしまったり抜けてしまったりするため、当然全てが同じ長さにはなりません。多くの団体は、31センチに満たない長さの髪の毛は理美容師用の練習カットマネキンの素材として販売したり、ヘアケア剤などの研究開発で使われる評価毛として提供したりして役立てられているようです。髪の毛の切り口から一番長い毛先までで31センチ以上あれば、ウィッグとして使える髪の毛が含まれておりますので、問題なく寄付することが可能です。

Q.性別や年齢は関係ある?

A.性別や年齢は関係なく寄付できます。大人気YouTuber「Fischer’s(フィッシャーズ ) 」のモトキさんのように、男性でも髪の毛を長く伸ばして寄付される方は多くいらっしゃいますし、年齢も問いません。白髪が混じっていても問題なく寄付することができます。また、性別や年齢の他に、国籍も関係なく参加できるボランティアです。

Q.髪の毛が細く毛量が少ないけれど寄付できる?

A.問題なく寄付できます。髪の毛の長さが31センチ以上で束ねられるほどの量があれば、問題なく寄付することが可能です。髪の毛が細くてもトリートメント処理に耐えられないということはありませんので、安心して寄付しましょう。また、余談ですが、31センチ以上で束ねられるほどの量があれば、床に落ちている抜け毛でも寄付することができます。根元をできるだけ揃えてひとつに縛れるくらいの量を集めるのは根気のいる作業ですが、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

ヘアドネーションの流れ

ヘアドネーションをする際の、美容室での基本的な流れをご紹介します。まず、カット予定のサロンがヘアドネーションカットを受け付けているか、事前に確認しましょう。受け付けているサロンの場合でも、予約時にヘアドネーションを考えている旨を先に伝えておくと、当日のコミュニケーションが取りやすくなります。

美容室での基本的なヘアドネーションの流れ
・担当美容師と、寄付する髪の毛の長さや仕上がりのイメージを共有する。
・髪の毛を数ブロックに分けて結ぶ。
・髪の毛が乾いた状態で切る。
・希望のヘアスタイルに整える。
・切った髪の毛の束を受け取り、自身で発送する。

髪の毛を送る際の注意点

切った髪の毛の束を送る際の注意点をいくつかご説明します。誤った方法で送付してしまうと、せっかく寄付した髪の毛を廃棄せざるを得なくなる場合もありますので、注意してください。

髪の毛はしっかり乾いた状態で送る

濡れた状態だと、カビが生えたり雑菌が繁殖したりして、ウィッグにできなくなる可能性があります。切る前にしっかり髪を乾かしてから束ねるようにしましょう。また、髪を濡らしてから切ってしまった場合は、ゴムなどで束ねている部分もしっかり乾くまで風通しのいい日陰で陰干しし、濡れていないのを確認してから送付しましょう。

ラップやアルミホイルで包んで送るのはNG

切った髪の毛の束は、しっかりまとめた状態でビニール袋などに入れて送るようにしましょう。台紙に髪の毛の束を貼り付けたり、毛束の切り口をボンドなどで固めたりすることもNGです。特別なことは何もせずに、そのままの状態でビニール袋に入れて、追跡機能のある送付方法で送付することをオススメします。

髪の毛を寄付して子供達の笑顔を増やそう

ヘアドネーションに関する疑問は解決できたでしょうか。ヘアドネーションのボランティア団体はいくつかありますが、どの団体でも、女の子が望むロングウィッグを作るための50センチの髪の毛が、慢性的に不足しています。髪の毛を長く伸ばすことは簡単なことではありませんが、子供達のための慈善活動にご興味がある方は、ぜひ一度検討してみてください。

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。最大手美容学校グループの国試対策の全国模試において、トップの過去実績あり。行動と同時に頭で考える思考派。アシスタントとして、スタイリストデビューを目指す傍ら、Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信。

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