美容室に行く時の服装のポイント|できれば避けてほしいスタイルと理由

美容室に行く時の服装についてお悩みの方へ。本記事では、美容室に行く時の服装として、“できれば”避けてもらいたいスタイルとその理由を、サロン側の視点からご紹介します。いつもどんな服装で行こうか迷ってしまうという方は、ぜひ参考にしてください。

目次

美容室に行く時の服装のポイント

基本的に、美容室に行く時の服装のポイントとしてあげられるのは「いつも通りの自然体がベスト」ということです。「ふんわりゆるめのスタイル」が合うのか、「ストレートできっちりめのスタイル」が合うのか、「落ち着いたナチュラルなカラー」が合うのか、「派手なデザイン系のカラー」が合うのか、そのお客様の雰囲気や好みを読み取るには、服装からの情報も重要です。いつもどんな感じのスタイルなのかを示すためにも、自分好みのいつも通りのスタイルでサロンに向かいましょう。

避けてほしい服装と理由

美容室に行く時は「自分好みのいつも通りのスタイル」がベストな服装なのですが、その中でも“できれば”避けてもらいたいスタイルがあります。避けてほしいとはいえ、施術が一切できないわけではなく、しっかり対応することは可能です。しかし、中にはスタイルの仕上がりに影響してしまうものもあるので注意しましょう。

1. フード付きパーカー

分厚いフード付きのパーカーは、首元に余裕があれば内側におらせていただくことがあります。フードが内側にあると、モコモコしすぎて不快感があり、せっかくリラックスできる美容室の環境が整っていてもなかなか落ち着けません。また、肩や背中の部分がモコモコ盛り上がってしまうので、ミディアム〜ボブの髪の毛は自然な位置に落ちてくれません。まっすぐ切りそろえたつもりでも、普通におろした時に毛先が揃わないということが起きかねないので、肩や背中の部分が盛り上がってしまうフード付きのパーカーは避けましょう。

2. 分厚いタートルネック

秋後半〜冬に活躍するタートルネック。薄い生地であれば内側に折り込んでしまえるので問題ありませんが、厚手のものだとパーカーと同様の理由で避けた方が良いです。他の理由としては、特にメンズカットやショートカット、短いボブスタイルなどは、襟足が隠れてしまうので、切りづらくなってしまいます。また、ニット素材だと切った毛が取れにくく、痒くなってしまったりするので、ハイネックの服を着て美容室に行く時は、薄くて毛の取れやすい素材のものにしましょう。

3. 襟が硬めなワイシャツ

首元が詰まったワイシャツを着ている方は、襟を内側におらせていただくことがあります。内側に折り込めば、襟足の毛の切りづらさや薬剤がつく危険は解消されるので、ワイシャツを着ること自体に問題ありませんが、型崩れやシワになる心配があります。仕事帰りなどに美容室に寄る場合は、お気に入りのワイシャツは避けたほうが良いです。

4. ハイブランドコーデ

まず前提として、全てのことに共通していますが、特にカラーやパーマなど薬剤を使う際は、美容師はお客様の服や靴など身の回りのものを汚さないよう、緊張感を持って作業しています。ですが、ハイブランドコーデをされているお客様だと、特に緊張します。また、真っ白な服なども同様です。カラーやパーマなどの薬剤がつかなくても、カットした時の毛は細かく、白い服だと目立ちます。お店によってはコロコロを常備していますが、本当に取れにくいです。美容室に着て行くことは否定しませんので、しっかり袖までカット・カラークロスに包まれてください。

5.胸元の大きく開いたトップスや丈の短いスカート

特にクロスをつける際などは上からの視線になるため、いつも以上に胸元が見えやすくなるので、気をつけましょう。丈の短いスカートは、意外と座っているだけで中が見えやすいです。しかも目の前には鏡がありますので、脚を閉じて座り、可能であればサロンさんから膝掛けを借りましょう。完全フラットタイプのシャンプー台は寝転ぶ形になるため、膝掛けをちゃんとかけてスカートの中が見えないように気をつけてください。

服装はスタイルの仕上がりにも関係する!

美容室に行く時の服装のポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介してきたのは、あくまでも“できたら”避けてほしい服装ですが、「美容師からして迷惑だから」という理由では決してありません。スタイルの仕上がりや、かゆみやモコモコ感などの不快感に関係してしまうという理由があるので、サロンに行く前にぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。最大手美容学校グループの国試対策の全国模試において、トップの過去実績あり。行動と同時に頭で考える思考派。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信。

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