美容業界のトレンドは急速に変化します。
美容師は免許を取得して終わりではなく、常に技術を磨いていく必要のある仕事です。トレンドを把握して、習得し実現させる力が求められます。
本記事は実際に美容師アシスタントをしている私が実際に行った「技術講習」の外部セミナーについての記事になります。
外部技術セミナー講習とは?
カットやカラー技術面を教わる「技術講習」と、経営知識や顧客獲得などを教わる「知識講習」の2つが美容師の外部セミナー講習があります。
その名のとおり、社外の方が行っている講習に参加するものですが、美容師は専門的な技術でありカット、カラー、パーマ、縮毛矯正などのその道に長けている「有名な美容師」がいます。いわばカリスマと呼ばれる方たちですね。
通常であれば同じ会社で働いているスタッフにしか教えてない技術を、講習会で教わる事ができます。なので外部セミナーをされる講師の方は実際にお店で働いている人気美容師の方が多いです。
最先端!問屋さんが開催する講習会と、個人で発信しているセミナーがある!
講習会の主催が問屋さん(メーカー)など美容関連企業で、人気講師を依頼し登壇してもらう場合がほとんどです。
最近では、メーカーさんを通さない講習会も増えてきました。SNSで発信力を持つ美容師同士が連携して、内容を自由に決める事ができる講習会です。
ポイント1. メーカー講習と直接講習の違いは?
メーカー講習と直接講習では、それぞれどんな違いがあるのでしょうか?
ここでは、人数・費用・時間・持ち物の違いを表にしました。
項目 | メーカー講習 | 直接講習 |
---|---|---|
人数 | 4人〜10人 | マンツーマン〜3人 |
費用 | 2,000円〜4,000円 | 5,000円〜20.000円 |
時間 | 2h〜4h | 1h〜3h |
持ち物 | 筆記用具(実技ある場合用具) | 実技用具(ヴィッグ・ブリーチ・ハケ・使用するもの) |
ポイント2. それぞれどんな人におすすめなの?
直接講習会をSNSで募集をかける美容師さんは、値段と時間が営業前後になることもあり、値段はメーカーを通す時よりも倍以上なりことも。また開催する時間は限られてしまうことが多いです。
ですがマンツーマンで自分が聞きたいこと苦手なことや、習得したいことを教えて頂けるので、周りのペースを気にせず時間を使う事ができます。
また講習内容にもよりますが、その後のアフターケアとして何週間以内は、自分がやったお客様等の写真を送ってアドバイスを受け付けてくれる方もいらっしゃいます。
ポイント3. 当日の持ち物は?
持ち物に関しては筆記用具はマスト。あとは実技講習がある場合のみ、ヴィッグ・ハケ・コーム等カラー講習ならブリーチ剤などは持ち物として各自が持っていく事が多いです。
実際に美容室「zest」のブリーチカラー講習に行ってみました!

美容室「zest」とは、東京都内に11店舗を構える会社で西東京エリアに規模拡大中の人気美容室です。

講師の方はハイライト施術がお客様の9割を占めるangeのKEISUKEさんです。
講習内容
ここからは講習の内容や様子を写真を交えて説明していきます。
バレイヤージュ・ハイライト施術の提案の仕方や工程、モデルさんを使ってのデモンストレーションです。
講習ポイント
ハイライトブリーチは、筋状なっている根本のこの部分のブリーチ特有の黄色味をいかに消す事ができるかが鍵になっています。
講師の方もこのブリーチでハイライトを入れて、次にアルカリカラーを髪の毛に乗せるときの根本のリタッチをいかに毛先に付けず、リタッチ幅で塗ることができるのかが鍵になっているとおっしゃっていて、1番慎重にカラー塗布をするそうです。
下の写真はブリーチが終わって根本のリタッチをする様子です。かなり慎重に塗布していました笑

よかったこと、面白かったこと
講習会は質疑応答の時間があります。
そこで私は「ハイライトやバレイヤージュの入れ方は縦で入れたり横でいれたり複雑な方法でいれないのですか?」と質問しました。
「その方法もありますが、1番はシンプルな方法で!もっともっと手を加える事はできますが、シンプルな作業は1番簡単で1番難しい。その作業を突き詰めた結果です。」とおっしゃってました。
色んな技術を試した結果生まれたシンプルイズベストなのか!と思い、出来上がったスタイルは一見難しそうに見えても実際作り手はシンプルな作業を突き詰めた結果できあがっていて、改めて初心の技術を怠らないようにしようと感じさせられました。
業者さんが仲立ちするセミナーならでは!?
実際にセミナー終了後はアンケートがあり、そこで今自分が気になっている美容師さんや店名を、記載する箇所がありました。私もお名前を書かせて頂いたんですが、業者の方はそこから複数名前の上がった方、会社さんにお声をかけている事もあるそうで、今は美容師が尊敬する美容師というワードもSNSで発信されているくらい!しっかり需要と供給がとれている状態だと思いました。
まとめ
近年白髪を染めるより白髪をぼかす技術にもこのハイライト技術は使われるようになってきました。もちろん実際にモデルさんで行っていたファッションハイライト&バレイヤージュは髪の毛がロングのお客様には特に好まれるスタイルです。
色んなやり方がある中で、沢山の方法を試された講師の方の技術を教えて頂けるこのセミナーは、個人のスキルアップにつながります。そして、お店の新規顧客開拓にも繋がると思います。講習会に行って終わりではなくしっかりと自分の技術力として手に入れていきたいと思います!
今回は「アシスタント必見!有名カラーブリーチ講習に行ってみた」の記事を最後まで読んでくださりありがとうございました!
次回はオンライン実技講習の謎に迫ります!
お楽しみに♪ありがとうございました。