ヘアメイク師®︎とは?美容業界を取り巻く3つの課題を解決に導く一石三鳥の人材

ヘアメイク師について知りたい方へ。本記事では、ヘアメイク師がどんな職業なのか、どうしてヘアメイク師が発足されたのか、などなど、詳しくご紹介しています。そもそもヘアメイク師とはなんなのか?について知りたい方は、ぜひご覧ください。

目次

ヘアメイク師とは?

ヘアメイク師とは、美容師とヘアメイクアーティスト両方の職能を兼ね備えた人材です。サロンで働き得た美容師スキルをベースに、ヘアメイクスキルも身につけることで、両方での仕事をすることが可能になります。

「ヘアメイク師」は、都内で美容室を運営する株式会社カプラスの代表取締役 駒崎由美子さんと、同社のヘアメイク事業部1期生である坂本りんなさんが、美容業界を取り巻く3つの課題を解決に導くため、新たに開発しました。

現在は、ヘアメイク師の育成・輩出を目的とした関連会社 株式会社プアラを創設し、坂本りんなさんが代表として活動中で、ヘアメイク師は全国へと普及しています。

美容業界を取り巻く3つの課題とは?

ヘアメイク師が開発されるに至った美容業界を取り巻く3つの課題と、ヘアメイク師がそれぞれの課題に対してどう作用するのかについてご説明します。

課題1. 美容室の課題

美容室は近年、慢性的な人手不足に悩まされています。もとより、離職率が高いということは業界全体の課題でしたが、採用の数も年々減っているという点が、ヘアメイク師を開発するにあたって注目した問題点です。

現在、全国の美容室の数は25万件以上あり、サイトやSNSを利用して求人を出しても、多くの情報の中に埋もれてしまう美容室がほとんどです。美容学生や有資格者である休眠美容師に自社の美容室を知ってもらうためには、他サロンとの差別化や、ニーズにマッチした働き方が要されます。

ヘアメイク師の働き方は、現時点で全国12社 総店舗数119店舗でしか導入されていない、まだまだ新しい働き方です。この働き方を導入することで、他社サロンではできない美容師とヘアメイクアーティストの両立ができるという点で、美容学生にとって魅力的なアピールをすることができます。

また、ヘアメイク師は、ヘアメイクの仕事もしたいと考える美容師スタイリストにとっても魅力的な働き方です。キャリアアップを望む美容師をターゲットに、新たな活躍の場を提案できます。

課題2. 働き手視点の課題

ヘアメイクアーティストとして働きたいと考えている美容学生や美容師スタイリストは少なくありません。しかし、ヘアメイクの仕事をしたくても、美容学生は美容師歴を求められ、プロダクションやヘアメイク事務所には新卒で就職できません。美容師スタイリストは、指名顧客のいる安定した環境を捨てて、フリーランスになるかプロダクションへ転職するかの選択を迫られます。

ヘアメイクアーティストになるための、安全なキャリアパスがないという点が課題です。

ヘアメイク師は、美容室に所属する美容師として働きながら、ヘアメイク技術を習得し、撮影現場で働くヘアメイクアーティストとしても活躍できます。ヘアメイクの仕事をしたい美容学生は、美容室に就職しても、やりたいことを仕事にできる点がメリットです。また、指名顧客のいる美容師は、安定した収入をそのままに、ヘアメイクアーティストとしての活動ができるようになります。

課題3. 撮影現場の課題

撮影現場は数が多く、ヘアメイクができる人材の需要は一定してありますが、依頼できるヘアメイクアーティストの層は限られており、著名な個人かつ東京に仕事が集中しています。地方ロケなどの場合は、交通費や宿泊費などのコストもかかるのが、今まで普通とされてきた現状です。

ヘアメイク師は組織に所属する人材ですので、フリーランスで活動するヘアメイクアーティストと比べて、体調不良等による急な欠員や、スケジュール確保ができないなどのリスクを回避することができます。

また、全国主要都市に拠点となるヘアメイク師所属サロンがあることで、交通費や宿泊費を削減できるのもメリットです。

業界課題を解決に導く一石三鳥の人材!

ヘアメイク師がどのような人材なのかについてご紹介しました。美容業界を取り巻く3つの課題を、一度に解決に導く革新的な人材です。ヘアメイク師の育成・輩出を行う株式会社プアラは、「ヘアメイク師を全国に。」というコンセプトのもと、活動の幅を広げています。興味のある方は、ぜひホームページをご覧ください。

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。最大手美容学校グループの国試対策の全国模試において、トップの過去実績あり。行動と同時に頭で考える思考派。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信。

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