メンズメイクを知りたい方へ。本記事では、ビジネスシーンで活用できる好感度アップメイクから、プライベートに活躍する応用メンズメイクまで大公開!メンズコスメの使用方法も紹介していますので、気になった方はぜひ活用してみてください!
ナチュラルなメンズメイク
今回は、ナチュラルなメンズメイクをお伝えしていきたいと思います。
メンズメイクといっても、様々なメイクがあるかと思いますが、一般的な企業にお勤めの方ができるようなカバーメイクです。メンズメイクが一般的となったのはなぜなのか、メンズメイク、スキンケアなども合わせてお伝えしていこうと思います!
なぜ男性のメイクが当たり前になった?
男性がメイクをする。今まではそんなこと当たり前ではなかったかと思います。
メイクをしている=個性的
メイク=舞台メイク(ステージ、撮影、演劇、歌舞伎など)
男性はこうあるべき、という固定概念。差別や偏見。
このようなイメージなどがあったのではないでしょうか。一般の男性がメイクをするというのは昨今の時代背景が大きくかかわってきているかと思います。ではその理由について、紐解いていきたいと思います。
理由1. LGBTQ ジェンダーレスな時代背景
LGBTQ・・・レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(生まれた時の性別と自認する性別が一致しない人)、クエスチョニング(自分自身のセクシュアリティを決められない、分からない、または決めない人)など、性的マイノリティの方を表す総称のひとつ。
世界情勢などにより、ジェンダーレスなヘアスタイルやファッションが確立してきました。また、メディアでジェンダーレスを公表する人が増え、男女の境がなくなったことにより、男性がメイクをすることは当たり前で違和感のないものになりました。現在では、様々なことがボーダレスになり、メンズ用の化粧品、ジェンダーレスな化粧品も多く販売されるようになってきています。
理由2. コロナ禍で増えたリモートワーク
コロナ禍により、世界的にリモートワークが主流となってきました。リモート会議で画面に映る自分の顔が気になる。会社に行かないからこそ、チャレンジする機会が出来ました。
理由3. SNSの普及による必要性
TikTok、Instagram、Twitter、YouTubeなどのSNSの普及によって、自身の顔をアップする機会が増え、気になり始めた人が多くいます。男性もアプリで肌の加工などをするなど、美意識が定着してきました。男性がメイクをする動画がアップされているなど、身近に感じられるようなものになりました。
理由4. K-POPアイドルの旋風
BTSなどの韓国アイドルの存在が大きく関わっています。MV、アー写では、きれいすぎる肌と共に、目元をメイクで作り込んでいる姿をマネする人が続出。日本だけではなく、全世界の方が注目し、なりたい顔になっています。
まずは試してみよう!メンズのカバーメイク!
必要なメイク道具、使い方を解説しながらご紹介していきます。どのパーツをメイクする場合でも、肌に負担にならないように心がけましょう。無理やり伸ばす、引っ張る、こするはNGです!
1.スキンケア で土台作り
メイクの前は基本化粧水のみでOKです。スキンケアを丁寧にすることで、メイクの持ちがよくなったり、トラブルが起きにくくなります。
面倒くさがらず行いましょう♪
① まずは洗顔
朝起きたてのお肌は、油分が酸化しているのでその油分を落とすことが大切です。理想はクレンジングと泡洗顔ですが、時間がなければ泡洗顔×ぬるま湯で洗顔しましょう。化粧の持ち、発色に大きく差が出ますので、洗顔は意外と大切です!
ひげも剃りましょうね。
② 化粧水はたっぷりと
しっかりと浸透させたいので、コットンにたっぷりと含ませてなじませます。
肌の赤み、火照りがある場合は、鎮静させるようにコットンパックや、冷タオルで顔を冷ますのもOKです!
毛穴が気になる人は、下から上にパッティングしたり、冷えたスプーンで毛穴を引き締めましょう!
③ 脂性肌の方は乳液は控えて!
化粧崩れの原因となるので、つけなくても大丈夫です。すっぴんで出かける日はつけましょう!
④ 乾燥肌の方は乳液も足してOK
いつもかさかさしてしまう方は乳液も適量つけて、しっかりと手のひらを顔に当ててなじませましょう♪
2. ベースメイクは丁寧に
いよいよメイクに入っていきます!!
どの工程でも大切なのが、肌へかかる負担を最小限にすることです。強い力で無理やり伸ばすことはせず、指の腹を使ったり、スポンジを使用していきましょう!
① 下地
できれば下地を使用しましょう。ファンデーションの持ちも良くなりますし、より肌がきれいに見えます。
下地にはいろいろなものがあります。
コントロールカラーといわれる物は、肌色の補正ができます。
肌色を補正するコントロールカラー下地の色
- ピンク:血色をよくする。
- イエロー:トラブルカバー。
- パープル:明るさを出す。
- グリーン:赤みを抑える。
パール玉大くらい手に取ったら、額、両頬、鼻、顎先の5点置き!ポイントで乗せてから伸ばします。目の下の赤みもカバーするように際や、小鼻など細かいところも乗せましょう。
② ファンデーション
リキッドファンデーションの場合は、5点置きしてから指かスポンジでなじませましょう!あまり顔全体に広げようとせず、お顔の中心にしっかり伸ばしたものを顔の端になじませるようにします!水で濡らしたスポンジは時短で伸ばせますし、密着するので持ちがよくなります。指で伸ばす場合は圧がかからないように指の腹で軽く叩き込むようにします。
カラーを選ぶ際は、首の色と同じようなトーンを選びましょう!手で確認するのは伸びの良さです。サンプルを顎の近くに軽く置いて伸ばして確認してみましょう。
③ コンシーラー
クマ、ニキビ跡、赤みなど気になるところをカバーする効果があります。基本的に薄く伸ばし、必要であればそれを重ねます。厚くすると割れたり、厚塗り感、頑張ってる感がでてしまい、不慣れ感満載に・・・。
特別トラブルがない方はやらなくても大丈夫です。今では多色入りが販売されてるので、とても便利です♪
④ パウダー
リキッドファンデーションを使用した人は乗せましょう。お顔の色に合わせるか、トランスルーセントタイプなら色があまりつかないので使いやすいです。パウダーファンデーションを使用した方はいりません。パフにしっかりと含ませてから、全体的に叩き込むことでベースの持ちが良くなります。
3. アイメイク
自然なアイメイクにしていきます。特別なテクニックは必要ありません!
① ラメが入っていないマットアイシャドウが自然
アイシャドウはぶっちゃけ無くてもいいと思います。もし使用するなら、自然なベージュ系、ブラウン系がおすすめです。
② アイライナー
ペンシルアイライナーが自然です。リキッドは光沢があるように見えるため、ペンシルアイライナーでまつ毛の間を埋めるくらいの感じでさらっと引きます。
③ マスカラ
繊維の入っていない黒色か、透明なものもあるのでそれでもいいと思います。ビューラーは特に使用せず、自然につけましょう。
4. アイブロウ(眉毛)
ぼさぼさのアイブロウよりも、きりっと整っているアイブロウの方が魅力的ですよね。細すぎず、余分なところをカットし整え、必要なところがあれば描き足しましょう。
① アイブロウカット
アイブロウの長さの目安は、眉山が小鼻の延長線上。眉尻が小鼻と目尻を結んだ延長線上。眉カット用のハサミ、コーム、フェイス用or眉用シェーバーを使用します。眉の長さが変に長いところはカットします。眉尻側の余分なところはシェーバーで取り、形を整えます。この時は皮膚を少し引っ張り、1本ずつ丁寧に整えると綺麗に仕上がります。
下がっているよりも、平行か上がっているほうがキリっとした印象になります。細くしすぎると頼りなさが出てしまうので、剃りすぎないように注意しましょう。また、毛抜きを使用する場合は抜くとはえてこなくなるので、注意しましょう。
もし難しければ、美容室でアイブロウカット(眉カット)をお願いすると失敗しないのでおすすめです。
② ペンシルで植毛しつつ形を整える
アイブロウペンシル、アイブロウパウダーを使用します。毛が濃くて明るくしたい方は眉マスカラも使用していきましょう。
まずはペンシルを使用し、優しいタッチで毛が生えていないところ、欲しいところに足します。濃く描きすぎると不自然になるので注意が必要です。毛の向きに合わせて描くことで、元々ある毛となじみやすくなります!
アイブロウパウダーで軽くカラーリングをしますが、眉尻→眉山→眉頭の順になじませてぼかします。眉尻が一番濃く、眉頭が一番薄くなるように意識します。いきなり眉頭にのせないように注意しましょう!
毛が濃い人、一本一本が太い人は薄いカラーを眉頭にふわっと乗せると、軽い印象になります。
③ やりすぎ注意!
アイブロウカットの深追いは厳禁です!迷ったら美容室で美容師さんにお願いしましょう!濃く描きすぎると違和感が出ます!自然な色と形で、無理なく描いてみましょう!
もし濃く書きすぎてしまったら、スポンジなどで落とせるので調整してみてください。
5.リップは自然に
血色感のある自然なカラーを目指しましょう。もともと血色のある方はリップクリームや、色のないリップでもいいと思います。血色が悪い人はカラーリップがおすすめです。
レッド系、コーラル系などは血色感が出ますが、リップの質感は艶過ぎないものを選択しましょう。
6.クレンジングもお忘れなく
メンズメイクをしたら、必ずその日のうちにしっかりとクレンジングも忘れずにしましょう!!
オイル、クリーム、ウォータータイプなど色々ありますが、ふき取りは肌に負担が大きいのでなるべく避けましょう!男性の肌は意外と敏感なので、優しくクレンジングしましょうね♪
クレンジングの後の保湿もお忘れなく!
チャレンジすることで慣れてくる!
意外と簡単にできるメンズメイク。まずはファンデーションからなどポイントメイクからスタートしてもいいかと思います。最初は不慣れだったり、目が慣れていないので不安かもしれません。ですが、続けていれば必ず上達しますし、慣れてきます。メイクはもう女性だけのものではありません。
性別関係なく、メイクを楽しみましょう♪