ヘアメイクアーティストの仕事に資格は必要?美容師免許の取得方法を解説!

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ヘアメイクアップアーティストの仕事に資格は必要なの?

ヘアメイクアップアーティストという国家資格はありません。ですが、実際に現場でお客様の髪に触れるには、国家資格である「美容師免許」が必要となります。美容師免許がない場合、お客様の髪に触れることができず、アシスタント業務など仕事の範囲が限定されてしまいます。 ヘアメイクアップアーティストとして仕事の範囲を広げるには、美容師免許は必須です。通常、美容師免許は美容室に就職するための資格と思われがちですが、美容関係の様々な業種に関係があります。 また、就職の際にも優遇される場合もあるため、ヘアメイクアップアーティストを目指すのであれば美容師免許を取得することに損はありません。

美容師免許を取得する方法|美容師養成施設を卒業する必要がある

美容師免許を取得するには、年に2回、春期と秋期に開催される美容師国家試験の筆記試験、実技試験に合格する必要があります。春期は1月下旬〜2月上旬に実技試験、3月上旬に筆記試験が行われ、秋期は7月下旬〜8月上旬に実技試験、9月上旬に筆記試験が行われます。 ただ、美容師国家試験は誰でも受験できるわけではありません。受験資格を取得するには、厚生労働大臣が指定した美容師養成施設で規定の課程を修了しなければなりません。

美容師国家試験の難易度は?

美容師国家試験の合格率は、毎年、春期は80%台、秋期は60%程度と言われており、他の国家資格と比べても難易度はそれほど高くありません。年度内で大きな差がある理由としては、春期は美容師養成施設の昼間課程の学生が受験し、秋期は通信課程の学生が主に受験します。 2年間で2,010時間を学ぶ昼間課程の学生の合格率は高い傾向にあり、通常3年間で305時間(美容室の非従事者は610時間)を働きながら学ぶ通信課程の学生の合格率が低い傾向にあります。在学中に資格取得に向けて、しっかりと学ぶことが合格のカギとなります。

ヘアメイクさんが美容師免許以外におすすめの資格3つ

ヘアメイクさんとして、持っておくと有利な資格は美容師免許以外にもいくつかあります。資格は知識や技術があることの証明になり、活動の幅を広げ、就職に役立てることができます。ではおすすめの3つの資格をご紹介させていただきます。

ヘアメイク資格1. 日本メイクアップ技術検定試験

日本メイクアップ技術検定試験はメイクアップ検定の中で最もメジャーな試験となっており、試験は春期と秋期の年2回開催されています。3級→2級→1級まで3段階あり、それぞれの課題となる実技試験をクリアし取得することができます。
・3級はスキンケア、ベースメイクアップ、チーク、ハイライトの基本技術の過程〜仕上がりを審査する実技試験。
・2級はスキンケアからフルメイクアップの過程〜仕上がりを審査する実技試験。
・1級はモデルの悩みや要望を聞き、イメージメイク技術を審査する実技試験。
2020年冬期の合格率は、3級 68.1%、2級 54.3%、1級 31.1%です。1級は難易度が高く合格率が低い傾向があるため、資格を取得することができれば、とても強いアピールとなります。

ヘアメイク資格2. IBF国際メイクアップアーティスト認定試験

IBF国際メイクアップアーティスト認定試験は、IBS(国際美容連盟)が認定する試験で、海外でも評価が高いため、グローバルな活躍を目指しているメイクアップアーティストの人には、とても魅力的な資格です。 受験には条件があり、IBFの認定校のカリキュラムを修了していることが必須となるため、独学で試験のみ受けることは不可能です。検定取得後は、IBFの正会員となり、就職や事務所開業、フリーランスとして活躍する場合に、IBFより支援を受けることができます。

ヘアメイク資格3. BIAブライダルコーディネート技能検定

BIAブライダルコーディネート技能検定は2018年7月23日より国家試験となった資格です。ブライダル系ではじめての国家資格となります。ヘアメイクの専門的な基礎知識、コミュニケーションスキル、提案力等を取得したことを証明でき、 ブライダル系のヘアメイクアップアーティストを目指す人にとっては、ぜひ取得していただきたいおすすめな資格です。取得することで、結婚式を総合的にコーディネートでき、エキスパートになることができます。

ヘアメイクを学ぶ方法|技術を高めるにはどうしたらいいの?

ヘアメイクを学ぶ方法、技術を高める方法には、様々な方法があるため、どうしたらよいか迷われますよね。数ある中から自分に合う学び方を探すことが、とても大事になってきます。今回はその中から4つご紹介させていただきます

ヘアメイクを学ぶ方法1. ヘアメイクや美容全般の専門学校や短大

近年、美容業界では美容師免許を求められることが多くなってきています。美容全般の専門学校や短大は2年課程または3年課程で美容師免許の取得に向けた勉強をすることができます。ヘアメイクとして活動の幅を広げたいのであれば、 迷わず美容全般の専門学校や短大に通うことが美容師免許取得への近道となります。またヘアメイクだけでなく、着付けや、フォトスキル、特殊メイクなども学べる学校もあり、さまざまな技術や知識を習得することができるのも最大の魅力です。

ヘアメイクを学ぶ方法2. ヘアメイクスクール

ヘアメイクスクールでは主にメイクとヘアセットを学ぶことができます。早いコースで最短1ヶ月〜長くて1年程度通うコースや、週に1回だけといった回数制のコースなどがあります。働いている人や、他の学校に通っている人も空いた時間に通うことができ、最短で学べるのが魅力です。 また、美容全般の専門学校や短大と違い、少人数制で学ぶことができるのもメリットです。ヘアメイクの知識も技術も学びたいけど時間もないという人にはヘアメイクスクールはとてもおすすめです。

まとめ

『美しくありたい』『魅力的にみせたい』という思いは年齢や性別を問わず、だれもが思い描くものです。 その思いを形にすることができるヘアメイクアップアーティストはとても華やかで夢のある職業です。 ヘアメイクアップアーティストの職業には絶対に必要な資格は存在しません。 しかし、美容師免許を持っていれば、美容師としての技術、さらにメイクの技術も加わり活躍できる世界は大きく広がります。 また、他にもご紹介した資格などを取得すれば、一段とあなたの美容人生を豊かなものにしてくれます。 ワンランク上のヘアメイクアップアーティストとして才能を存分に発揮できるよう、ぜひチャレンジしてみましょう。

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この記事を書いた人

CARINO編集部です。美容師さんやヘアメイクアーティストさんに役立つコンテンツを発信します。

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