【保健】人体の構造及び機能|神経系について、重要ポイントをまとめました。ポイントをチェックしたら次は一問一答にチャレンジ。スラスラ答えられるようになったら最後は過去問に挑戦してみましょう。正解できたら神経系は合格です!
【保健】人体の構造及び機能|神経系について覚えよう

神経系のことについて重要なポイントをまとめました。神経系は、中枢神経と末梢神経に分かれます。神経系は相反する反応や似た単語が多く混乱しがちですが、出題傾向の高いところなのでひとつひとつ丁寧に覚えていきましょう。文章で覚えるよりも表や図で見て覚えるとわかりやすいので、参考にしてみてください。
中枢神経
【脳幹】
①延髄…呼吸、嘔吐、循環、消化器系
②橋(きょう)…味覚、聴覚、表情(※大脳と小脳の橋渡し役)
③中脳…眼球
④間脳…・下垂体(内分泌ホルモン)・視床下部、視床(自律神経を統括)
延髄(エ)、橋(キ)、中脳(チ)、間脳(カ)=『エキチカ』で覚えよう!
【大脳】 → 左半球と右半球に分かれる
・表面…皮質(神経細胞が密集)灰白質とも呼ばれる
・内部…髄質(神経繊維が集まる)白質とも呼ばれる
末梢神経

解剖学的分類では、以下のように分けられます。
・脳神経(12対)
・脊髄神経(31対)
脊髄の神経はこのように分かれます。
・頸部、頸髄 … 頸神経(8対)
・胸部、胸髄 … 胸神経(12対)
・腰部、腰髄 … 腰神経(5対)
・仙骨部、仙髄 … 仙骨神経(5対)
・尾骨部、尾髄 … 尾骨神経(1対)
機能的分類では、以下のように分けられます。
・体性神経
・自律神経
体性神経はさらに「知覚神経」と「運動神経」に分けられます。「知覚神経」は皮膚などにある感覚器で受け取った刺激を脳に伝える神経で、求心性神経とも呼ばれます。逆に「運動神経」は脳からの命令を筋肉に伝えて体を動かす役割を持つ神経で、遠心性神経とも呼ばれます。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられます。この神経はそれぞれの部位で互いに拮抗する反応を示します。交感神経は興奮状態に、副交感神経はリラックスした状態になります。詳しくは以下の表の通りです。
部位 | 交感神経 | 副交感神経 |
心臓(心筋) | 収縮力増加 | 抑制 |
心臓(ペースメーカー) | 心拍数増加 | 減少 |
血管(消化器、皮膚) | 収縮 | 拡張 |
血管(心臓、骨格筋) | 拡張 | 収縮 |
唾液 | 濃厚・少量 | 希薄・多量 |
消化管 | 機能抑制 | 機能亢進 |
子宮 | 収縮 | 弛緩 |
瞳孔 | 散大 | 縮小 |
気管支 | 拡張 | 収縮 |
立毛筋 | 収縮 | ー |
中枢神経か末梢神経か見分けるポイントとして、「〜神経」と呼ばれるものは全て末梢神経に分類されます。
【神経系】一問一答にチャレンジ!
神経についてはチェックできましたか?ここからは神経系についてしっかり覚えられたか確認するために、一問一答にチャレンジしてみましょう。お友達と問題を出し合ってみるのも暗記しやすくておすすめです◎
【神経系】国家試験の過去問チャレンジ!
一問一答でスラスラ答えられるようになったら、今度は実際の国家試験の過去問に挑戦してみましょう。目指せ全問正解!