【現場レポ】『A.Iは知らない』主人公・秋人を描く。「寝不足のクマ」から「勝負の告白」まで、ヘアメイクの段階変化を徹底解剖

こんにちは!最後にご紹介するのは、本作の主人公・秋人(あきひと)です。

今回の秋人のヘアメイク、実は「どれだけリアルにボロボロの状態を作れるか」というところからスタートしています。失恋して引きこもり、AIに縋るほど精神的に参っている彼が、どう変化していくのか。その裏側をプロの視点で解説します!

目次

ベースメイク:カメラに映る「ガチのクマ」を作る

秋人のメイクで一番の難所であり、一番こだわったのが「クマ」です。 ただ寝不足に見せるだけでなく、カメラを通してもはっきり「あ、この人全然寝てないな」と視聴者に伝わる質感を追求しました。

使用コスメ: Ledomのブラウンとグレーを使い、絶妙な影色を作っています。

テクニック: ベースはダルバの下地ルナのコンシーラーで整えつつも、あえてクマの部分だけはこの影色を乗せて「寝不足感」を強調。いかにナチュラルに、かつ「はっきり映るか」を現場で試行錯誤しながら作り上げました。

メイクの変化:失恋男子の「段階的な変化」

この作品の面白いところは、ストーリーに合わせてメイクを段階的に変化させている点です。

序盤
クマを強調し、リップもニベアのスモーキーローズで血色を抑えめに。

後半
告白シーンに向けて、徐々に「しっかりとした演出」にシフト。

視聴者の皆さんに注目してほしいのは、このグラデーションです。内面の変化が、肌のトーンやアイメイクの整い方に現れるよう工夫しています。

ヘアスタイル:計算し尽くされた「ガチの寝癖」

ヘアスタイルのテーマは「あえて崩す」こと。 ボサボサに見えて、実はアイロンを使って丁寧に「寝癖の動き」を再現しているんです。

<こだわり>
N.B.A.A.のファイバーワックスを使い、毛先のハネや束感を細かく調整しました。

<演出>
序盤の「崩したスタイル」から、ラストに向けてヘアも整っていくことで、彼の決意を視覚的にサポートしています。

ヘアメイクから透ける「役の性格」

技術を学びたい皆さんに伝えたいのは、「ヘアとメイクは連動している」ということです。

秋人のように「寝不足感」を出したい時は、肌のクマだけでなく、髪のハネ方や質感までセットで考えるのが正解。そうすることで、キャラクターに圧倒的な説得力が生まれます。

皆さんも、ストーリーを感じさせるメイクや、シーンに合わせた「段階的な変化」をぜひ意識してみてくださいね!

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