【現場レポ】『嘘でもいいから』拓真編。骨格を再構築する「美女への変身」女装メイクの裏側

こんにちは!今回は新作ショートドラマ『嘘でもいいから』から、物語のキーマンである拓真(たくま)のヘアメイクについて解説します。

今回の拓真のミッションは、なんと「女装」。ハルの無茶振りに巻き込まれて美女に変身し、茉奈を驚かせるという難しい役どころです。 「男の子がただお化粧をした」というレベルではなく、劇中で茉奈がショックを受けるほどの「圧倒的な美女」をどう作ったのか。その化かしのテクニックを公開しちゃいます!

目次

ベースメイク:骨格を削り、質感を「マット」に仕込む

男性の骨格を女性らしく見せるために、今回は「骨格矯正」の技術をフル活用しました。 使用したのは、メイクアップフォーエバーのHDスキン オールインワンパレット。これで影と光を緻密に計算して入れ、男性特有の骨格を削るように補正しています。

肌質は、陶器のような滑らかさを出すためにRMKのクリーミィファンデーションでカバーし、マット感を意識。仕上げにブリディエのフェイスパウダーで押さえることで、ウィッグを被った時に「作り込まれた美女感」が出るようにしています。

アイメイク:こだわりの「アイライン」で目を描き変える

一番こだわったのがアイメイク、特にアイラインです。 男性のキリッとした目元を、いかに柔らかく、かつ印象的な女性の目元に変えるか。

<ポイント>
コラージュのメイクパレットを使用。アイラインの角度や太さをミリ単位で調整し、指塗りでグラデーションを作ることで、不自然さを消しながら目力をアップさせています。

<難しかった点>
一番の苦戦したのは「ウィッグとの親和性」でした。髪色や前髪の長さに合わせて、メイクの濃さを微調整。ウィッグを被った瞬間に「これなら騙せる」という確信が持てるまで試行錯誤しました。

リップ:ぷっくりとした「女性らしい立体感」

口元は、fweeのボリューミンググロスをたっぷり使って、男性らしい薄めの唇にボリュームを持たせました。これ一つで一気に「女の子らしさ」が加速します。

ヘアスタイル:無造作から「魅せるスタイル」への変化

拓真のヘアスタイルは、女装前と後での「変化」が最大の見どころです。 女装前は、大学生らしいシンプルなスタイル。でも、ただのボサボサに見えないよう、oggiottoのバームシュアルミルクで質感を整え、「計算された無造作感」を作りました。

ヘアメイクの力だけで、一人の青年がどれだけガラッと変われるか。その「変化の差」が、このドラマのコメディ要素と切なさを引き立てるポイントになっています。

ヘアメイクが「嘘」を現実にする

今回の『嘘でもいいから』という作品において、ヘアメイクはまさに「嘘を現実にするための武器」でした。

「ヘアメイクだけで人はここまで変われるんだ!」という驚きを、視聴者の皆さんにも楽しんでいただけたら嬉しいです。特に拓真が美女へと変貌を遂げるシーン、じっくり目を凝らしてチェックしてみてくださいね!

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