こんにちは!ショートドラマ『A.Iは知らない』のキャラクター解説、最後は秋人と莉子の友人、雄介(ゆうすけ)です。
雄介は、失恋して部屋にこもる秋人をちょっと茶化しながらも、心配して様子を見に来る「どこにでもいる、等身大な男子大学生」。 この「どこにでもいる感」を出すのが、実はヘアメイクとしては一番の腕の見せ所だったりします。
今回は、しっかり補正しているのに「え、メイクしてるの?」と思わせる、究極のナチュラル技術についてお話ししますね。

ベースメイク:指塗りで仕込む「素肌以上、メイク未満」
メンズメイクで一番難しいのは、清潔感を出しつつ「塗ってる感」を消すこと。 雄介の肌作りには、MAKE UP FOR EVERのHDスキン エッセンシャルパレットを使用しました。
<こだわり>
ブラシではなく、あえて「指塗り」で馴染ませています。指の体温でファンデーションを溶かし込むように叩き込むことで、肌との境界線をなくし、密着度を高めることができるんです。
<ポイント>
気になる部分はしっかりカバーしつつ、全体は素肌が透けるような薄膜に。仕上げはブリディエのフェイスパウダーで、テカリを抑えつつ自然な質感に整えました。

アイブロウ:骨格を活かした「自眉」の演出
目元は、あえて色を乗せすぎないのがルール。 LUNASOLのスタイリングアイゾーンコンパクトNを使って、眉の足りない部分を補う程度に留めています。
男子大学生らしい「無頓着に見えて、実は整っている」という絶妙なラインを狙いました。アイラインやマスカラを使わない分、この眉の整え方ひとつでキャラクターの「日常感」が決まります。

ヘアスタイル:無造作に見えて計算された「束感」
ヘアスタイルも、メイクに合わせて「ナチュラル感」を最優先にしました。 「大学生らしく、でもだらしなく見えない」というバランスがテーマです。
使用したのは、oggiottoのバームにシュアルミルクとシュアルオイルをミックスしたもの。 ガチガチに固めるのではなく、オイルとミルクで髪に潤いとまとまりを出しつつ、バームでほんの少し動きをつけています。 この「ヘアとの演出連動」によって、より雄介らしい、サバサバとした軽やかなキャラクター性が完成しました。
メイクで「肌を整える」という選択肢
技術を学びたい皆さんに今回特にお伝えしたいのは、「しっかり補正しながらも、ナチュラルに見せることは可能」だということです。
「隠したいけれど、厚塗りはしたくない」という悩みは、メンズに限らず誰にでもあるものですよね。そんな時は、アイテム選びや「指で馴染ませる」といったちょっとした手間で、見え方が劇的に変わります。
雄介のような「日常に溶け込むメイク」の技術が、皆さんの普段のメイクや作品作りのヒントになれば嬉しいです!

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