「ヘアメイクもできる美容師」という打ち出しで、採用がどう変わったか

美容室の採用でよく聞く悩みに、「応募は来るけれど、合わない」というものがあります。

条件や待遇を見て応募してくる。面接の雰囲気も悪くない。それでも入社後にズレが出る。

ヘアメイク師という働き方を運用する中で、私たちはこのズレの原因がスキルではなく、事前の認識差にあると感じるようになりました。この記事では、発信の仕方を変えたことで採用にどんな変化があったのかを、具体的に整理します。

目次

採用で一番困っていたのは「ズレ」

以前の採用で特に多かったのは、能力不足よりも、期待値のズレでした。

・サロンワーク中心だと思っていなかった
・もっといろいろな仕事ができると思っていた
・逆に、撮影やヘアメイクは一切ないと思っていた

どれも、説明不足というより、伝え方が曖昧だったのだと思います。

結果として、働き始めてから違和感が出て、本人もサロン側も、消耗してしまう。この状態をどうにかしたい、というのが出発点でした。

発信の仕方で整理したこと

まずやったのは「何ができるか」ではなく「何を前提にしているか」を整理することです。

ヘアメイク師の育成に取り組むSALONGRAPH ACADEMYや関連する現場では、

・美容師の仕事が基本
・サロンワークが中心
・その中で、撮影やヘアメイクの現場に入る機会がある
・ただし、ヘアメイクだけをやるわけではない

この前提を、言語化しました。

ここが曖昧なまま発信すると、どうしても受け取り方が分かれてしまいます。

「ヘアメイクもできる美容師」と書くようになった理由

そこで使うようになったのが、「ヘアメイクもできる美容師」という表現です。

ポイントは、「も」できるという表現にすることでした。

ヘアメイクを前面に出したかったわけではありません。むしろ、サロンワークがベースにあることをはっきり伝えたいと考えました。

その上で、「一般的な美容室より、少し違う経験がある」という事実を、短い言葉で伝える必要がありました。

応募の数より、面接の中身が変わった

この表現に変えてから、応募数が急増したわけではありません。

ただ、面接での会話に変化が出ました。

・サロンワーク前提で話が進む
・撮影やヘアメイクは“興味の一つ”として捉えている
・将来の選択肢として理解している

説明に時間をかけなくても、前提が共有されている状態で話せる。選考する側も応募する側も気持ちが楽になったように思います。

合わない人が、最初から来なくなった

もう一つの変化は、合わない人が応募してこなくなったことです。

・ヘアメイクだけをやりたい
・サロンワークを極力したくない
・撮影現場がメインだと思っている

こうした志向の人には、この表現は刺さりません。

結果として、選考で落とすというより、入口で自然に分かれる形になりました。

採用ブランディングとしてやったこと

やったこと自体は、難しいことではありません。

・やっていることを整理する
・誤解されやすい部分を先に潰す
・期待を膨らませすぎない言葉を選ぶ

いわゆるブランディングというより、現実に即した説明をして期待値調整を図るようにしました。

同じことで悩んでいるなら

SALONGRAPH ACADEMYの形がそのまま正解だとは思っていません。

ただ、「うちのサロンは何ができて、何はできないのか」「どんな人に来てほしいのか」を言葉にできていない場合、採用のズレは起きやすくなります。

もし、発信や募集文の整理に悩んでいるなら、考え方の共有くらいはできると思います。

自社に合う形を探す材料として、ヘアメイク師という働き方やSALONGRAPH ACADEMYのプログラムが気になった方は、ぜひお問い合わせください。

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