60年代キューティメイク編#8【ヘアメイク師®︎】教育マニュアルを紹介

年代別メイクの、60年代メイクのポイントを知りたい方へ。本記事では、60年代の時代背景から、メイクのポイントまで大公開!メイクの例も紹介していますので、気になった方はぜひ活用してみてください!

目次

60年代の時代背景や人物を知ろう

1960年代は、高度経済成長期を迎え、個性豊かな時代でした。

1. 1960年代の時代背景

スポーツやオリンピック開催へ向けた開発などにより、高度経済成長期を迎えます。型にはまらない自由なスタイルになっていきました。ヒッピースタイルやモダンレトロなど個性豊かなファッションと、ポップなカラーのメイクが主流となっていきました。

2. 1960年代の代表人物

1960年代を代表する人物といえば、ツィギーやブリジット・バルドーが有名です。

華奢な体つきから、小枝を意味する「twiggy(ツィッギー)」という名前が付けられたと言われているツィギーは、Aラインのワンピースやミニスカート、ショートカットの流行の火付け役でした。

60年代のメイクは、特徴的な目元のメイクと、つけまつげをたっぷりと付けたり、ポップなカラーを使ったキュートなメイクがとても印象的です。

キューティメイクのやり方を知ろう!

キューティなメイクのポイントは、お人形さんのようにかわいくメイクをすることです。ぱっちりした目元や、ポップでキュートな色使いが特徴です。

お手本はツィギーのメイク!メイクのポイントを解説していきます。

1.ベース、骨格づくり

キューティなメイクのポイントは、お人形さんのようにかわいくメイクをすることです。ぱっちりした目元や、ポップでキュートな色使いが特徴です。

お手本はツィギーのメイク!メイクのポイントを解説していきます。

1.ベース、骨格づくり

ツィギーのようなメイクをするには、土台となる骨格作りがとても大切になります。

1. ベース

素肌を隠し過ぎないようにしつつ、トラブルはカバーします。白いお肌というよりは、健康的な血色感のあるお肌づくりを目指します。

2. ファンデーション

ファンデーションは、中高さを出して、小顔で立体的に見せるようにしましょう。最初に置く位置がとても大切です。

目の下の瞼を少し開けたところの、低い位置に置いてから馴染ませます。顔全体に均一に伸ばしてしまうと、顔が間延びして大きく見えてしまうので、まずは顔の中心部分から塗ります。

スポンジか、指で優しく叩き込みながら密着させ、薄く外側へ伸ばします。肌トラブルがある場合は、コンシーラーでカバーしましょう。

3. コンシーラー

コンシーラーは、トラブルのカバーだけではなく、立体を作るときにも役に立ちます。わざとらしく見えないように、ぼかすようにしましょう。

4. 骨格

骨格を作ります。肌の色に合わせて、ハイライトとローライトの色を決めましょう。

ノーズシャドウは、眉の間を少し広めに取るようにしつつ、ラウンドに作ります。顔もシャープに見えるように、シェーディングを行います。鼻筋にはしっかりとハイライトを乗せてすっとした鼻筋にします。

線で入れすぎると顔が間延びして見えてしまうので、鼻先まで一直線に入れないように気をつけましょう。

2. アイメイクの作り方

他の年代と比べて見ても、特徴的なアイメイクですよね。ひとつひとつポイントを見て再現していきましょう。

1.カットクリース 

目元の彫りを深くして、立体的で大きく見せる技法です。アイホールの窪みに合わせてラインを引きます。

細いアイシャドウブラシで、窪みをなぞるように繰り返しカラーを乗せていくと、より深みが出てわざとらしくなくなります。

2. アイライン

アイラインは、しっかりと太く入れます。

ブラックのアイライナーを使用して、まつ毛とまつ毛の間を埋めます。上の粘膜も見えるようであれば埋めましょう。つけまつげをつけるので、長さはあまり必要ではありません。

3. つけまつげ

つけまつげは、しっかりと束感のあるものを付けます。サイズに合わせて端をカットして、グルーを付けて皮膚にフィットさせたら手を離さずにそのままにしておきます。角度の調節はこのタイミングで行います。

グルーが軽く乾くまでそのままにしておきます。下まつ毛にもつけてもいいでしょう。

4. 描きまつ毛

下まつ毛につけまつげを付けない場合や、長さがほしい場合、ボリュームがほしい場合などは、リキッドアイライナーで描きまつ毛をします。

描きまつ毛は、細く繊細に描くので、筆先が細く弾力があるライナーを選択しましょう。

3.アイブロウ

アイブロウは、角度がついたアーチっぽい形にします。細めで、カラーは濃くしすぎないようにしましょう。アイメイクが主役のメイクなので、存在感をあまり出さないようにします。

1. 長さ

長さの目安は、小鼻と目尻の延長線上です。眉頭は、小鼻の延長線上が目安ですが、眉同士が近づき過ぎないように位置づけます。

眉山は、眉頭から眉尻までを4分割したうちの、4/3の位置に設定します。

2. 形を整える

眉の形を整えるように描いていきます。アーチ型のようなカーブを描きながら描きます。細めの方がこのメイクとの相性がいいです。

3. カラーリング

明るめのカラーでカラーリングします。ヘアカラーと同系色にするか、アイメイクに使用したカラーを最後になじませるようにすると、メイクの統一感が出ます。濃くカラーリングしすぎないように注意しましょう。

3.リップ

引用:PUBLISHED by catsmob.com

リップは、自然にぷっくりとした形にしますが、カラーは薄くしましょう。目立つカラーのリップにしてしまうと、せっかくのアイメイクが引き立たず、バランスが崩れてしまいます。薄い唇よりも、ぷっくりとしているほうがかわいらしいメイクになるので、バランスを見ながらグロスなどもつけるようにしましょう。

4. チーク

チークは顔型に合わせて入れます。ツィギーは面長なので、横広に入れていますが、色はぽんっとしっかりと入ってますよね。

このように、色味をしっかりと発色させるように、一か所にしっかりと乗せます。そのあとに、周りをふんわりぼかすくらいにしましょう。

キューティメイクを学んで、メイクの幅を増やそう!

いかがでしたか?キューティメイクは、ツィギーをお手本にするととても分かりやすいですし、さまざまなメイクテクニックが学べます。

カットクリース、描きまつ毛、つけまつげ、骨格の作り方や、バランスの取り方。一度では難しいことも、反復練習を行えばだんだんとできるようになっていきます。

そして、デザインメイクはバランス感がとても大切です。パーツバランスを考えながら、足し算と引き算をしてメイクするようにしましょう。

デザインメイクはなんでもありなので、楽しくメイクできるといいですね♪

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この記事を書いた人

abie hair 在籍。現在西大島店ディレクターを務めながら、美容師ヘアメイクとしても活動中。お客様一人一人に寄り添った接客から、必要な情報を分かりやすく発信します。

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