ヘアメイク師®︎の働き方の特徴・メリットとは?ヘアメイク師になれるサロンも紹介

美容師とヘアメイクアーティストを両立したいと考えている方へ。本記事では、双方の働き方を両立するヘアメイク師についてご紹介します。ヘアメイクも続けながら美容室への就職を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

ヘアメイク師とは?

ヘアメイク師とは、美容師とヘアメイクアーティスト双方の働き方を両立した職業です。基本は美容室で美容師アシスタントとして働き、ヘアメイク依頼があった際は、ヘアメイクさんとして現場で働きます。

みなさんが知っている美容師やヘアメイクアーティストと違って、特徴的な働き方をしており、美容師免許の取得とヘアメイク技術の取得を目指している方にとって、メリットがたくさんあるおすすめの職業です。ここからは、ヘアメイク師の特徴や、ヘアメイク師として働くメリットについてご紹介します。

ヘアメイク師の特徴

美容師とヘアメイクアーティスト、それぞれ職業が確立している中で、ヘアメイク師という働き方をおすすめする理由は、ヘアメイク師の働き方・目指し方の特徴の中にあります。今まで当たり前とされていたヘアメイクさんになるまでの道のりと見比べながらみていきましょう。

特徴1. 美容室でヘアメイク技術を習得

今まで当たり前とされていたメイクアップアーティストになるまでの道のりは、美容師としての経験を3年程度経て、それから事務所に所属する流れでした。しかし、ヘアメイクをしたい人にとって美容室での業務は“やりたい事”ではないため、志半ばで離職する人が多いのが現実です。

ヘアメイク師は、専門学校卒業後にまず、ヘアメイク師の育成活動に参加している美容室に就職をします。ヘアメイク師の育成活動に参加している美容室は、美容師スタイリストを目指すカリキュラムと、ヘアメイクアーティストを目指すカリキュラムの両方が整っています。

また、一定のヘアメイク技術が身につくと、ヘアメイクの依頼があった際は現場に出ることができるため、美容師アシスタントのうちからでもリアルな撮影に参加できるのが特徴です。

特徴2. 短期プロデビューが可能

スタイリストデビューするために修行を積む美容師アシスタント期間中に、ヘアメイクアーティストの技術を同時進行で習得します。

従来のメイクアップアーティストのなり方(美容師実務経験習得→ヘアメイク事務所就職)の流れでは、一人前の美容師スタイリストになるまでに約5年、ヘアメイク技術を習得するために約1〜2年と、合計7年ほどかかっていました。

しかし、ヘアメイク師育成のカリキュラムは、アシスタント時代に2つのカリキュラムを並走させるため、最短でのプロデビューを目指せます。

特徴3. 美容師技術が基盤となったヘアメイク

ヘアメイク師の基盤となる技術や接客は、日々の美容師のアシスタント業務から培われます。サロンワークで学べることは、手先の技術や薬剤を扱う上での知識だけではありません。スタイリストが効率よく作業できるための細かいサポートやお客様への気遣い・コミュニケーションなど、接客業としてサービスを提供するために必要なこと全てが身に付きます。

この力は、美容室で働くからこそ養えるもので、ヘアメイクの現場で必ず生きる大切なスキルです。技術的にも人としても、基盤が美容師であることが武器になるのがヘアメイク師の特徴であり、魅力の一つです。

ヘアメイク師の働き方のメリット

ヘアメイク師の働き方だからこそ、他ではできない経験や身に付く技術がたくさんあります。ここでは、ヘアメイク師の働き方のメリットをいくつかご紹介します。

メリット1. 美容師アシスタント期間をさらに豊かに

美容師アシスタントの期間は、美容室によっても異なりますが、約3年ほどかかります。ヘアメイクメニューがあるからと美容室に就職しても、多くの美容室はアシスタント期間、スタイリストデビューのためのカリキュラムしか組みません。ヘアメイクをしたかった学生は、個人的にヘアメイクを学ぶ余裕もなく離職するケースもあります。

ヘアメイク師の働き方を取り入れているサロンでは、アシスタント期間中にヘアメイクのスキル向上をはかります。そして、現場依頼があれば、ヘアメイクアーティストとして撮影に入ることができます。技術の習得とスタイリストの補助しかできないアシスタント時代に、自身がヘアメイクの現場でスタイリストとして売り上げに貢献できるのは、ヘアメイク師にしかできないことです。

メリット2. 美容師とヘアメイクそれぞれの価値をいいとこ取り

美容師としての価値と、メイクアップアーティストとしての価値は、いい面でも悪い面でもそれぞれ異なります。例えば、美容師は会社に所属しライフスタイルに合わせた働き方を選択できますが、メイクアップアーティストは一つの現場に拘束されライフスタイルがなかなか整いません。

また、メイクアップアーティストはさまざまな現場に赴き外での交流を広げられますが、美容師はサロンという場所に縛られ外の世界に触れる機会は多くありません。それぞれ似て非なる職業だからこそ、得られる経験や価値が片方に寄ってしまうのです。

ヘアメイク師は、両方の価値のいいとこ取りができます。美容師であるからこそ、ヘアメイクの価値が上がり、ヘアメイクであるからこそ、美容師としても価値を増す。そんな相乗効果を持っています。

メリット3. 安定した環境で好きなことを仕事にできる

好きなことを仕事にするには、多少の犠牲を伴うのも仕方がない…という考えが、少なからずあるのではないでしょうか。特に、美容師やヘアメイクアーティストなどの職業は、お客様がいなければ成り立ちません。最近よく耳にするようになったフリーランスなどの業務形態であれば、現場の依頼がなければ収入すら得られないこともあります。

比べてヘアメイク師は、会社に所属するため、安定した給料形態と集客のもとで働くことができます。ヘアメイクの依頼が入るまでは美容師として働くため、“仕事がない”という状況に陥る心配がありません。安定した環境で好きなことを仕事にできるのは、ヘアメイク師の働き方を選ぶメリットです。

メリット4. 広がる将来の選択肢

美容師アシスタントの期間を使ってヘアメイク技術を身につけるため、美容師スタイリストとしてデビューする頃には、美容師としてもヘアメイクさんとしてもプロを名乗れるようになっています。

将来的には、美容師とヘアメイクアーティスト、どちらの働き方に重きをおきたいかによって、予約の調整や依頼の受け入れの比重を変えることも可能で、好きなことを目一杯楽しめるのがヘアメイク師の魅力でしょう。

メリット5. 地方でも活躍ができる

ヘアメイク師の活動はこれから全国的に拡大していきます。各地に展開されたヘアメイク師の働き方を取り入れているサロンに就職することで、都心に来ずとも美容師とヘアメイクアーティストの両立の夢を叶えることができます。

もちろん、アシスタント時代を地方で過ごして、ヘアメイク師デビューしたのちに上京することも、選択肢のひとつです。働く場所についても選択肢が広がったのが、メリットの一つと言えます。

ヘアメイク師になるには?

ヘアメイク師として働くためには、美容師免許を取得後、ヘアメイク師の働き方を導入しているサロンに入社します。ヘアメイク師の働き方を導入しているサロンはこちらをご覧ください。

ヘアメイク科学生さんにはヘアメイク師がオススメ

ヘアメイク師についてご紹介しました。従来のヘアメイクアップアーティストの長く厳しい道のりから、ヘアメイク師という若い世代から輝ける仕組みへと変化してきました。ヘアメイク師さんは、美容室に就職している正社員のため、福利厚生などの待遇や保障がしっかりしているのもポイントです。ぜひ、将来の参考にしてみてください。

ヘアメイク師の活動について、もっと詳しく知りたい方は、株式会社プアラまでお問い合わせください。

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この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信します。

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