卒業式に向けて、袴のレンタルをお考えの方へ。本記事では、袴のレンタルにちょうど良い時期や相場から、卒業式当日の着付けとヘアセットの予約のポイントまで、詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。
袴のレンタルについて|時期や値段、配送方法からお得な借り方までご紹介
卒業式に向けて、袴の予約を検討し始めている人が増える季節になりました。卒業式直前は、学校での活動が佳境に入っていたり、レンタルショップや呉服店も忙しかったりして、予期せぬトラブルが起こりかねません。
せっかくの晴れの日を快い一日にするためにも、余裕を持って準備を始めて、安心して卒業式当日を迎えたいですよね。ここでは、袴のレンタルを申し込むのにちょうど良い時期や、レンタルの相場、その他の注意点やポイントなどをご紹介します。
袴のレンタルにちょうど良い時期は?
実際に、着物のレンタルサイトや近くの呉服店からレンタルを申し込むのは、いつ頃が適切なのでしょうか。まず、袴の着用が多い時期は、どの年代も卒業式がある三月です。同じ時期に一斉に需要が高まるので、在庫の少ないデザインやサイズのもの、お手頃価格のサイトや呉服店の袴は、先約が入りがち。
予約申し込みが増え始めるのは、大体夏休みが終わる8月から9月頃です。専門学生は、成人式の振袖の見学やレンタルの申し込みの際に合わせて、袴のレンタルについても話題に上ることがあります。また、袴の新作が発表されるのも夏ごろが多いです。もし、デザインにこだわって袴を選びたいのであれば、新作発表がされた直後あたりを狙って、いち早く自分のものにしておきましょう。
袴のレンタルの値段は?
袴のレンタルでかかる値段は、大体5万円〜7万円が相場です。「袴のレンタル」と一口に言っても、じつの内容は「着物+袴」のレンタルです。「袴のレンタル」のレンタル料金が高くなるかどうかを決めるのは、着物の値段がカギだったりします。着物は、使用されている生地や施されている刺繍、新作デザインか否かによってピンキリです。デザインや着心地にこだわればこだわるほど、料金が高くなります。
袴のレンタルの注意点は?
着物の中に着る襦袢やおさえる紐、伊達締めなどは、サービスでついているか追加料金が発生するかがお店によって異なります。もし自分で既に持っている小道具が有料なのであれば、無駄な出費になってしまいますので、事前の確認が重要です。
また、草履や巾着、髪飾りなどの身の回りの装飾品は、大抵別途料金がかかります。最近は、袴にブーツを合わせた現代風な着こなしが流行っています。もしそのスタイルを選ぶのであれば、わざわざ草履をレンタルする必要はありません。自分好みの髪飾りを別で用意することも可能ですので、レンタル料金を減らしたい方はレンタル項目から除外してもらいましょう。
補足ですが、もし袴にブーツを合わせる場合は、袴の丈の長さを調整した方が見栄えが良くなる場合があります。もし袴を試着してからレンタルするのであれば、その試着時にスタッフさんに一言相談してみましょう。
袴を安く借りるには?
着物のデザインやクオリティを落としたり、小物や装飾品の追加料金をなくしたりする以外にも、袴を安く借りれる方法があります。それは、振袖と一緒にレンタルするという方法です。
レンタルするお店にもよりますが、振袖のレンタルに合わせて袴のレンタルも申し込むと、安くなるセットプランを用意している所があります。成人式をひかえていて振袖を持っていない人は、チェックしてみてください。
袴の受取や配送方法の注意点
ネットを利用したレンタルでの発送や、呉服店からの配送の場合、卒業式の日よりも2、3日早く届けてもらうくらいの余裕を持ちましょう。もし、着物や袴、小物に不備があったり何らかの理由で到着が間に合わなかったりしたら、取り返しがつきません。
また、実家を離れている人が地元の呉服店から袴をレンタルする場合、配送先を間違えないように注意しましょう。レンタルする際に、返却についても確認しましょう。返却の仕方が簡単で、期間にも余裕を持ってくれるところだと優しいです。
卒業式当日のために準備しておくこと
袴のレンタルの予約申し込みができたら、それで安心ではありません。卒業式当日には、袴の着付けとヘアセットを、他の人にやってもらうことになるでしょう。学校の繋がりで、着付け・ヘアセットの予約が簡単なところもありますし、個人でお店探しをしなければならない場合もあります。どちらにしても、予約の際におさえておきたいポイントがありますので、ご紹介します。
着付けの予約
着付けの予約をする際は、着物の持ち込みは可能か、着付けをする場所と卒業式会場がどのくらいの距離かをチェックする必要があります。
例えば、袴のレンタルと着付けがセットになっている場合、他店の袴の着付けが可能なのかどうかがわかりません。そのお店から袴をレンタルしなくても、着付けのメニューが単品で用意されていて、袴の持ち込みが可能かどうかを事前に確認しましょう。サロンにお願いする場合は、逆に着物のレンタルを行っていないので、自分で袴を用意しましょう。卒業式の当日になる前に袴を預けてほしいというサロンもあるので、相談してください。
また、着付けの場所と卒業式の会場が離れすぎていると、着崩れの原因になったり足を痛める原因になったりします。慣れない履物を履いて長距離を歩くのはかなり疲れますし、長い式典の後には、また着替えに道を戻らなければなりません。そのことも踏まえて、卒業式会場近くのサロンや呉服店を選ぶことをおすすめします。
ヘアセットの予約
ヘアセットの予約は、着付けと併せて申し込んだ場合、その日のために集められたヘアメイクさんによってセットされることが多いです。多くの人数のヘアセットを回すため、ヘアメイクさんは数十分単位でスケジュールが組まれています。その為、スタイルに迷っていたりかなり複雑なセットをお願いしようとしている場合には不向きです。
もしこだわりのヘアスタイルを希望しているのであれば、行き慣れた美容室やヘアセット専門のサロンの予約を取っておきましょう。ただし、人気のスタイリストさんの場合は早いうちに予約が埋まってしまうことがあるので、余裕をもってリサーチしておくことをオススメします。
充分に準備して卒業式を迎えよう
卒業式に向けた袴のレンタルに関するご紹介でした。人生の中で袴を着る機会はそんなに多くはなく、また、卒業式も特別な式典です。友達や先生、後輩との別れもあり、たくさん写真も撮ることでしょう。ぜひ、素敵な思い出になるように、準備から頑張ってください。