【美容室で働く】教育カリキュラムを紹介『ヘアマニキュア#12』

ヘアマニキュアについて知りたい方へ。本記事では、ヘアマニキュアのメリットから、デメリット、塗布の方法まで大公開!!ぜひ参考にしてくださいね。

目次

ヘアマニキュアの特徴と技術

カラーリングには様々な種類がありそれぞれの製品に応じた使い方や注意点があります。ここではヘアマニキュアについて説明していきます。お客様とお話しする時に組み込める内容なのでしっかり覚えましょう!

ヘアマニキュアって?

ヘアマニキュアってどんなカラーリングなの?肌に優しい、傷みにくいイメージはあるけど…。ここからは、ヘアマニキュアの特徴とメリットとデメリットを解説します。

半永久染毛剤

カラー剤には大きく分けて『永久染毛剤』『半永久染毛剤』『一時染毛剤』の3種類あります。これから勉強するヘアマニキュアは『半永久染毛剤』に分類され、色素を利用したカラーリングのため『永久染毛剤』のヘアカラー(アルカリカラー)よりも色持ちは短く、シャンプーのたびに徐々に色落ちしていきます。地肌に直接着く事を想定していないカラー剤のためほとんどの製品では使用前のパッチテストが不要です。

 ヘアマニキュアのメリットとデメリット

ヘアマニキュアはイオン結合を利用し、髪の毛の表面に染料がつき髪の毛をコーティングしながら色を付けます。

 そしていわゆるヘアカラー(アルカリカラー)とは違い、髪の毛を膨潤させたりメラニン色素を脱色する効果がないので、明るくすることはできません。そのためダメージはほとんどなく、コーティングによりツヤやかな仕上がりになります。 肌に付着すると取れないため根本を数ミリ開けて塗布していきます。発色はカラーセロハンを紙に乗せた時のような発色のため明るい色で染めても、黒い髪は黒いまま。白髪や、ヘアカラーでベースが明るい状態の髪でのみ色を見ることができます

メリット

・髪の毛が傷まない

・髪の毛につやが出る

・肌が弱い方でもできる

・伸びてきた時になじみやすい

デメリット

 ・色落ちがはやい

・明るくできない

・地肌からしっかり染めることができない

・シャンプーした後タオルに色がつきやすい

ヘアマニキュアが向いている人

・白髪が少ない方

・髪の毛を綺麗に伸ばしたい方

・艶がほしい方

・お肌が弱い方

ヘアマニキュアが向いてない人

・白髪が多い方

・根本からしっかり染めたい方

・明るくしたい方

ヘアマニキュア塗布

ここからはヘアマニキュアの塗布について解説していきます。

イヤートゥイヤーでブロッキング

コームに薬剤を取り手のひらでコームの両面に塗布し、さらにはみ出した薬剤を取り除きます

5㎜スライスで頭皮に対してオンベースになるように引き出したら塗布していきます

サイドの表面から塗布し頭皮につかないようにギリギリのところに塗布します

裏面からも塗ります

下まで塗り進めます

もみあげは塗り漏れが出やすいところなのでスライス幅が厚くならないように気をつけます

同様に反対のサイドバックも塗布していきます

全て塗布が終わったらネープから縦スライスでチェックしていきます

根元に塗布されていない所があったら地肌に付かないように気をつけながらギリギリのところで塗布します。

サイドも同様にチェックします

顔周りや分け目は特に白髪が目立ちやすいため細かくチェックして根元ギリギリからしっかり塗布します

最後に薬剤が乾かないようにふんわりラップをして放置タイムに入ります

※ラップをする時に頭皮に負荷が掛かるようにすると、せっかく頭皮につかないように塗布したのに押されて頭皮についてしまいます。最後まで気を抜かずに気をつけましょう。

ヘアマニキュア塗布のポイント

・ヘアマニキュアは肌に付くと落ちにくいため頭皮などにつかないように気をつけましょう

・塗布漏れがないように細かくスライスをとりましょう

・お客様の顔に髪の毛がかからないようにしましょう

・オンベースで塗布していきましょう

まとめ

いかがでしたか?ヘアマニキュアの塗布は非常にテクニックがいる技術です。しっかりとした技術を習得してお客様に喜んでいただきましょう!

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この記事を書いた人

CARINO編集部です。美容師さんやヘアメイクアーティストさんに役立つコンテンツを発信します。

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