美容室に行く前に、自分で前髪を切ったことはありませんか?
「ちょっと長かったから切っただけだし、これくらいなら分からないかな」と思う一方で、「美容師さんが見たらやっぱり分かるのかな」と気になることもありますよね。
市販のカラー剤を使ったときも同じです。美容室でカラーをする予定があるけれど、「前に自分で染めたことって美容師さんに分かるの?」と気になったことがある人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、自分で髪を切ったり、市販のカラー剤を使ったりしたことが、髪を見ただけで必ず分かるわけではありません。
ただ、髪の状態によっては「自分で切ったのかな」「前にカラーをしているのかな」と気づくことはあります。
では、美容師は髪のどこを見て判断しているのでしょうか。今回は、セルフカットや市販カラーが美容師からどう見えるのかを紹介します。
自分で髪を切ったことは美容師に分かる?

まず、セルフカットについて。
前髪を少し切ったり、毛先を整えたり、髪の量が気になって自分ですいたり。美容室に行くまでの間に、自分で髪を触ることはそれほど珍しいことではありません。
では、それが美容師に分かるのかというと、必ず分かるわけではありません。
美容師はカットするとき、髪の長さだけでなく、毛先の状態や左右のバランス、髪の生え方なども見ています。
そのため、左右で長さが違っていたり、一部分だけ短くなっていたりすると、「ここ、少し切ったのかな?」と気づくことはあります。
ただ、髪を見ただけで「これは自分で切った」と断定できるわけではありません。
もともとのクセや髪の生え方によって、左右差が出ることもありますし、普段のスタイリングで毛先の状態が変わることもあります。
美容師が見ているのは、セルフカットをしたかどうかを当てることよりも、今の髪がどういう状態になっているか、という部分です。
前髪を自分で切ったくらいならどう?

セルフカットの中でも、前髪は自分で切る人が多いところです。
少し伸びたから長さを調整した程度なら、それだけで「自分で切ったな」と分かるとは限りません。
一方で、左右で長さが違っていたり、一部分だけ短くなっていたりすると、カットするときに気づく可能性はあります。
特に前髪は、ほんの数ミリでも印象が変わる場所です。
自分では「ちょっと切っただけ」のつもりでも、美容師からすると「前回より短くなっているな」と感じることはあるでしょう。
もし美容室で前髪を整えてもらうなら、「前髪だけ自分で少し切りました」と伝えておけば、それで十分です。
その情報があれば、美容師も今の長さを見たうえで、どこまで整えるかを考えられます。
自分で髪をすいた場合も分かる?

長さは切っていないけれど、髪の量が気になって自分ですいたというケースもあります。
これも、必ず分かるわけではありません。
ただ、特定の部分だけ極端に毛量が少なくなっていたり、毛先の厚みが不自然になっていたりすると、美容師が髪を見たときに気づくことがあります。
髪をすくのは、長さを切るよりも変化が分かりにくそうに感じますが、すき方によってはその後のカットや仕上がりに影響することもあります。
「自分で少しすきました」と伝えておけば、美容師もその状態を含めてカットを考えられます。
市販のカラー剤を使ったことは美容師にバレる?

セルフカットと並んで気になるのが、市販カラーです。
美容室に行く前に市販のカラー剤を使ったけれど、「これって美容師さんが見れば分かるのかな?」と思うことがありますよね。
こちらも、髪を見ただけで市販カラーを使ったと必ず分かるわけではありません。
ただ、現在の髪色や色の入り方、根元と毛先の色の違いなどから、これまでのカラーについて確認されることはあります。
美容師はカラーをするとき、今の髪色だけを見ているわけではありません。
これまでどんなカラーをしてきたのか、現在どのくらいの明るさなのか、髪の状態はどうかなどを確認しながら、次のカラーを考えます。
そのため、市販カラーをしたことがあるなら、分かる範囲で伝えておいたほうが施術を考えやすくなります。
黒染めやブリーチは分かる?

黒染めやブリーチをしたことがある場合も、できれば美容師に伝えておきたいところです。
「かなり前にやったから、もう関係ないかな」と思うかもしれませんが、髪は一度施術したら、その部分がなくなるまで履歴として残ります。
たとえば、半年ほど前に黒染めをして、その後髪を伸ばしている場合。
今は普通の髪色に見えていても、毛先には以前の黒染めをした部分が残っている可能性があります。
ブリーチも同じです。
美容師が髪の状態を見て、過去の施術についてある程度予想できることはありますが、見ただけですべての履歴を正確に把握できるわけではありません。
「前にブリーチしたことがある」「いつだったかはっきり覚えていないけれど黒染めしたことがある」など、覚えていることがあれば伝えておきましょう。
カラートリートメントも伝えたほうがいい?

意外と忘れやすいのが、カラートリートメントやカラーシャンプーなどです。
「普通のカラー剤じゃないから、カラー履歴には入らないかな」と思うかもしれません。
でも、美容師からすると、これも今の髪色を見るうえで知っておきたい情報のひとつです。
使った商品や色、使った時期などを細かく覚えていなくても、「最近カラートリートメントを使いました」と伝えるだけで違います。
特にこれから髪色を大きく変えたい場合は、今まで何を使っていたのかをできるだけ伝えておくとよいでしょう。
「美容師さんに怒られそう」と思わなくても大丈夫

自分で切ったり染めたりしたことを、美容師に言うのがちょっと嫌だという人もいると思います。
「なんで自分で切ったんだろうって思われそう」
「市販カラーをしたって言ったら嫌な顔をされそう」
と考えてしまうかもしれません。
ただ、美容師が知りたいのは、「自分でやったことがあるかどうか」だけではありません。
今の髪がどんな状態なのかを知って、これからどんな施術をするかを考えるために、過去の履歴を確認しています。
たとえば「前髪を少し自分で切りました」「1か月くらい前に市販カラーをしました」「前に黒染めしたことがあります」と伝えるだけでも、十分な情報になります。
何を使ったか覚えていない場合も、無理に商品名まで調べる必要はありません。
分かる範囲で伝えて、美容師に相談すれば大丈夫です。
美容師にバレなければ言わなくてもいい?

ここは少し考え方を変えたほうがいいかもしれません。
「バレるかどうか」で考えると、「分からなそうなら言わなくてもいいかな」となりますよね。
でも、美容師からすると、過去の施術を見ただけですべて把握できるわけではありません。
たとえば市販カラーを使った場合でも、どの商品を使ったのか、どのくらいの量を使ったのか、どの部分に塗ったのかまでは髪を見ただけでは分かりません。
そのため、本人が覚えている履歴があれば、伝えてもらったほうが施術を考えるうえでは助かります。
もちろん、何年も前のことまですべて覚えている人ばかりではありません。
「たぶん去年くらいに黒染めしたと思います」のように、分かる範囲で伝えれば十分です。
美容室に行く前に自分で切ってしまったら?

美容室の予約を入れたあとに、前髪が気になって自分で切ってしまうこともありますよね。
そういう場合は、無理にさらに整えようとせず、そのまま美容室へ行けばOKです。
「前髪を自分で少し切りました」と伝えれば、美容師が今の状態を見て、どこまで整えられるかを考えてくれます。
自分で切ったあとに左右差が気になって、さらに切って、また気になって……と繰り返しているうちに、思った以上に短くなってしまうこともあります。
一度短くなった髪をその場で長くすることはできないので、そこはほどほどに。
気になるところがあっても、次の美容室で相談するのもひとつの方法です。
美容室で伝えておきたい髪の履歴

セルフカットや市販カラー以外にも、過去の施術で覚えていることがあれば伝えておきましょう。
たとえば、ブリーチ、黒染め、市販カラー、カラートリートメント、縮毛矯正、ストレートパーマ、パーマなどです。
すべてを完璧に覚えている必要はありません。
「いつ頃やったか」「何をしたか」が分かるだけでも、美容師が髪の状態を見るときの参考になります。
特に、これから明るいカラーにしたい、ブリーチをしたい、パーマをかけたいなど、大きく髪を変えたいときは、過去の施術についてできるだけ伝えておくとよいでしょう。
結局、自分で髪を切った・染めたことは美容師にバレる?

自分で髪を切ったことも、市販カラーをしたことも、髪を見ただけで必ず分かるわけではありません。
ただ、毛先や長さ、毛量の減り方、髪色などから、「以前何かしたのかな」と美容師が気づくことはあります。
一方で、見ただけでは判断できないこともたくさんあります。
だから「バレるかな?」と考えるより、これからの施術に関係しそうなことは、分かる範囲で伝えておくくらいで考えておくといいでしょう。
美容師にとっては、自分で髪を切ったことや市販カラーをしたことそのものよりも、今の髪がどういう状態なのかを知ることのほうが大切です。
「前に自分で切りました」「市販カラーを使いました」と伝えたうえで、今どうしたいのかを相談すれば、それに合わせて施術を考えてもらえます。
美容室に行く前にちょっと髪をいじってしまったときも、あまり深く考えすぎなくて大丈夫。
分かっていることを伝えて、あとは美容師に任せてみましょう。
