サロン見学は何店舗行けばいい?美容師が考える「後悔しない就職活動」の進め方

美容学生の就職活動が始まると、よく聞くのがこんな悩みです。

「サロン見学って何店舗くらい行けばいいですか?」
「1店舗しか見ないのは危険ですか?」
「逆に何店舗も見たら失礼だったりしませんか?」

結論から言うと、正解の店舗数はありません。

1店舗で「ここだ!」と思える人もいれば、5店舗以上見学して納得して決める人もいます。

大切なのは、何店舗見たかではなく、「自分が納得して選べたか」です。

今回は、美容学生のみなさんへ向けて、サロン見学の考え方をお話しします。

目次

「1店舗だけ」は悪いことではありません

実は私自身、就職活動で見学したサロンは1店舗だけでした。

「ここしかない!」と直感でそう思えたので、そのまま就職しました。

実際に美容師アシスタントとしてサロンに勤務していた期間は一年間ですが、その後「メディアの業務を担当したい」と言う希望を叶えてもらい、今では5年以上この会社にいるので、ここしかないという直感は合っていたのだと思います。

だから、「絶対に何店舗も見学しないとダメ」ということはないと思っています。

直感で決めるタイプの人もいますし、時間をかけて比較したいタイプの人もいる。

人それぞれで大丈夫です。

”何店舗までにしたほうがいい”という制限もない

一方で、「この選択でこれからの人生が決まる。」と思うと、不安になりますよね。

だから、納得できるまで見学することも全然悪いことではありません。

私がサロン見学を担当した際、「他のサロンにも行ってみました?」と聞くと、気まずそうに何社か行ったことがあると答えてくれる子がいます。きっと、

「5店舗も見たら印象悪いかな。」
「いろんなサロンを見てるって知られたら嫌がられるかな。」

といった心配をされているのでしょう。

複数の店舗にサロン見学に行くことを、私は失礼だとは思いません。

むしろ、「ちゃんと自分に合うサロンを探しているんだな。」と感じます。

もし逆に、「他のサロンも見てるならうちはいいです。」というような雰囲気を出すサロンだったら、個人的には少し慎重になった方がいいのでは?と思います。

就職は、お互いが選ぶもの。

学生だけが選ばれる立場ではありません。

「お客さん」として行くのもおすすめ

サロン見学は緊張します。

スタッフも「今日は見学の学生さんが来る」と分かっているので、どうしても普段とは少し違う雰囲気になることもあります。

なので、お客さんとして美容室へ行ってみるのもおすすめです。

髪を整えてもらいながら、お店の雰囲気やスタッフ同士の会話、お客様への接し方のリアルを見ることができるので、宣伝色が一切ないありのままの空気感を知りたいなら、自分が美容学生であることは隠してみてもいいですよ。

サロン見学はいつから始めればいい?

最近は早い学生さんだと1年生のうちから見学へ行くこともあります。

一方で、2年生の夏頃になっても就職先を決めきれていない学生さんも珍しくありません。

ガイダンス等の様子を見ていると、以前よりも「慎重に選びたい」と考える学生さんは増えているように感じます。

焦って決める必要はありませんが、気になるサロンがあるなら、早めに動き始めることで選択肢は広がります。

「もし合わなかったらどうしよう」と思う人へ

就職活動をしていると、「ここで人生が決まる。」というような気持ちになることがあります。

でも、私はそこまで自分を追い込まなくてもいいと思っています。

もちろん、自分に合うサロンを選ぶ努力は大切です。

でも、もし実際に働いてみて「思っていた環境と違った。」と感じることがあれば、転職という選択肢もあります。

美容業界は、一度就職したら一生そこにいなければならない世界ではありません。

だからこそ、必要以上に「絶対に失敗できない」と思い詰めなくても大丈夫です。

ただし、辞めるなら早めの決断も大切

これは少しだけ就職活動とは話がそれますが、一つ伝えたいことがあります。

もし、「このサロンは自分には合わない」と感じたのであれば、長く我慢し続けることだけが正解ではありません。

特に、デビュー目前で辞めてしまうのは少しもったいないケースもあります。

他のサロンへ転職しても、教育カリキュラムが違えば技術チェックからやり直すことがありますし、デビュー直後に転職した場合も、まだ指名のお客様を連れて行けるほどの基盤はできていないことがほとんどです。

もちろん状況によりますが、「我慢し続ける」のでも、「ギリギリまで耐える」のでもなく、自分の将来を考えて判断することが大切です。

サロン見学は「数」ではなく「納得感」

サロン見学は、1店舗でも10店舗でも構いません。

大切なのは、「みんなが何店舗行ったか」ではなく、「自分が納得して就職先を決められたか」です。

気になるサロンがあれば積極的に見学へ行き、お客様として足を運んでみるのもおすすめです。

そして、「ここなら頑張れそう」と思える場所に出会えたら、その直感も大切にしてください。

就職活動はゴールではなく、美容師人生のスタートです。

焦りすぎず、でも後悔しないように、自分らしい一歩を選んでください。

本サイトは、ヘアメイク師を育成する株式会社サロンフラフが運営しています。
美容学生が進路を考える際に役立つ情報を、現場経験にもとづいてまとめています。
働き方や職場選びのポイントは、Instagramでも発信していますので、チェックしてみてください。
学校関係者の掲載依頼や取材のご相談は下記フォームよりお問い合わせください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

izumi izumi ATELIER CARINO 編集長

ATELIER CARINO編集長。Z世代のリアルを反映した「新しい美容師」としてのキャリアや可能性をメディアを通じて発信します。

目次