「髪を伸ばしているから、美容室はしばらく行かなくてもいいかな。」
そんなふうに思っている方は意外と多いのではないでしょうか。
実は、きれいに髪を伸ばしたい人ほど、定期的なメンテナンスがおすすめです。
「長さを変えたくないのに美容室へ行く意味あるの?」と思うかもしれませんが、美容室では長さを切る以外にも、髪をきれいに伸ばすためのお手伝いができます。
今回は、伸ばしかけでも美容室へ行った方がいい理由や、オーダーするときのポイントをご紹介します。
伸ばしかけでも美容室へ行くべき理由は?

実は私自身、髪を伸ばしているときは「切ったらもったいないし、そのままでいいかな」と思って、かなり放置していた時期がありました。
でも美容師になってから思うのは、きれいなロングヘアの人ほど、定期的にメンテナンスをしているということです。
髪の毛は、全部が同じスピードで伸びるわけではありません。
一本一本伸びる速さは違いますし、毎日の摩擦や紫外線、ヘアアイロンなどのダメージで、知らないうちに切れてしまっている髪もあります。
そのため、何か月も美容室へ行かないでいると、毛先のラインが少しずつバラバラになり、「なんとなくまとまらない」「毛先だけパサついて見える」と感じやすくなります。
長さを変えなくても、毛先を少し整えるだけで髪は驚くほどまとまりやすくなり、見た目の印象もぐっときれいになります。
「伸ばしているので長さは変えずに、毛先だけ整えてください。」と伝えれば、大きく長さは変えずに綺麗に整えてくれますよ。
毛量調整だけでも毎日がラクになる

伸ばしかけの人におすすめしたいのが、毛量調整です。
髪の毛は毎日少しずつ伸びるので、自分では重くなっていることになかなか気づきません。
少しずつ増えていくので、それに自分も慣れてしまうんです。
でも、美容室で量を調整してもらうと、「乾かすのこんなに楽だったんだ!」「朝のセットが全然違う!」と驚きます。知らず知らずのうちに頑張っていたんだな…と。
もちろん、伸ばしている途中は軽くしすぎると毛先がスカスカになってしまうこともありますので、「伸ばしているので、必要最低限で量を調整してください」と伝えておくと安心です。
顔まわりだけ整えるのもおすすめ

全体の長さは変えたくないけれど、顔まわりだけ気になるという方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、顔まわりだけメンテナンスするという方法もあります。
特にレイヤーが入っているスタイルは、顔まわりが伸びるとデザインが崩れやすくなります。
小顔に見せたくてレイヤーを入れているのに、気づけば顔まわりの毛先がなくなってしまい、本来のシルエットが出せなくなっていることも。
顔まわりだけ整えるだけでも、全体の印象はかなり変わります。

「伸ばしています」は最初に伝えよう

そして一番大切なのが、伸ばしていることを最初に伝えることです。
美容師は、お客様の希望をもとにカットを考えます。
そのため、「伸ばしているので長さは変えたくありません」と最初に伝えてもらえると、その前提でデザインを組み立てることができます。
逆に何も伝わっていないと、「まとまりを良くするために少し切った方がいいかな」と判断されてしまう場合もあります。
せっかく頑張って伸ばしている髪が思ったより短くなってしまったら、お互いに悲しいですよね。
もちろん、美容師も確認しながら施術を進めますが、「伸ばしています」という一言があるだけで、認識のズレを防ぎやすくなります。
もし、その希望をしっかり伝えたにもかかわらず大きく長さが変わってしまったのであれば、それは遠慮せず担当の美容師さんに相談して大丈夫です。

きれいなロングヘアは「切らないこと」ではなく「整えながら伸ばすこと」
髪を伸ばすというと、とにかく切らないことを選択されがちです。
でも実際は、毛先を整えたり、必要な部分だけメンテナンスしたりしながら伸ばした方が、結果的にきれいなロングヘアへ近づけます。
美容室は髪を短くするためだけの場所ではありません。「きれいに伸ばすため」に通う場所でもあります。
今まさに髪を伸ばしている方は、ぜひ一度メンテナンスをしてみてください。
きっと、「こんなに扱いやすかったんだ」と毎日の変化を実感できるはずです。

