【それ嫌われる】良かれと思ってやっていない?お客様に「もうこのお店来たくない」と思われる会話の落とし穴

「お客様とたくさんお話をして、お店を楽しんでもらおう!」

そう思って、一生懸命フロアでコミュニケーションをとっているアシスタントや若手スタイリストの方は多いと思います。

でも、ちょっと待ってください。その頑張り、もしかするとお客様の心をゴリゴリ削って、「次から別のお店に行こう……」と思わせる原因になっているかもしれません。

実は、世の中のお客様の多くは、美容室に「おしゃべり」ではなく「静かで安心できる時間」を求めています。今回は、良かれと思ってやってしまいがちな、実は「嫌われてしまう会話のポイント」を分かりやすく解説します。

【10秒でわかる!】この記事のまとめ

よかれと思った「一生懸命なおしゃべり」が、お客様の心をゴリゴリ削っているかもしれません!

  • プライベートの質問はNG: 家族・恋愛・年齢の話は地雷の宝庫。質問は「髪のこと」だけに絞る!
  • スマホ・雑誌の邪魔をしない: 画面に集中しているお客様には「話しかけない」のが最高のおもてなし!
  • 主役はいつでもお客様: 自分の話や難しい専門知識を語るより、「聞き上手」に徹する!

美容室での「沈黙」は失敗ではありません。お客様の空気感に合わせて、居心地のいい空間を作れる美容師を目指しましょう!

目次

1. プライベートへの「質問攻め」や「地雷を踏む会話」

会話を途切れさせないようにと、次のような質問を自分からどんどん投げかけていませんか?

家族や友達のこと: 「ご兄弟はいるんですか?」「お休みの日は友達とどこか行くんですか?」

恋愛のこと: 「お付き合いされている方はいるんですか?」

年齢や容姿のこと: 「お若いのにしっかりされてますね」「お肌がすごく綺麗ですね!」

これが、実は一番嫌われる原因になりやすい最大の落とし穴です。

お客様には、人それぞれ色々な事情があります。もしかしたら家族との悲しい別れがあったばかりかもしれないし、恋愛の話が苦手かもしれない。褒め言葉のつもりで言った「若い」「お肌がキレイ」という言葉すら、相手にとってはプレッシャーやコンプレックスになることがあります。

お客様から「実は兄がいてね」と話してくれたことに対して「そうなんですね!」と広げるのは素敵ですが、美容師側からいきなり踏み込んでいい場所ではありません。

どうすればいい?

質問をするなら、お客様のプライベートではなく「今目の前にある髪の毛のこと」だけに絞りましょう。「普段、お家で乾かすときに気になるところはありますか?」という質問なら、お客様も傷つくことなく、安心して答えることができます。

2. お客様が「自分の世界」に集中しているのに話しかける

お客様が席に座った瞬間、渡されたタブレットで熱心に雑誌を読んでいたり、スマホをじっと見つめたりしていることがあります。

このときに、「その雑誌、面白いですよね!」「今何を見てるんですか?」と会話を割り込ませてしまうのはNGです。

お客様が何かに集中しているということは、「今は話しかけないで、自分の世界にいさせてね」という大切なサインです。そのサインを見落としておしゃべりを続けてしまうと、お客様は「ゆっくり本も読めないな……」と疲れてしまいます。

どうすればいい?

お客様が手元や鏡に集中しているときは、「話しかけないという最高のプレゼント」をしましょう。静かに、丁寧に技術を進めることこそが、そのお客様にとって一番嬉しい接客になります。

3. 美容師側の「自分の話」や「専門知識」を語りすぎてしまう

お客様と共通の趣味が見つかったとき、嬉しくなって「僕、この前そのライブに行ったんですよ!それでですね……」と、自分の話を長くしてしまうことはありませんか?

また、「このシャンプーの成分はですね!」と、難しい専門知識を熱弁してしまうのも要注意です。

お客様は、あなたの話を聞きにきているわけではありません。美容師側が主役になっておしゃべりを続けてしまうと、お客様は相槌を打つだけで疲れてしまい、「なんだか気が重い時間だったな」と感じてしまいます。

どうすればいい?

会話の主役は、いつでもお客様です。美容師は「きき上手」に徹しましょう。お客様が楽しそうに話してくれたことに対して、「そうなんですね!素敵ですね」と優しく受け止めるだけで、空間は十分に温かくなります。

まとめ|「沈黙」は失敗ではなく、最高のおもてなし

お話が途切れてシーンとなったとき、「何か喋らなきゃ!」と焦る必要はまったくありません。美容室での心地よい沈黙は、接客の失敗ではなく、お客様がリラックスしている証拠です。

本当に愛される美容師は、たくさんおしゃべりができる人ではなく、「この人は今、プライベートな話をしたいのかな?それとも髪のことに集中したいのかな?」と、お客様の心の温度に寄り添える人です。

明日からのフロアでは、言葉をたくさん投げかける代わりに、丁寧なシャンプーや優しいハサミの音で、お客様に「居心地のよさ」をプレゼントしてみてくださいね。

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