今回の薫のヘアメイクで目指したのは、ボクシングという過酷な世界に身を置く拓実とは対照的な、家族としての「日常感」と「健気な温かさ」です。お兄ちゃんを一途に応援する妹のリアルな表情を作るためのこだわりをお話しします。


水で濡らしたスポンジが叶える、乾燥に負けない「等身大の肌」
一番こだわったのは、ストーリーにスッと溶け込むようなナチュラルな肌質感です。 ちょうど乾燥が気になる季節の撮影ということもあり、「時間が経つと肌がポロポロして見えてしまう」のだけは絶対に避けたかったんです。
そこで、ベースには朝鮮美人やvim beautyを選び、スポンジを水で濡らして丁寧に叩き込むテクニックを使いました。LUNAのコンシーラーやfweeで気になる部分をカバーしつつ、徹底して潤いをキープ。このひと手間で、時間が経ってもヨレない、みずみずしく等身大の「日常の肌」を作り上げました。
タレ目をキリッと整え、涙を強調するアイメイク
薫のトレードマークである「兄を信じる強い眼差し」を表現するため、アイメイクには最も時間をかけました。 役者さん本来の目が優しいタレ目だったため、そのままでは少し弱気な印象になってしまうのが難しかったポイントです。
そこはCEZANNEのアイラインの角度や、Dasiqueのムードシャドウパレットのグラデーションの乗せ方を工夫し、芯のあるキリッとした目元へと調整しました。 さらに、一番のポイントは3ceのグリッターです。目の下に絶妙に仕込んだラメが、クライマックスで彼女が兄を想って涙ぐむシーンの切なさをぐっと強調し、映画的な美しい瞬間を演出してくれています。




ヘアとのバランスで魅せる、親しみやすい可愛さ
口元はhinceやロムアンドを重ねて、派手すぎないナチュラルな血色感をプラス。視聴者の方には、このメイクとヘアスタイル全体の絶妙なバランスにぜひ注目していただきたいです。
お母さんと一緒に、傷だらけの拓実を「世界一かっこいい」と迎える薫。彼女のピュアな明るさと、内に秘めた強い優しさが、このみずみずしいメイクから画面を通して伝われば嬉しいです!


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