「最近の新卒採用は、給与を上げて休みを増やさないと勝てない……」 そう頭を抱えているオーナーや採用担当者の方は多いかもしれません。しかし、当社新卒14名に「サロン選びで重視したポイント」を調査したところ、意外すぎる、そして希望に満ちた本音が見えてきました。
もちろん給与や休みも大切ですが、それ以上に彼らが求めている「価値」とは何なのか。アンケート結果を読み解きながら、これからの採用戦略のヒントを探ります。


「カリキュラム」と「仕事内容」への高い関心

今回の結果で最も注目すべきは、多くの学生が「カリキュラム」や「仕事内容(現場に行けるか、やりたいことができるか)」を1位や2位に挙げている点です。
「早く、正しく、上手くなりたい」という成長欲求
今の学生は、非常に効率を重視します。それは楽をしたいからではなく、「時間を無駄にしたくない」という思いの表れです。 「なんとなく先輩の背中を見て盗め」という曖昧な教育ではなく、「いつまでに何ができるようになるのか」が明確なカリキュラムがあるサロン。そこに彼らは、自分のプロとしての未来を投資したいと考えています。
「現場」や「ヘアメイク」への憧れは健在
「現場に行けるか」「やりたい仕事(ヘアメイクなど)ができるか」を重視する声も目立ちました。サロンワークの延長線上に、自分の憧れる世界が繋がっているか。単なる作業員ではなく、「表現者」としての可能性を感じられるかどうかが、強い引き金になっています。
「人間関係」と「雰囲気」は、もはや必須インフラ
ランキングの常連である「人間関係」や「お店の雰囲気」。これはもはや、選ぶ理由というより「それがないと選択肢にすら入らない」という必須条件になりつつあります。
今の学生は、サロンのSNS投稿からスタッフ同士の距離感を敏感に察知します。「あ、ここは上下関係が厳しそう」「ここは本当に仲が良さそう」という直感は、言葉以上に彼らの意思決定に影響を与えます。 着飾った言葉よりも、普段の営業中や練習風景で見える「誠実な関係性」こそが、最高の求人票になるのです。
「福利厚生」と「給与」は、安心の土台

もちろん、生活を支える条件面も上位に入っています。しかし、興味深いのは「1位:福利厚生、2位:給与」という並びが複数見られることです。
とにかく稼ぎたい!という野心よりも、社会保険の完備や住宅手当といった「長く健康に働き続けられる環境」を重視する、手堅い層が増えています。 「頑張れば100万稼げるよ!」という夢を語る前に、「まずは安心して一人暮らしができる最低限を保証するよ」というスタンスを見せる方が、今の学生の心には深く刺さるのかもしれません。
【まとめ】採用担当者が今、伝えるべきメッセージ
アンケート結果をまとめると、学生が求めているのは「自分を大切に育ててくれ、かつ安心して生活させてくれる場所」だと言えます。
- 教育の透明性
自慢のカリキュラムを、具体的に、分かりやすく提示する。 - キャリアの多様性
サロンワーク以外(撮影、ヘアメイク等)への挑戦権を見せる。 - 誠実な条件提示
派手な数字ではなく、嘘のない福利厚生と給与体系を説明する。
今回のデータは、決して「条件を良くしなくていい」と言っているわけではありません。 ただ、「条件だけで勝負しなくていい」という、採用側への勇気にもなる結果です。あなたのサロンが持つ「教える情熱」や「独自のこだわり」は、今の学生にしっかり届くはずです。
その熱意を、もっと具体的に、もっと誠実に伝えていきましょう。相思相愛の最高の新卒ちゃんに出会える日は、すぐそこです!


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