「美容師はお金がかかる」という噂、一度は聞いたことがありますよね。 アンケートでも「ウィッグ代や教材費がいくらになるか、事前に詳しく知っておきたかった……」という声がたくさん寄せられました。
ただ、ここで難しいのが、「どれくらいかかるかは、サロンによって180度違う」ということ。 「全部自分持ちだと思って覚悟してたのに、実は会社がサポートしてくれた!」というラッキーなケースもあれば、その逆も。
入社してから「こんなはずじゃなかった!」と泣かないために、教材費にまつわる「3つのパターン」と、その見極め方をお話しします。


「完全自己負担」のストイック系パターン

昔ながらの教育方針や、個人店に多いのがこの形です。
自分の道具は自分で揃えるのが当たり前
ウィッグ代はもちろん、練習で使う薬剤、カラーカップ、ハサミ、果ては外部講習の費用まで、すべて自分のお給料から支払います。 一見、手取りが減って辛そうに見えますが、「自分のお金で買った道具だからこそ、一滴の薬剤も無駄にせず大切に扱う」「元を取るために必死で練習する」という、強いプロ意識が育ちやすい環境でもあります。
<チェックポイント>
求人票に「教材費:実費」と書かれている場合はこのパターン。毎月2〜3万円ほどは「自分の成長のための積立」として、お財布に余裕を持っておく必要があります。
「一部補助・社内販売」のハイブリッド系パターン
今、最も多いのが会社が「安く」提供してくれるタイプです。
「ウィッグは1体までは会社支給、2体目からは社内販売価格(安価)で購入」「薬剤は練習用なら自由に使っていいけれど、モデルさんを染める時は自己負担」といった具合に、会社と個人で負担を分け合う形です。 完全に一人で背負うわけではないので、新人さんにとっては心理的にも金銭的にもバランスが良い環境といえます。
「会社が全額サポート」の福利厚生充実パターン

新卒採用に力を入れている大型サロンや企業系サロンなど、練習にかかるコストは「会社の投資」という考え方をしているところも増えています。
「デビューするまでのウィッグ代はすべて会社が負担します」「ハサミも無利子で分割OK」など、新人さんが技術習得に100%集中できる環境を整えてくれています。 手元にお金が残りやすいのが最大のメリットですが、その分「会社に育ててもらっている」という自覚を持ち、しっかり結果で恩返しする姿勢が求められます。
【失敗しないコツ】内定先がどのパターンか知る方法
一番確実なのは、内定後の懇親会やサロン見学の際に、「今のアシスタントの先輩方」に直接聞いてみることです。
- 「毎月、ウィッグは何体くらい買っていますか?」
- 「お給料から天引きされるものってありますか?」
この2点を聞くだけで、4月からの生活費のシミュレーションがぐっと正確になります。聞きにくいな……と思うかもしれませんが、生活がかかっている大事なこと。笑顔で「準備しておきたいので!」と伝えれば、先輩たちも優しく教えてくれますよ。
自分の将来のために投資するのか、会社のサポートを全力で活かすのか。 どちらにせよ、「自分のお財布事情を把握しておくこと」は、立派な社会人への第一歩です。 「なんとかなるさ」で済ませず、今のうちから少しずつ「美容師としてのマネープラン」を立ててみてくださいね。


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