美容師の住宅手当・家賃補助をチェック!求人票だけでは分からないサロン選びのポイント

美容学生の皆さんが就職先を探すとき、真っ先にチェックするのが給与と「福利厚生」ですよね。その中でも、一人暮らしを考えている人にとって「住宅手当(家賃補助)」があるかどうかは、サロン選びを左右する大きなポイントです。

「住宅手当があるから、このサロンに決めよう!」と飛びつく前に、ちょっとストップ。

実は、住宅手当にはサロンごとに支給条件があり、「住宅手当あり」と求人票に書いてあるだけでは、自分が実際にいくらもらえるのか分からないことがあります。

また、住宅手当だけでなく、基本給や交通費、教育費、道具代などを含めて考えると、別のサロンのほうが自分に合っているケースもあります。

これから一人暮らしを始める美容学生さんが、入社してから「こんなはずじゃなかった!」とならないために、住宅手当・家賃補助のチェックポイントと、後悔しないサロン選びの考え方を紹介します。

目次

美容師の住宅手当・家賃補助とは?

住宅手当とは、会社が従業員の住居にかかる費用を補助するために支給する手当のことです。

美容師の求人でも「住宅手当あり」「家賃補助あり」と記載されていることがあります。

ただし、住宅手当の金額や支給条件はサロンによって異なります。

「月2万円支給」と書いてあっても、誰でも無条件で2万円もらえるとは限りません。

そのため、求人票を見るときは「住宅手当があるか」だけではなく、「どんな条件なら支給されるのか」まで確認することが大切です。

美容師の住宅手当は支給条件を細かくチェック!

求人票に「住宅手当あり」と書いてあっても、全員がもらえるとは限りません。

ここを勘違いしていると、入社してから「えっ、もらえないの?」と青ざめることになります。

「距離制限」や「最寄り駅指定」はありませんか?

住宅手当には、住む場所について条件が設定されていることがあります。

たとえば、

  • サロンから○km以内
  • 最寄り駅から○駅以内
  • 指定された沿線に住んでいる
  • 勤務地から一定時間以内で通勤できる

などです。

多くのサロンでは、「お店から○km圏内」や「指定の沿線に住むこと」を条件にしています。

これは、遅くまで練習しても安全に帰れるように、というサロン側の配慮でもあります。

一方で、自分の住みたいエリアが支給条件から外れていると、住宅手当が支給されないこともあります。

「住宅手当があるから、このくらいの家賃の部屋に住める」と考える前に、自分が住みたい場所が支給条件に入っているかを確認しましょう。

「一人暮らし限定」か「世帯主」かも確認

「実家から通っているけれど、交通費の代わりに住宅手当をもらえるのかな?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、住宅手当は住居に関する手当なので、賃貸契約や世帯主であることなどが条件になる場合があります。

また、交通費と住宅手当が選択制になっているケースもあります。

つまり、「住宅手当2万円+交通費全額」だと思っていたら、「住宅手当を受け取る場合は交通費の支給額が変わる」ということも考えられます。

求人票に書かれている金額だけを見るのではなく、実際に毎月いくら手元に残るのかを確認しておきましょう。

※具体的な支給条件はサロンごとに異なるため、求人票や就業規則、採用担当者への確認が必要です。

美容師の住宅手当は「金額」だけで比較しない

「A店は住宅手当2万円、B店は住宅手当なし。じゃあA店のほうがお得だね!」

そう単純にいかないのが美容業界の面白い(怖い?)ところです。

住宅手当を見るときは、基本給や交通費なども含めた給与全体で比較することが大切です。

基本給とのトータルバランスを見る

住宅手当が手厚い代わりに基本給が低めに設定されている場合もあります。

給与の各種手当の扱いや賞与・時間外労働に関する計算方法は勤務先によって異なるため、「住宅手当があるから年収も高い」とは限りません。

逆に、住宅手当はなくても基本給が最初から高いサロンなら、結果的に受け取れる金額が多くなることもあります。

そのため、求人を見るときは、

  • 基本給はいくらか
  • 住宅手当はいくらか
  • 交通費はいくらまで支給されるか
  • その他の手当はあるか
  • 賞与はあるか
  • 昇給の仕組みはどうなっているか

などをまとめて確認しましょう。

目先の「住宅手当○万円」という数字だけではなく、給与全体のバランスを見るクセをつけることが大切です。

「手取り」で考えることも大切

求人票に記載されている給与は、基本的にそのまま全額が手元に残るわけではありません。

社会保険料や税金などが差し引かれるため、実際の手取り額は求人票の給与額より少なくなります。

一人暮らしをするなら、「家賃はいくらまでなら無理なく払えるか」を考えるためにも、給与の額面だけでなく、実際の手取りをイメージしておきましょう。

住宅手当以外の福利厚生もチェックしよう

「家賃補助がないから、このサロンは福利厚生が悪い」と決めつけるのは、まだ早いです。

サロンによっては、住宅手当を出さない代わりに、別の部分で美容師の生活や成長をサポートしている場合があります。

教育費や道具代をサポートしてくれる場合も

たとえば、シャンプーやカラーの練習で使うウィッグ代を負担してくれたり、ハサミの購入をサポートしてくれたりするサロンもあります。

ほかにも、

  • ウィッグ代の補助
  • 講習費の補助
  • ハサミなどの道具購入のサポート
  • 資格取得のサポート
  • 研修制度

など、技術習得に関する福利厚生があります。

新人美容師にとっては、技術を身につけるために必要なお金も決して小さくありません。

家賃補助がなくても、美容師として早く成長するための費用をサロンが負担してくれるのであれば、長い目で見ると大きなメリットになることがあります。

「生活の安定」と「成長」のどちらを重視する?

ここで大切なのは、どちらのサロンが絶対に良いという話ではありません。

一人暮らしをするなら、毎月の家賃負担を減らせる住宅手当は大きなメリットです。

一方で、これから美容師として技術を身につけるなら、教育制度や練習環境、講習費などへのサポートも重要です。

自分が「生活の安定」を重視するのか、「成長スピード」を重視するのか。

就職先を選ぶ前に、自分の優先順位を考えておきましょう。

一人暮らしをするなら「引っ越し費用」も確認!

住宅手当というと毎月の家賃補助をイメージしがちですが、一人暮らしを始めるときには、最初にまとまったお金が必要になります。

そこで確認しておきたいのが、引っ越しや入居時にかかる費用へのサポートです。

引っ越し費用や初期費用の補助はある?

サロンによっては、

  • 入社に伴う引っ越し費用の補助
  • 引っ越し業者の費用補助
  • 仲介手数料の割引
  • 社宅・寮の用意
  • 家具・家電付きの住居

などの制度が用意されている場合があります。

もちろん、すべてのサロンにあるわけではありません。

ただ、新卒で一人暮らしを始める場合、敷金・礼金や仲介手数料、引っ越し費用、家具・家電など、最初に大きなお金が必要になります。

毎月の住宅手当だけでなく、「一人暮らしを始めるときにどんなサポートがあるか」も確認しておくと安心です。

求人票だけで判断せず、サロン見学で確認しよう

求人票を読んでもよく分からないことがあれば、サロン見学や面接のときに聞いてみるのが一番確実です。

特に住宅手当は、求人票だけでは細かい条件まで分からないことがあります。

「お金のことを聞くのはちょっと気まずい……」と思う人もいるかもしれません。

でも、働き始めてから「思っていた条件と違った」となるほうが困ります。

サロン見学で聞いてみたい質問

いきなり「住宅手当はいくらですか?」と聞くのが気になるなら、こんな聞き方でもいいでしょう。

「一人暮らしをしているスタッフさんはどれくらいいますか?」

「皆さん、どのあたりに住んでいるんですか?」

「一人暮らしをする場合、住宅手当にはどんな条件がありますか?」

「住宅手当以外に、一人暮らしを始めるときのサポートはありますか?」

こうした質問をすれば、住宅手当の条件だけでなく、実際に働いているスタッフがどのような生活をしているのかも知ることができます。

可能であれば、求人票に書かれている内容だけでなく、実際にその制度を利用している先輩の話を聞いてみるのもおすすめです。

美容師の就職先は「住宅手当」だけで決めない

美容学生が就職先を選ぶとき、給与や住宅手当はもちろん大切です。

特に一人暮らしをする人にとって、毎月の家賃は大きな固定費になるため、住宅手当があることは生活を安定させる助けになります。

でも、それだけでサロンを決めてしまうのはおすすめできません。

たとえば、

住宅手当はあるけれど、基本給が低い。

住宅手当はないけれど、教育費やウィッグ代をサポートしてくれる。

住宅手当は高いけれど、住める場所が限定されている。

給与は良いけれど、通勤時間が長くなってしまう。

このように、条件を一つだけ見ていると、別の部分を見落としてしまうことがあります。

就職先を選ぶときは、

「給与」
「住宅手当」
「交通費」
「教育・練習環境」
「休日・勤務時間」
「通勤時間」
「実際に働いている人の雰囲気」

などをまとめて比較してみましょう。

住宅手当のチェックリスト

最後に、求人票やサロン見学で確認しておきたいポイントをまとめます。

給与・住宅手当

  • 住宅手当はいくら支給される?
  • 支給期間に決まりはある?
  • 一人暮らしが条件?
  • 世帯主であることが条件?
  • サロンからの距離や沿線に条件はある?
  • 交通費と住宅手当は両方もらえる?
  • その他の手当はある?
  • 基本給はいくら?

一人暮らしのサポート

  • 引っ越し費用の補助はある?
  • 仲介手数料などのサポートはある?
  • 社宅や寮はある?
  • 入居できる条件はある?

美容師としてのサポート

  • ウィッグ代の補助はある?
  • ハサミなどの道具代のサポートはある?
  • 講習費の補助はある?
  • 教育カリキュラムはどうなっている?
  • 練習時間や練習環境はどうなっている?

こうして一覧にしてみると、「住宅手当があるか」だけではなく、自分が美容師として働きながら生活していくために、どんなサポートが必要なのかが見えやすくなります。

一人暮らしをする美容学生へ|自分の生活を守れるサロンを選ぼう

お金のことは聞きにくいかもしれません。

でも、これから一人暮らしをして、美容師として働き続けていくなら、給与や福利厚生について知っておくことはとても大切です。

住宅手当があるサロンが良いサロンとは限りません。

反対に、住宅手当がないから福利厚生が悪いとも限りません。

大切なのは、自分にとって必要なサポートが何なのかを考えて、その条件に合うサロンを選ぶこと。

一人暮らしをするなら、毎月の家賃だけでなく、食費や光熱費、美容代、練習に必要な費用なども含めて生活を考えてみましょう。

そのうえで、求人票を確認し、分からないことはサロン見学や面接で聞いてみる。

「住宅手当があるから」という理由だけで決めるのではなく、長く美容師として働き続けられる環境かどうかまで考えてみてください。

自分の生活をしっかり守れるサロンを選んで、4月からの新生活を良いスタートにしていきましょう。

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