美容室は、老若男女問わず様々なお客様が訪れる場所です。特に社会人1年目は、たどたどしい言葉遣いからお客様に警戒心を与えてしまうこともあります。いち早くプロとしてのマナーを身につけ、お客様にリラックスしていただける「安心感」を提供できるようになりましょう。


基礎|接客の5大原則

お客様目線に立ったとき、どのようなスタッフであれば「また来たい」と思えるでしょうか。まずは基本となる5つの柱を意識しましょう。
笑顔は安心感の源です。怒っているような表情は相手に敵意を感じさせてしまいます。挨拶も、ただ言葉を発するのではなく、相手の目を見て「こんにちは」「いらっしゃいませ」と誠意を込めて伝えましょう。お客様の元を離れる際の「失礼します」の一言も忘れてはいけません。
身だしなみについては、流行を取り入れたお洒落を楽しむと同時に、清潔感が不可欠です。薬剤の汚れにはエプロンで対応し、髭や髪のメンテナンスも欠かさないようにしましょう。また、言葉遣いでは謙譲語を意識し、丁寧な「はい」という返事を徹底します。何より、ミスをした際に先輩からの注意を成長の糧として受け止める、誠実な態度がプロへの第一歩となります。
営業中|場面別の接客マナー

ヘルプに入る際や一人の時、状況に応じた立ち振る舞いが求められます。
ヘルプにつく際の接客マナー
スタイリストのヘルプでは、常にスタイリストを立てる意識を持ちましょう。会話を無理に奪う必要はありませんが、鏡越しにお客様の様子を伺い、リアクションを取ることで場を和ませます。「お薬が染みていませんか?」といった細やかな配慮も欠かさないようにしましょう。
一人の時の接客マナー
作業に集中すると無言になりがちですが、ポイントでお声掛けをすることで不安を解消します。万が一、アイロンで火傷をさせてしまうなどのトラブルが起きたら、すぐに謝罪して保冷剤を用意するなど最善を尽くし、必ずスタイリストへ報告・相談を行いましょう。
会話のコツ|目指せ!引き出し上手
人は「自分の話を聞いてもらえている」と感じた時に満足感を得るものです。自分ばかりが話すのではなく、お客様に楽しくお話ししていただくためのスキルを磨きましょう。
会話のきっかけ作りには「はい」か「いいえ」で答えられる「クローズドクエスチョン」が有効です。そこから一歩踏み込み、「なぜそう思われたのですか?」といった、考えを話していただく「オープンドクエスチョン」へ繋げると、会話はより深まります。
もし話題に困ったら、頭文字をとった「したしきなかに」を思い出してください。
し(趣味)
た(旅・食べ物)
し(仕事)
き(季節・気候)
な(仲間)
か(家族)
に(ニュース)
これらをフックにすれば、自然と質問が湧いてくるはずです。
プロとして差がつく!上達のチェックポイント
接客に「完成」はありません。3年目になっても正しい敬語が使えないということにならないよう、日頃から先輩の接客をよく観察し、良い部分をどんどん真似していきましょう。最初から完璧にできる人はいませんが、徐々に会話の数をこなすことで、あなたらしい接客スタイルが見つかります。
先輩からのメッセージ
「お客様は、あなたという『人』にも会いに来ています」 美容師は、お客様との距離が非常に近い仕事です。あなたの丁寧な言葉遣いや、誠実な態度は、必ずお客様に伝わります。
失敗を恐れず、たくさんのお客様とコミュニケーションを取ってみてください。「今日の会話、楽しかったな」と言っていただけるような、素敵な接客のプロを目指して、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう!


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