美容師国家試験を終え、憧れのヘアメイク業界へ一歩踏み出そうとしている皆さん。自分のメイクボックスやキャリーバッグの重さを測ってみたことはありますか?
実は、プロの現場に持ち込む機材一式を合わせると、総重量は約17キロにも達します。
ヘアメイク検定やパーソナルカラー検定など、たくさんの検定を持っていることが何よりの強みだと思いがちですが、実は採用担当者が注目する資格のひとつは「普通自動車免許」だったりするのです。
今回は、現場の第一線で活躍するプロが語る、美容学校では教えてくれない「自動車免許とあまりにリアルな関係」をお伝えします。17キロの機材を抱えて立ち尽くすか、スマートに現場を回すプロになるか。その分かれ道は、意外なところにありました。

想像してみてください。雨の日、バス停から徒歩15分の絶望を。
YouTubeやSNSで「現場バッグの中身紹介」を見て、「道具がたくさんあってプロっぽい!」とワクワクした人も多いはず。しかし、現実はもっと泥臭いものです。
17キロの機材を抱え、通勤ラッシュの電車に乗る申し訳なさと腕の限界。満員電車に乗っている人たちからの冷たい視線はなんともいたたまれないものです。
また、ロケ地は必ずしも駅近ではありません。「最寄りのバス停から徒歩15分」という現場もザラです。ある日は雨の中、ある日は炎天下の下、17キロの荷物を引きずって歩くことになります。
現場に着く前にMPを使い果たしてしまう。これが「免許なしアシスタント」が直面する最初の壁です。
「運転代われます!」は、技術100点よりも喜ばれる

撮影現場は戦場です。長時間の立ち仕事、目まぐるしく変わるライティング、そして撤収作業。全員がヘトヘトになった時、現場で最も「神様」に見えるのは、サッと車を回せるアシスタントです。
「帰り、僕(私)が運転しますよ!」と言えるだけで、先輩やメインのヘアメイクさんからの信頼は爆上がり。しかも、運転を代わっている間の車内は、憧れのプロと1対1で話せる「究極の教育の場」になります。
また、「機材を別のスタジオに届けてほしい」といった急ぎの案件に対応できる機動力は、そのまま「次の仕事への指名」に直結します。
【結論】なぜ「今」免許を取るべきなのか?

「働き始めてから取ればいいや」
その考えは、少し危険かもしれません。
- 入社後は時間が取れない
アシスタントとして働き出せば、日々の業務と練習で教習所に通う時間は物理的にゼロになります。実際、免許を取りたいと言ってはや5年が経過しているスタイリストも…。 - 採用担当の本音
技術はサロンに入ってから教えられますが、免許を教えることはできません。履歴書に「普通免許」があるだけで、現場への同行チャンスは劇的に増えます。 - 国試浪人中の逆転劇
もし国家試験に落ちてしまっても、この期間に免許を取れば、それは「ただの空白」ではなく「現場対応力を高めた準備期間」に変わります。
機動力は「チャンスを掴む力」
ヘアメイクの道具一覧を見ると、どれも欠かせない大切なものばかり。でも、それらを17キロの重荷にするか、車に積んで軽やかに現場へ向かうかは、あなたの「免許」次第です。
国家試験が終わった今こそ、教習所へ駆け込む絶好のタイミング。 「運転できます!」という最強の武器を携えて、憧れの業界への第一歩を踏み出してみませんか?

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