【美容学生】サロン見学で「リアル」を見抜く。後悔しないための、プロの視点と5つの逆質問

美容学校の1年目も中盤に差し掛かると、少しずつ「就職」の二文字が現実味を帯びてきます。気になるサロンをリストアップし、いざ「サロン見学」へ。でも、ただお店に行って、綺麗におしゃれをしてもらっただけで終わっていませんか?

サロン見学の目的は、お客様として「おもてなしを受けること」ではありません。そこが「自分が何年も修行し、成長していける場所かどうか」を冷徹に見極めることにあります。

「雰囲気は良さそうだったけど、実際はどうなんだろう……」 「面接でもないのに、何を聞けばいいのかわからない……」

そんな迷いを抱えるあなたへ。今回は、短時間の滞在でサロンの「本音」と「実態」を丸裸にするための視点と、最後に必ず聞かれる「質問はありますか?」に対する最強の逆質問をお伝えします。

目次

入店から5分でわかる「組織の健康度」

サロンに足を踏み入れた瞬間から、チェックは始まっています。内装の豪華さに目を奪われる前に、以下の「空気感」を感じ取ってください。

スタッフ同士の「見えないパス」

美容師の仕事はチームプレイです。

担当者だけでなく、バックヤードを通るスタッフや、シャンプー台にいるスタッフと目が合ったとき、自然な笑顔で会釈が返ってきますか?

誰かが忙しくなったとき、指示を待たずに周りがサッと動けていますか?

この「連携」がスムーズな店は、教育体制も整っていることが多いです。

「掃除」の行き届き方

鏡の前が綺麗なのは当たり前です。サロンのすみっこに注目してみましょう。

カット椅子の脚、ワゴンの下の段、そして何より「シャンプー台の周り」に水垢や古い毛が溜まっていないか。細部にまで美意識が宿っているサロンは、技術指導も丁寧な傾向にあります。

自分の未来を左右する「5つの逆質問」

サロン見学の最後、必ず聞かれるのが「何か質問はありますか?」という言葉。ここで「特にありません」と答えるのは、興味がないと言っているのと同じです。 現場のリアルを引き出し、かつ「この子、やる気があるな」と思わせる質問を5つ厳選しました。

①「今のアシスタントの方が、一番苦労していることは何ですか?」

「教育カリキュラムは何ですか?」と聞くより、ずっとリアルな答えが返ってきます。それに対してサロン側がどうサポートしているかを聞ければ、その店の「人間味」が見えてきます。

②「デビューまでの期間で、一番大切にしている『合格基準』は何ですか?」

期間(2年など)ではなく、「質」について聞くのがポイントです。「早さ」を重視しているのか、「正確さ」なのか、それとも「お客様との信頼関係」なのか。そのサロンの哲学がわかります。

③「SNS発信などは、個人の自由に任されていますか?それともルールがありますか?」

今の時代、非常に重要なポイントです。サロンとしてのブランディングが厳しいのか、個性を伸ばしてくれるのか。自分のやりたい発信とズレがないかを確認しましょう。

④「5年後、10年後も活躍し続けているスタッフには、どんな共通点がありますか?」

これは、そのサロンが考える「理想の美容師像」を問う質問です。その答えが、あなたのなりたい姿と重なっているかどうか。これが、長く働き続けられるかどうかの最大の分岐点になります。

⑤「今日、私がサロン見学に来るにあたって、スタッフの皆さんに何か共有されていましたか?」

少し高度な質問ですが、これが最も「風通しの良さ」を測れます。「学生さんが来るから、みんなで歓迎しよう」と共有されているサロンは、新人教育も組織全体で取り組んでくれるはずです。

サロン見学は「お見合い」である

覚えておいてください。サロン見学は、あなたが「選ばれる」場所であると同時に、あなたがサロンを「選ぶ」場所です。

有名なサロンだから、内装が可愛いから。そんな理由だけで選んで、半年で辞めてしまうのはあまりにももったいない。自分の直感を大切にしつつ、今日お話ししたような「プロの視点」を持って現場を見てください。

1年生の今からたくさんの現場を見ることは、あなたの「美容師としての審美眼」を養うことにも繋がります。 納得のいく居場所を見つけ、あなたが心からの笑顔でハサミを持てる日が来ることを、全力で応援しています!

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