【現場レポ】『先輩…!!』進藤編。前髪一つで魅せる「新入社員の1年」と、洗練された大人の肌作り

こんにちは!今回は、不器用で空回り気味だった新人が、自信に満ちた若手社員へと劇的な成長を遂げる物語『先輩…!!』から、主人公・進藤(しんどう)のヘアメイクを徹底解説します。

今回の最大の見どころは、劇中で描かれる「1年という月日」の経過を、いかに視覚的な説得力をもって表現するかという点。内面の変化を「スタイルチェンジ」に落とし込んだ、メイクアップの魔法を紐解きます。

目次

ヘアスタイル:重めの前髪から、光り輝く「アップバング」へ

進藤の成長を語る上で、最も雄弁なパーツとなったのが「ヘアスタイル」の演出です。ここでは前後半で対照的なアプローチが取られました。

【前半】「必死さと幼さ」が同居する新人スタイル

入社当初の進藤は、挨拶一つ取っても全力すぎて空回りしてしまう、良くも悪くも「余裕のない」状態。ここではあえて前髪を重めに残したダウンスタイルを採用しました。視界が少し遮られるような重めの前髪は、「周りがまだ見えていない」「自分の世界で精一杯」という彼の心理状態を象徴しています。

【後半】1年後の自信を纏った「スタイルチェンジ」

物語後半、1年が経ち、プレゼンを任されるまでに成長したシーンでは、前髪を潔く上げた「アップバング」へと大胆にチェンジしました!スタイリング剤には、エッジの効いた動きを作り出せるdance(ダンス)のワックスを使用。おでこを出し、顔の表情をはっきりと見せることで、河合先輩に「余裕が出てきたね」「かっこよくなった」と言わしめる、知的で頼もしい「仕事ができる男」のオーラを演出しました。

<注目ポイント>
「自分が周りにどう見られたいか考えられるようになった」というセリフ通り、前髪を上げるという選択自体が進藤の「自己プロデュース力」の目覚めを感じさせます。

ベースメイク:Diorとコスメデコルテで仕込む、オフィスの勝負肌

オフィスを舞台にした今作では、至近距離での会話やデスク越しのカットが多くなります。そのため、ベースメイクには「清潔感」と「リアルな質感」の両立が求められました。

<使用コスメ>
コスメデコルテのファンデーションを薄く伸ばし、気になる部分はDiorのコンシーラーでポイントカバー。仕上げにtfitのパウダーでテカリを抑えつつ、長時間働く会社員の「凛とした肌」を構築しました。

<プロのこだわり>
メイク担当者が「肌のナチュラル感を出すのが一番難しかった」と語る通り、実は「何もしていないように見えて、実は完璧に整っている肌」こそが、技術の差が出るポイントです。 現場では「少し白くなりすぎたかな」という懸念もあったようですが、その明るいトーンが、結果として前半の「必死すぎて気合が入りすぎた初々しさ」や、後半の「洗練されて垢抜けた清潔感」として見事に機能しています。

ポイントメイク:引き算の美学と「照れ」のリアリティ

進藤の「素直で一生懸命なキャラクター」を守るため、色味を足すメイクは極限まで削ぎ落とされました。

アイメイクはあえて施さず、KATEのアイブロウでキリッと自眉を整えるのみ。リップも保湿リップで自然な潤いを与える程度に留めています。 この徹底した「引き算」があるからこそ、ラストシーンで河合先輩に「顔赤くない?」とおでこを触られそうになり、耳まで熱くなる進藤のピュアな反応が、より鮮明に、より愛らしく視聴者の心に届くのです。

髪型が変われば、男は変わる

「髪型も変わって、進藤が成長した様子が伝わればいいなと思います」。 メイク担当者がそう語る通り、ヘアスタイルとベースメイクの連動によって、一人の青年が自信を纏い、一皮剥けていく過程が鮮やかに視覚化されました。

最初は重めの前髪越しに先輩を追いかけていた進藤が、最後は堂々と「ランチ行きませんか?」と誘えるようになる。その劇的な変化の裏側には、計算し尽くされたプロの「引き算と足し算」のバランスがありました。進藤くんの「かっこよくなった姿」、ぜひそのディテールまで注目してご覧ください!

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